階段室・エレベータシャフト (90)
[階段室・エレベータシャフト (90)] では、設計段階で構造を表す長方形の階段室またはエレベータ シャフトが作成されます。
構造物のディテールを作成する際にシーム、ジョイント、補強を適用して、階段室またはエレベータ シャフトのディテールを完成することができます。このコンポーネントでは、階段を作成するためにRC 階段 (65)のコンポーネントを使用します。
作成される部材
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壁のパネル
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踊り場 (オプション)
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一続きの階段 (オプション)
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屋根スラブ (オプション)
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開口部 (オプション)
使用場所
状況 |
詳細 |
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デフォルトのオプションを使用して作成された4つの床の上の階段室。 図に示すように、ピックした点と [階段・踊り場] タブでの寸法によって、階段室の長さが決まります。 壁は、1つ以上のプレキャスト コンクリート パネルで構成されます。 1 最初にピックした点 2 2番目にピックした点 |
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階段室には必ず1階と最上階が含まれます。その他の階の数は、[平面図] タブの [レベル] フィールドで指定します。この階段室には、その他の階が2つ追加されているため、合計4階となります。 1最上階 2その他の階 3その他の階 41階 |
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[階段・踊り場] タブの [タイプ] フィールドで、すべての階に対して [エレベータシャフト] オプションを選択して作成したエレベータ シャフト。 |
制限事項
フロアの間隔は最低200mm以上が必要です。
指示順番
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[平面図] タブで、[位置] オプションにチェックマークを付けます。デフォルトでは、壁3と壁4の中間にあります。
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壁3の位置を示す点をピックします。
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壁3の位置を示す点をピックします。
[平面図] タブ
階段室またはエレベータ シャフトのプロパティを定義するには、[平面図] タブを使用します。
階数と階高を定義するには、以下のように、[レベル] フィールドに各階の床面高さを入力します。
たとえば、次のように負の床面高さを定義することもできます。
次の米国フィート・インチ環境の例のように、乗数を使用して多数の階を定義することもできます。
Tekla Structures では、階段室全体の高さを計算するのにも、これらの値を使用します。
階段室またはエレベータ シャフトを作成するには、モデル内の2つの点をピックします。[位置] フィールドを使用して、これらの点を基準とした階段室またはエレベータ シャフトの位置を定義します。次のオプションがあります。
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中間 (デフォルト)
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左
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右
選択した位置からのオフセット距離を入力します。ここでは、オフセットは壁の中間を起点とします。
階段室またはエレベータ シャフトの全体長さと全体幅を手動で定義するには、次の値を入力します。
L - 全体長さ
W - 全体幅
両方のフィールドを空白のままにすると、Tekla Structures ではピックされた点に基づいて、これらの寸法を自動的に計算します。
説明 | |
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1 | 最初にピックした点。 |
2 | 2番目にピックした点。 |
3 | 全体幅 W |
4 | 全体長さ L |
[階段・踊り場] タブで定義した寸法は、自動計算または手動で入力した全長または全幅よりも優先される可能性があります。
[開口] タブ
各壁パネルおよび1階、その他の階、および最上階の開口部寸法を定義するには、[開口部] タブを使用します。
各壁には、開口部が1つあるか、まったくない場合があります。
[階段・踊り場] タブ
階段と踊り場のプロパティおよび寸法を定義するには、[階段・踊り場] タブを使用します。
[タイプ] リストからエレベータ シャフトを作成する場合に選択します。
[属性] タブ
壁、階段、および踊り場の基本的な部材プロパティを定義するには、[属性] タブを使用します。
1階、その他の階、および最上階のRC 階段 (65)のコンポーネントから保存済みプロパティを使用することもできます。
オプション |
説明 |
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マーク |
正しいナンバリングを確実に設定するには、階段部材の部材マークの頭文字と開始番号を定義します。 2行目に階段部材の製品マークを入力します。 |
材質 |
材質を指定します。 |
名前 |
図面およびレポートに表示される名前を指定します。 |
[クラス] |
部材のクラス番号を定義します。 |