フィルター テクニック
条件に括弧と [かつ/また (AND/OR)] オプションを使用して、必要に応じて複雑なフィルターを作成できます。
条件
条件を使用して、フィルター基準が互いにどのように関連するかを定義します。フィルターを作成すると、モデルまたは図面に何を表示させる (選択可能にする) かを定義することになります。したがって、「コンポーネント名が ガセット を含まない」と入力すると、Tekla Structures に対して、名前に「ガセット」という語が含まれないすべてのコンポーネントを表示するよう指定することになります。このように入力すると、Tekla Structures によって、名前に「ガセット」という語が含まれるすべてのコンポーネントが非表示になります。
条件 |
説明 |
---|---|
= (Equal) |
フィルターの値が検索結果と完全に一致する必要がある場合、この条件を使用します。 たとえば、「部材名が BEAM と等しい」といった条件を指定できます。 |
≠ (等しくない) |
入力した値が含まれるオブジェクトを除外します。 たとえば、「部材プロファイルが BL200*20 と等しくない」という条件を指定すると、プロファイルが BL200*20 のオブジェクトが Tekla Structures によって表示 (または選択) されなくなります。 他のオブジェクトは表示 (選択) されます。 |
次で始まる |
入力した値で始まるすべてのオブジェクトが検出されます。 たとえば、「コンポーネント名が purlin で始まる」といった条件を指定できます。 |
次で始まらない |
入力した値で始まるオブジェクトを除外します。 たとえば、「コンポーネント名が shear で始まらない」という条件を指定すると、名前が「shear」という語で始まるオブジェクトが Tekla Structures によって表示 (または選択) されなくなります。 他のオブジェクトは表示 (選択) されます。 |
次で終わる |
入力した値で終わるすべてのオブジェクトが検出されます。 たとえば、「コンポーネント名が plate で終わる」といった条件を指定できます。 |
次で終わらない |
入力した値で終わるオブジェクトを除外します。 たとえば、「コンポーネント名が angle で終わらない」という条件を指定すると、名前が「angle」という語で終わるオブジェクトが Tekla Structures によって表示 (または選択) されなくなります。 他のオブジェクトは表示 (選択) されます。 |
次を含む |
入力した値を含むすべてのオブジェクトが検出されます。 たとえば、「コンポーネント名が plate を含む」という条件を指定すると、base plate および shear plate simple が検出されます。 |
次を含まない |
入力した値が含まれるオブジェクトを除外します。 たとえば、「コンポーネント名が gusset を含まない」という条件を指定すると、名前に「gusset」という語が含まれるオブジェクトが Tekla Structures によって表示 (または選択) されなくなります。 他のオブジェクトは表示 (選択) されます。 |
> (Greater than) |
入力した値より大きいすべてのオブジェクトが検出されます。 たとえば、「テンプレート属性 このプロパティは、部材の開始番号、クラス、フェーズ、 |
≧ (Greater or equal) |
入力した値に一致する、または入力した値より大きいすべてのオブジェクトが検出されます。 このプロパティは、部材の開始番号、クラス、フェーズ、 |
< (Less than) |
入力した値より小さいすべてのオブジェクトが検出されます。 このプロパティは、部材の開始番号、クラス、フェーズ、 |
≦ (Less or equal) |
入力した値に一致する、または入力した値より小さいすべてのオブジェクトが検出されます。 このプロパティは、部材の開始番号、クラス、フェーズ、 |
次より以降 |
日付にのみ使用できます。 定義されている日付より後の日付を入力する必要があります。 たとえば、「オブジェクトの承認日が 4/10/2017 より後」といった条件を指定できます。 |
次と一緒または以降 |
日付にのみ使用できます。 定義されている日付以降の日付を入力する必要があります。 |
次より以前 |
日付にのみ使用できます。 定義されている日付より前の日付を入力する必要があります。 たとえば、「オブジェクトの承認日が 2/18/2017 より前」といった条件を指定できます。 |
次と一緒または以前 |
日付にのみ使用できます。 定義されている日付以前の日付を入力する必要があります。 |
[かつ/また (AND/OR)] オプション
複数の行で構成されるフィルター ルールを作成する場合、[かつ/また (AND/OR)] オプションを使用します。
オプション |
説明 |
---|---|
かつ(AND) |
両方の値に一致するオブジェクトを検出する場合に使用します。 [カテゴリー] 設定が異なるオブジェクト間でフィルター ルールを作成する場合は、必要に応じて [かつ(AND)] オプションを使用して、ルールの複雑化に伴う潜在的な問題を回避してください。 |
または (OR) |
いずれかの値に一致するオブジェクトを検出する場合に使用します。 |
空白 (= かつ (AND)) |
空白は、かつ(AND) と同じ意味を持ちます。 |
括弧
一重、二重および三重括弧を使用して、より複雑なフィルター ルールを作成できます。
例 1: 最初のフィルター ルールと後の 2 つのルールのいずれかに一致するオブジェクトを検出するには、「A かつ (B または C)」という形式を使用します。
例 2: 最初の 2 つのルールの両方または 3 番目のルールに一致するオブジェクトを検出するには、「(A かつ B) または C」という形式を使用します。