一般図に隣接部材および隣接鉄筋を表示する
一般図では、図面またはビュー レベルのプロパティで隣接部材フィルターを使用して、どの部材が隣接部材であるかを定義できます。フィルター条件を満たしている部材は隣接部材として扱われます。隣接部材を機能させるために、通常の部材を対象とするフィルターも定義する必要があることに注意してください。
以下で説明する隣接部材の機能は、隣接鉄筋においても同様に機能します。このページの最後に、隣接鉄筋を対象とするフィルターの例があります。
フィルターを使用して通常の部材に該当する部材および隣接部材に該当する部材を定義すると、部材や隣接部材のプロパティを変更して、部材および隣接部材の表示方法を定義できます。
通常の部材 (柱) を青色で表示し、隣接部材 (梁) を赤色で表示する方法について単純な例を使用して説明します。必要なフィルターを作成し、部材や隣接部材のプロパティを変更する必要があります。
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開いている一般図で、図面の背景をダブルクリックし、[一般図プロパティ] を開きます。
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[一般図 - フィルタープロパティ] ダイアログ ボックスを開くには、[フィルター] をクリックし、柱を対象として [部材 - 名前] および [オブジェクト - オブジェクト タイプ] によるフィルターを作成し、[変更] をクリックします。
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[一般図 - 部材プロパティ] ダイアログ ボックスに移動するには、[部材] をクリックして、[塗りつぶし] タブで塗りつぶしを選択し、塗りつぶし色を青色に設定したうえで、[変更] をクリックします。
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[一般図 - 隣接部材フィルタープロパティ] ダイアログ ボックスを開くには、[隣接部材フィルター] をクリックし、梁を対象として [部材 - 名前] および [オブジェクト - オブジェクト タイプ] によるフィルターを作成し、[変更] をクリックします。
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[一般図 - 隣接部材プロパティ] ダイアログ ボックスを開くには、[隣接部材] をクリックして次の操作を行います。
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[表示・非表示] タブで、[隣接部材] を [範囲指定] に設定します。
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[塗りつぶし] タブで、塗りつぶしタイプを選択し、塗りつぶし色を赤に設定します。
隣接部材フィルターを定義しなかった場合、一般フィルターによって除外されたすべての表示オブジェクトが自動的に隣接部材として扱われる点に注意してください。
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[変更] をクリックします。
部材は青色で、隣接部材は赤色で表示されるようになりました。
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一般図で隣接部材を表示しない場合、部材フィルターを使用して通常の部材を定義/選択した後、[一般図 - 隣接部材プロパティ] に移動し、[表示・非表示] タブで [隣接部材] を [なし] に設定します。
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オブジェクト レベル設定でも隣接部材を定義できます。
隣接部材および隣接鉄筋フィルターの例
隣接部材および隣接鉄筋の両方を対象とするフィルターの例を以下で説明します。