シーケンサー

Tekla Structures
2023
Tekla Structures

シーケンサー

シーケンスを作成したり、部材に連番を割り当てるには、[シーケンサー] ツールを使用します。

さまざまな用途に応じて複数のシーケンスを定義でき、部材は同時に複数のシーケンスに属することができます。たとえば、建て方手順を作成して、部材の架設順序を定義できます。

[シーケンサー] は、部材のユーザー定義情報 (UDA) にシーケンス番号を割り当てることで機能します。後でシーケンス番号を表示して変更するには、最初にシーケンス番号を割り当てる新しいユーザー定義情報を作成する必要があります。

制限事項

シーケンサー は参照モデル内のオブジェクトに対しては機能しません。

シーケンスの作成

  1. まず、シーケンス番号を割り当てるユーザー定義情報 (UDA) を作成 します。

    objects.inp ファイルで、Part attributes セクションを検索して新しいユーザー定義情報 (UDA) を追加します。value_typeinteger で、field_format%d である必要があります。

    例:

    attribute("SEQUENCE_1", "Sequence 1", integer, "%d", no, none, "0.0", "0.0")

  2. Tekla Structures で [管理] タブに移動し、[シーケンサー] をクリックします。

    [シーケンサー設定] ダイアログ ボックスが開きます。

  3. [シーケンス名] で、シーケンスの名前を入力します。シーケンス名は、objects.inp ファイルで定義された UDA の名前と全く同じである必要があります。

    たとえば、SEQUENCE_1 のようになります。

  4. [適用] をクリックします。
  5. シーケンスに含める部材を選択します。

    最初の部材にシーケンス番号 1、2 番目の部材には 2 と、順番に付番されます。

    [シーケンサー設定] ダイアログ ボックスには、[シーケンス名] ボックスで入力したシーケンスが一覧表示されます。[最大数] は、選択したシーケンスで使用されている最も大きい数字を表示します。

    シーケンスに既に含まれている部材を選択すると、 Tekla Structures 既存の番号を上書きするかどうかを確認するメッセージが表示されます。[はい] をクリックすると、Tekla Structures によって次に利用可能な番号が部材に付けられます。

  6. シーケンスへの部材の追加を終了するには、右クリックして [中断] を選択するか、Esc キーを押します。

シーケンスへの部材の追加

既存のシーケンスの末尾に新しい部材を追加できます。シーケンスの途中に部材を追加する場合は、シーケンス全体を再定義する必要があります。

  1. [管理] タブで、[シーケンサー] をクリックします。
  2. リストからシーケンス名を選択します。
  3. [OK] または [適用] をクリックします。
  4. シーケンスに追加する部材を選択します。
  5. シーケンスへの部材の追加を終了するには、右クリックして [中断] を選択するか、Esc キーを押します。

部材のシーケンスの確認

[オブジェクト情報を表示] コマンドを使用すると、部材のシーケンス名と番号を確認することができます。

  1. リボンで、[オブジェクト情報を表示] をクリックします。
  2. 部材を選択します。

    Tekla Structures で部材のプロパティが表示されます。シーケンス名と番号は [ユーザー定義情報] の下に表示されます。例:

部材のシーケンス番号の変更

部材のユーザー定義情報 (UDA) に割り当てられたシーケンス番号を変更できます。

  1. 部材をダブルクリックし、プロパティ パネルに部材プロパティを開きます。
  2. [その他] をクリックします。

    現在のシーケンス番号は、シーケンス番号を割り当てた UDA の横に表示されます。たとえば、Sequence 1 のようになります。

  3. シーケンス番号を変更します。
  4. [変更(M)] をクリックします。

シーケンスの削除

  1. [管理] タブで、[シーケンサー] をクリックします。
  2. リストからシーケンス名を選択します。
  3. [削除] をクリックし、[はい] をクリックします。
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