モデル オブジェクトの選択

Tekla Structures
変更済み: 21 2月 2023
2023
Tekla Structures

モデル オブジェクトの選択

多くの Tekla Structures コマンドでは、オブジェクトを選択する必要があります。単体で選択するか、範囲で選択することができます。Tekla Structures によって、選択したオブジェクトがハイライトされます。ステータス バーの右下隅に、選択されたオブジェクトおよびハンドルの数が表示されます。例:

さまざまなコマンドと方法を使用して、オブジェクトを選択します。選択できるオブジェクトのタイプを制御するには、選択ツールバーと選択スイッチ を使用します。

1 つのオブジェクトの選択

  1. 適切な選択スイッチがオンになっていることを確認します。
  2. オブジェクトをクリックして選択します。

    Tekla Structures に、柱、梁、鉄筋グループ、および鉄筋セットの寸法と寸法線が表示されます。寸法を非表示にするには、詳細設定 XS_​DISPLAY_​DIMENSIONS_​WHEN_​SELECTING_​OBJECTS および XS_​DISPLAY_​DIMENSIONS_​WHEN_​SELECTING_​REBARS を使用します。

注:

直接変更 がオンになると、オブジェクトの寸法と寸法線は常に非表示になります。その場合、直接変更の寸法のみが表示されます。これにより、どの寸法を編集できるかを簡単に確認できます。

範囲選択を使用した複数オブジェクトの選択

範囲選択を使用して複数のオブジェクトを選択できます。デフォルトでは、ドラッグする方向によってオブジェクトの選択方法が変わります。

  1. 適切な選択スイッチがオンになっていることを確認します。
  2. マウスの左ボタンを押したまま左から右にドラッグすると、選択範囲に完全に含まれるオブジェクトがすべて選択されます。

  3. マウスの左ボタンを押したまま右から左にドラッグすると、選択範囲に少しでも含まれるオブジェクトがすべて選択されます。

  4. 選択範囲の動作を変更する場合は、[ファイル メニュー > 設定] をクリックし、[交差選択] チェック ボックスをオンまたはオフにします。

    デフォルトでは、このオプションはオフになっています。このオプションが [オフ] の場合、ドラッグする方向によってオブジェクトの選択方法が変わります。このオプションが [オン] の場合、マウスをドラッグすると、ドラッグする方向に関係なく、選択領域に少しでも含まれるオブジェクトがすべて選択されます。

すべての選択

すべてのオブジェクトを一度に選択するには、次のいずれかの操作を行います。

  • リボンで、矢印ボタン の横にある小さい下矢印をクリックし、[すべての選択] をクリックします。
  • Ctrl+A を押します。

次の点に注意してください。

  • [すべての選択] コマンドには選択フィルターが適用され、現在の選択フィルターに一致するオブジェクトのみ選択されます。

  • [すべての選択] コマンドでは、ビュー フィルターや作業領域によって非表示になっているオブジェクトと、[非表示] コマンドを使用して非表示になっている (選択フィルターに一致する場合) オブジェクトも選択されます。

前のオブジェクトの選択

以前に選択し、その後に選択解除されたオブジェクトを、再度選択する必要がある場合があります。以前に選択したオブジェクトを選択するには、次のいずれかの操作を行います。

  • リボンで、矢印ボタン の横にある小さい下矢印をクリックし、[前のオブジェクトの選択] をクリックします。
  • Alt+P キーを押します。

ID 番号でのオブジェクトの選択

GUID (グローバル一意識別子)、オブジェクトの ID、または参照オブジェクトの IFC GUID がわかっている場合は、[ID 番号で選択] コマンドを使用して、モデルまたは図面内のオブジェクトを特定できます。

オブジェクトの GUID や ID に関する情報は、多くの場合、レポートやログ ファイルなどで見つけることができます。特定の GUID または ID を使用して表示フィルターまたは選択フィルターを定義する代わりに、[ID 番号で選択] コマンドを使用すると、モデルまたは図面内でオブジェクトをすばやく見つけることができます。IFC GUID を使用すると、IFC 参照オブジェクトを見つけることができます。これは、IFC 参照モデルで更新と変更を追跡する必要がある場合に役立ちます。

