RC 階段 (65)

Tekla Structures
2023
Tekla Structures

RC 階段 (65)

[RC階段 (65)] では、オプションの踊り場、リッジ、側桁、滑り止めプロファイル、およびキックプレート プロファイルを使用したプレキャスト階段を作成します。5種類のステップ形状と、ステップの丸みのあるエッジまたは角処理されたエッジを作成するオプションが用意されています。

作成されるオブジェクト

  • 階段

  • 踊り場

  • リッジ

  • 側桁

  • 滑り止め

  • キックプレート

適用

状況

説明

以下を備えた階段

  • 四角のステップ形状

  • 両側の側桁

  • 上部と下部の踊り場

以下を備えた階段

  • 角処理されたステップの角

  • 両側のリッジ

以下を備えた階段

  • 丸められたステップの角

  • 滑り止めプロファイル

  • 下部の踊り場

以下を備えた階段

  • 四角のステップ形状

  • 丸められたステップの角

  • 両側のリッジ

  • 滑り止めプロファイルとキックプレート プロファイル

選択順序

選択順序は、[階段U板] タブで選択した [作成方法] オプションによって異なります。

[作成方法][標準] に設定されている場合、選択順序は次のとおりです。

  1. 階段の始点を示す1つ目の点をピックします。

  2. 階段の方向を示す2つ目の点をピックします。

    階段が自動的に作成されます。

部材の識別キー

部材

1

踊り場

2

側桁

3

リッジ

4

キックプレート

5

ステップ

6

滑り止め

[階段U板] タブ

階段の作成方法と階段の寸法を指定するには、[階段U板] タブを使用します。

作成方法

オプション

説明

作成方法

階段の作成方法を選択します。[作成方法] では、階段を作成するときにピックする必要がある点の数と各点を指定します。

  • デフォルト

    2つの入力点の間の垂直距離を使用して、段数が自動的に計算されます。

  • [1点 - N & L & H]: N、L、およびH (段数、ステップの長さ、およびステップの高さ) を指定します。

  • [2点 - N & L]: NとLを指定します。

    2つの入力点の間の垂直距離を使用して、ステップの高さが自動的に計算されます。

  • [2点 - N & H]: NとHを指定します。

    2つの入力点の間の水平距離を使用して、ステップの長さが自動的に計算されます。

  • [2点 - L & H]: LとHを指定します。

    2つの入力点の間の垂直距離を使用して、段数が自動的に計算されます。

  • [2点 - N]:Nを定義します。

    2つの入力点の間の水平および垂直距離を使用して、ステップの高さと長さが自動的に計算されます。最上段の長さを定義できます。

[段数, N]

