モデル オブジェクトの選択
多くの Tekla Structures コマンドでは、オブジェクトを選択する必要があります。単体で選択するか、範囲で選択することができます。Tekla Structures によって、選択したオブジェクトがハイライトされます。ステータス バーの右下隅に、選択されたオブジェクトおよびハンドルの数が表示されます。例:
さまざまなコマンドと方法を使用して、オブジェクトを選択します。選択できるオブジェクトのタイプを制御するには、選択ツールバーと選択スイッチ を使用します。
1 つのオブジェクトの選択
直接変更 がオンになると、オブジェクトの寸法と寸法線は常に非表示になります。その場合、直接変更の寸法のみが表示されます。これにより、どの寸法を編集できるかを簡単に確認できます。
範囲選択を使用した複数オブジェクトの選択
範囲選択を使用して複数のオブジェクトを選択できます。デフォルトでは、ドラッグする方向によってオブジェクトの選択方法が変わります。
すべての選択
すべてのオブジェクトを一度に選択するには、次のいずれかの操作を行います。
- リボンで、矢印ボタン の横にある小さい下矢印をクリックし、[すべての選択] をクリックします。
- Ctrl+A を押します。
次の点に注意してください。
-
[すべての選択] コマンドには選択フィルターが適用され、現在の選択フィルターに一致するオブジェクトのみ選択されます。
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[すべての選択] コマンドでは、ビュー フィルターや作業領域によって非表示になっているオブジェクトと、[非表示] コマンドを使用して非表示になっている (選択フィルターに一致する場合) オブジェクトも選択されます。
前のオブジェクトの選択
以前に選択し、その後に選択解除されたオブジェクトを、再度選択する必要がある場合があります。以前に選択したオブジェクトを選択するには、次のいずれかの操作を行います。
- リボンで、矢印ボタン の横にある小さい下矢印をクリックし、[前のオブジェクトの選択] をクリックします。
- Alt+P キーを押します。
ID 番号でのオブジェクトの選択
GUID (グローバル一意識別子)、オブジェクトの ID、または参照オブジェクトの IFC GUID がわかっている場合は、[ID 番号で選択] コマンドを使用して、モデルまたは図面内のオブジェクトを特定できます。
オブジェクトの GUID や ID に関する情報は、多くの場合、レポートやログ ファイルなどで見つけることができます。特定の GUID または ID を使用して表示フィルターまたは選択フィルターを定義する代わりに、[ID 番号で選択] コマンドを使用すると、モデルまたは図面内でオブジェクトをすばやく見つけることができます。IFC GUID を使用すると、IFC 参照オブジェクトを見つけることができます。これは、IFC 参照モデルで更新と変更を追跡する必要がある場合に役立ちます。
さらに、従来の照会 を使用する代わりに、[ID 番号で選択] コマンドを使用して、選択したオブジェクトの GUID を照会することもできます。
目的 | 操作 |
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オブジェクト GUID、ID、または IFC GUID 番号に基づいてオブジェクトを見つける |
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図面内のモデル オブジェクトの検索 |
モデル内のオブジェクトを選択し、その ID 番号を取得して、ID 番号に基づいて図面内でオブジェクトを見つけることができます。
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モデル内の図面オブジェクトの検索 |
図面内のオブジェクトを選択し、その ID 番号を取得して、ID 番号に基づいてモデル内でオブジェクトを見つけることができます。
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ハンドルの選択
たとえば、部材を移動させる場合など、部材のハンドルのみを選択する必要がある場合があります。
開始する前に、[交差選択] がオフになっており、[直接変更] スイッチ が有効になっていないことを確認します。
直接変更 がオンになっている場合、Tekla Structures では、選択した部材の参照点、角、セグメント、およびセグメント中点にも直接変更ハンドルが表示されます。これらのハンドルは青色です。
選択内容の変更
現在の選択内容にオブジェクトを追加したり、現在の選択内容からオブジェクトを削除したりできます。