さらに、従来の照会 を使用する代わりに、[ID 番号で選択] コマンドを使用して、選択したオブジェクトの GUID を照会することもできます。

目的 操作

オブジェクト GUID、ID、または IFC GUID 番号に基づいてオブジェクトを見つける

  1. 以下のいずれかの操作を行います。

    • モデリング モードのリボンで、矢印ボタン の横にある小さい下矢印をクリックし、[ID 番号で選択] をクリックします。

    • 図面モードの[クイック起動] に「ID 番号で選択」と入力します。

    [ID 番号で選択] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. ログ ファイルなどからオブジェクトの ID 番号をダイアログ ボックスにコピーします。

    ダイアログ ボックスに複数の ID 番号を入力できます。各 ID 番号をそれぞれ別の行に入力するか、セミコロン「;」で区切って入力します。

  3. 検索を定義するには、必要なチェック ボックスをオンにします。

    • 参照オブジェクト:Tekla Structures で、GUID または IFC GUID に基づいて IFC オブジェクトが選択されます。

    • 選択を固定:Tekla Structures で、現在選択されているオブジェクトを維持したまま、新しい選択内容が追加されます。

    • 選択部材にズーム:Tekla Structures で、オブジェクトが選択されて、そのオブジェクトが拡大表示されます。

  4. 選択 をクリックします。

    Tekla Structures で、モデルまたは図面内の GUID に基づいてオブジェクトが選択されます。

    モデルまたは図面内に見つからない ID 番号がある場合、ステータス バーに、それらの ID 番号が identifier? として表示されます。

図面内のモデル オブジェクトの検索

モデル内のオブジェクトを選択し、その ID 番号を取得して、ID 番号に基づいて図面内でオブジェクトを見つけることができます。

  1. モデリング モードのリボンで、矢印ボタン の横にある小さい下矢印をクリックし、[ID 番号で選択] をクリックします。

    [ID 番号で選択] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. モデル内で 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。

  3. 取得 をクリックします。

    [ID 番号で選択] ダイアログ ボックスに、選択したオブジェクトの ID 番号が一覧表示されます。

    IFC GUID を取得する場合は、[参照オブジェクト] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

  4. ダイアログ ボックスを開いたままにします。

  5. 図面を開きます。

  6. 図面モードで、[選択] をクリックして図面内のオブジェクトを検索します。

    見つかったオブジェクトで作業を続けることができます。

モデル内の図面オブジェクトの検索

図面内のオブジェクトを選択し、その ID 番号を取得して、ID 番号に基づいてモデル内でオブジェクトを見つけることができます。

  1. 図面モードの[クイック起動] で、「ID 番号で選択」と入力します。

    [ID 番号で選択] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. 図面内で 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。

  3. 取得 をクリックします。

    [ID 番号で選択] ダイアログ ボックスに、選択したオブジェクトの ID 番号が一覧表示されます。

  4. ダイアログ ボックスを開いたままにします。

  5. 図面を閉じます。

  6. モデリング モードで、[選択] をクリックしてモデル内のオブジェクトを検索します。

    見つかったオブジェクトで作業を続けることができます。

ハンドルの選択

たとえば、部材を移動させる場合など、部材のハンドルのみを選択する必要がある場合があります。

開始する前に、[交差選択] がオフになっており、[直接変更] スイッチ が有効になっていないことを確認します。

  1. [ファイル] メニューで、[設定] をクリックし、[交差選択] がオフになっていることを確認します。
    [交差選択] がオフになっていない場合、Alt キーを使用してハンドルを選択することができません。
  2. 適切な選択スイッチがオンになっていることを確認します。
  3. マウスの左ボタンを押しながら、部材全体が含まれるように、マウスを左から右にドラッグします。

    部材が選択された状態になります。

  4. Alt キーを押したまま、再度マウスを左から右にドラッグします。

    今度は部材のハンドルのみが選択されます。

注:

直接変更 がオンになっている場合、Tekla Structures では、選択した部材の参照点、角、セグメント、およびセグメント中点にも直接変更ハンドルが表示されます。これらのハンドルは青色です。

選択内容の変更

現在の選択内容にオブジェクトを追加したり、現在の選択内容からオブジェクトを削除したりできます。

  1. 現在の選択内容にオブジェクトを追加するには、Shift キーを押して、追加するオブジェクトを選択します。
  2. オブジェクトの選択のオン/オフを切り替えるには、選択するときに Ctrl キーを押します。

    Tekla Structures によって、既に選択されているオブジェクトは選択が解除され、選択されていないオブジェクトは選択された状態になります。

  3. すべてのオブジェクトおよびハンドルの選択を解除するには、他の場所をクリックします。

    たとえば、現在のビューの空の背景をクリックします。

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