[2点 - L & H] オプションを選択しない場合に、段数を指定します。

位置

ピックした点をつなぐ線を基準とする階段の水平位置を指定します。

距離

ピックした点をつなぐ線から水平方向に階段を移動する距離を入力します。この寸法は、選択した [位置] オプションの影響を受けます。

回転

ステップをつなぐ線と選択した点をつなぐ線の間の角度を指定します。

キャスト ユニット種別

キャスト ユニット タイプを選択します。

  • プレキャスト

  • 現場打ち

階段の寸法

説明

1

2

ステップの高さ。

ステップの長さ。

3

4

最上段の長さ。

最上部のステップの高さ。

5

最上段のハンチの幅。

6

ハンチから階段の下面までの傾斜。

7

スラブの厚み。

8

階段の下面の角処理。

9

10

角処理または半径の値。

11

最下段の高さ。

12

階段脚部の高さ。

13

階段の底部の角処理。

14

脚部先端から脚部基部までの傾斜。

15

最下部のカットの長さ。

16

階段の最下部の長さ。

17

側桁を含めた階段の幅。

最上段の作成

階段の最下部に0段目を作成するかどうかを指定します。

[ステップ形状] タブ

ステップの形状を定義するには、[ステップ形状] タブを使用します。

すべてのステップ/最上段-別

ステップの形状を選択します。[最上段-他と同じ][いいえ] に設定した場合は、最下部の0段目の形状を指定できます。

オプション

説明

デフォルト

ステップ形状オプションの下のリストから、寸法と角度のどちらを入力するかを選択します。

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

垂直のステップ

上部が垂直、下部が傾斜

2つの寸法を入力します。

上部が傾斜、下部が垂直

垂直寸法を入力し、角度と水平寸法のどちらを入力するかを選択します。

最上部と最下部が垂直

2つの垂直寸法を入力し、角度と水平寸法のどちらを入力するかを選択します。

ステップの正面エッジの形状を選択し、必要な寸法を入力します。

  • デフォルト

  • [半径]: 丸みのあるエッジを作成します。

  • [角処理]: 角処理したエッジを作成します。

  • [いいえ]: 角張ったエッジを作成します。

(

ステップの内角の形状を選択し、必要な寸法を入力します。

  • デフォルト

  • [半径]: 丸みのある内角を作成します。

  • [角処理]: 角処理した内角を作成します。

  • [いいえ]: 角張った内角を作成します。

[踊り場] タブ

上部と下部の踊り場を作成するには、[踊り場] タブを使用します。

踊り場の生成

踊り場を1つ作成する、2つ作成する、または作成しないことを指定します。

踊り場の寸法と拡張部分

説明

1

2

下部の踊り場の厚さ。

下部の踊り場の長さ。

3

4

上部の踊り場の長さ。

上部の踊り場の厚さ。

5

7

下部踊り場の左右の拡張部分の寸法。

6

8

上部踊り場の左右の拡張部分の寸法。

[リッジ] タブ

階段の両側または片側に水平/鉛直リッジを作成するには、[リッジ] タブを使用します。

寸法

説明

1

2

鉛直リッジの厚さ。

鉛直リッジの幅。

3

4

水平リッジの幅。

水平リッジの厚さ/高さ。

水平リッジ

部材

説明

作成

水平リッジを作成するかどうかを指定します。

最上段で作成

階段の最下部に水平リッジを作成するかどうかを指定します。

このオプションは、[作成] オプションと同様に機能します。

内角丸み

1

内角丸みのタイプを選択し、必要な寸法を入力します。

角処理

2

階段角処理のタイプを選択し、必要な寸法を入力します。

勾配

3

勾配を角度または寸法で設定します。勾配によってリッジに傾斜が付けられます。

最上段の角処理

0 段目に角処理を作成するかどうかを指定します。

最上段と0段目のリッジ

階段の最上段と0段目の水平リッジの長さを指定します。0段目を作成しない場合は、鉛直リッジが階段の下部レベルまで維持されます。

鉛直リッジ

部材

説明

作成

鉛直リッジを作成するかどうかを指定します。

勾配

勾配を角度または寸法で設定します。勾配によってリッジに傾斜が付けられます。

[桁] タブ

階段の左側、右側、または両側に側桁とリッジを作成するには、[側桁] タブを使用します。

部材

部材

説明

側桁の作成

側桁を作成するかどうかを指定します。

最上段作成

上部リッジを作成するオプションを選択します。

最下段作成

下部リッジを作成するオプションを選択します。

勾配

桁の内面を傾斜させます。

勾配は、角度また寸法を使用して指定できます。

内角丸み

桁の内側のエッジを角処理するかどうかを指定します。

外角丸み

桁の外側のエッジを角処理するかどうかを指定します。

縦桁高さ

側桁の高さを決定する方法を指定します。

寸法

説明

1

桁の下部リッジの高さ。

2

最下段からの下部リッジの水平オフセット。

3

桁の上部リッジの高さ。

4

桁の幅。

5

ステップのエッジと桁のエッジの高さの差 (ステップのエッジから側桁のエッジまでの垂直距離)。

この寸法は、[側桁高さ][高さの差] に設定されている場合に入力できます。

6

側桁の全体高さ。

この寸法は、[側桁高さ][標準] または [全体高さ] に設定されている場合に入力できます。

[滑り止め/キックプレート] タブ

滑りにくい面を作成するには、[滑り止め] タブと [キックプレート] タブを使用します。

部材

部材

説明

滑り止め生成

キックプレートの作成

滑り止めまたはキックプレートを作成するかどうかを指定します。

最上段に滑り止めを作成

0段目に滑り止めを作成するかどうかを指定します。

切り取り部の作成

滑り止めプロファイルで切り取り部を作成するかどうかを指定します。

デフォルトでは、切り取り部は作成されません。

キャスト ユニットに含める

滑り止めまたはキックプレートをキャストユニットに含めるかどうかを指定します。

プロファイル

滑り止めプロファイルまたはキックプレート プロファイルをプロファイル カタログから選択して定義します。

回転

滑り止めプロファイルまたはキックプレート プロファイルの回転オプションを選択します。

滑り止め/キックプレートの位置

説明

1

2

ステップの左端から滑り止めまたはキックプレートまでの距離。

ステップの右端から滑り止めまたはキックプレートまでの距離。

説明

1

ステップの正面エッジからの距離。

2

滑り止めまたはキックプレートの深さ。

[属性] タブ

さまざまな階段部材のプロパティを制御するには、[属性] タブを使用します。

部材のプロパティ

オプション

説明

デフォルト

マーク

部材マークの頭文字および開始番号

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

材質

材質の等級。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

名前

図面およびレポートに表示される名前。

[クラス]

部材クラス番号。

[ユーザー定義情報] タブ

作成した部材に関する追加情報を提供するには、[ユーザー定義情報] タブを使用します。

ヒント:

ユーザー定義情報では、大文字と小文字が区別されます。objects.inpファイルで、属性情報の正しいスペルを確認してください。

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