基準点の改良点
プロジェクト調整のために測量座標系を使用してコラボレーションしているユーザーが、時間を節約して潜在的なエラーを最小限に抑えることができるように、新しい基準点コントロールが導入されました。複数のモデルで同じ基準点設定を使用し、基準点をロックして不要な変更を防ぐことができます。加えて、基準点に名前を指定せずに保存することはできなくなりました。
基準点の設定の保存と読み込み
基準点の設定を保存して読み込むことができるようになりました。この方法によって、同じ基準点の設定を複数のモデルで使用できます。これを行うには、[基準点] ダイアログ ボックスで設定に新しい名前を付けて [保存する] ボタンをクリックすることにより設定を保存し、設定ファイル <settings name>.basePoint.json を現在のモデル フォルダーの下の \attributes フォルダーから、基準点の設定を使用するモデルの下の \attributes フォルダーにコピーします。
設定は、プロジェクト フォルダーおよび企業フォルダーでも使用できます。基準点の設定ファイルを企業フォルダーおよびプロジェクト フォルダーの下の \attributes フォルダーにコピーします。
この改良点は、Tekla Structures 2022 SP4 で既に導入されていました。
基準点のロック
同じモデルで作業している他のユーザーによる不要な変更を防ぐため、基準点をロックできるようになりました。これを行うには、基準点名の横にある [ロックと解除] ボタンをクリックします。ボタンがに 変わります。基準点のロックを解除するには、ボタンを再度クリックします。
基準点の名前が必須に
[基準点] ダイアログ ボックスで、新しい基準点に名前を付けずに保存することはできなくなりました。これにより、すべてのユーザーにとって基準点情報がより明確になります。以前は、モデル内に名前のない基準点が複数存在し、混乱が生じたことがありました。