ASCII ファイルの記述

Tekla Structures
2023
Tekla Structures

ASCII ファイルの記述

import.asc ファイルでは、1 つの部材が 8 行で記述されます。転送する部材ごとにこれらの行が繰り返されます。単位は常にミリメートルであり、区切り文字として空白が使用されます。

梁部材の記述例を以下に示します。

説明

行 1

4169 HEA300 1 = ID プロファイル タイプ

  • ID (4169): 一意の ID (整数)

  • PROFILE (HEA300): プロファイル名 (文字列)

  • TYPE (1): プロファイル タイプ (整数)

使用できるプロファイル タイプは次のとおりです。

0 = 自由断面 (データベースにない特殊なプロファイルに使用可能)

1 = I プロファイル

2 = 溶接された中空プロファイル (HK、HQ)

3 = U プロファイル

4 = L プロファイル

5 = 棒鋼

6 = ラウンド チューブ

7 = 角鋼管 (RHS、P)

8 = T プロファイル

9 = 角鉄筋 (FL、PL)

10 = Z プロファイル

11 = C プロファイル

12 = オメガ プロファイル

13 = シグマ プロファイル

14 = 手摺材

16 = 鉄筋 (DH)

行 2

行 2 の内容は、部材のプロファイルによって異なります。

  • ポリゴン プレート:

    N_POINTS COORDINATES

    N_POINTS: タイプ 0 のプロファイルの場合。

    COORDINATES: 角となる点の数 (整数)

    平面の角の X 座標と Y 座標 (浮動小数点数)。回転方向は時計回りです。座標は全体座標系に従います。Z 座標値は、板厚方向の中心線から取得されます。

    行 2 はファイル内で複数の行に分割されている場合があります。

  • プロファイル:

    プロファイル タイプ 116 では、この行に断面の物理的寸法が含まれます。

    HEIGHT S W1 T1 W2 T2: 290.000000 8.500000 300.000000 14.000000 300.000000 14.000000

    • HEIGHT 290.000000: 断面の高さ

    • S 8.500000: ウェブ厚

    • W1 300.000000: 上フランジの幅

    • T1 14.000000: 上フランジの厚さ

    • W2 300.000000: 下フランジの幅

    • T2 14.000000: 下フランジの厚さ

行 3

A/6 BEAM = マーク 名前

  • MARK (A/6): 部材の位置マーク (文字列)

  • NAME (BEAM): 部材名 (文字列)

行 4

S235JR S235JR = 材質

部材の材質 (文字列)

行 5

0.000000 = 回転

梁のローカル X 軸回りの回転角度 (度単位)

行 6

16.500000 24000.000000 4855.000000 = X1 Y1 Z1

梁の始点の座標。Z 座標値は中心線の座標値です。

行 7

6000.000000 24000.000000 4855.000000 = X2 Y2 Z2

梁の終点の座標。Z 座標値は中心線の座標値です。

行 8

16.500000 24000.000000 5855.000000 = X3 Y3 Z3

ローカル Z 軸の方向を示す方向ベクトル。

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