ベース プレート (1004)

Tekla Structures
2023
Tekla Structures

ベース プレート (1004)

[ベースプレート (1004)] では、柱の端部に接続されるベース プレートを作成します。

作成されるオブジェクト

  • ベース プレート

  • シム プレート (オプション)

  • レベリング プレート (オプション)

  • グラウト (オプション)

  • シアー キー (オプション)

  • アンカー バーに接続される追加プレート

  • アンカー バー

  • ボルト

  • 追加コンポーネント (オプション)

  • 溶接

適用

状況

説明

シンプルなベース プレートのディテールです。

シアー キー付きベース プレートのディテールです。

次のものが付いたベース プレートのディテールです。

  • 直線アンカー バー

  • アンカーを接続する追加プレート

次のものが付いたベース プレートのディテールです。

  • フック付きのアンカー バー

  • ベース プレートの下にあるレベリング プレート

  • グラウトおよびグラウト用の孔

  • キャスト プレート

実際の作業を始める前に

柱を作成します。

選択順序

  1. メイン部材 (柱) を選択します。

  2. 位置を指示します。

    ディテールは自動的に作成されます。

部材の識別キー

部材

1

ベース プレート

2

シム プレート

3

レベリング プレート

4

グラウト

5

キャスト プレート

6

シアー キー

7

アンカー バー

8

追加プレート 1

9

追加プレート 2

例: ベース プレート (1004) を使用してベース プレートとアンカー バーを追加する

この例では、ベース プレートの詳細とアンカー バーを柱に追加します。

  1. サイド パネルで [アプリケーションとコンポーネント] ボタン をクリックし、[アプリケーションとコンポーネント] カタログを開きます。
  2. 検索ボックスに「ベース プレート」と入力します。

    検索結果内のコンポーネントのサムネイル画像を表示するには、 をクリックします。

  3. [ベースプレート (1004)] を選択します。
  4. 柱を選択します。
  5. 柱のベースの位置をピックします。

    位置をピックすると、Tekla Structures によりベース プレートが自動的に追加されます。

  6. 次に、アンカー バーの寸法を変更します。
    1. コンポーネントを簡単に選択できるようにするには、[コンポーネントの選択] スイッチ をオンに切り替えます。
    2. モデル内でコンポーネント シンボルをダブルクリックし、[ベースプレート (1004)] コンポーネント ダイアログ ボックスを開きます。
    3. [アンカー バー] タブに移動します。
    4. アンカー バーの寸法を変更します。
    5. このベース プレートのみを変更するには、ダイアログ ボックスの上部のリストから [他タイプは無視] を選択します。

    6. [変更] をクリックします。

[ピクチャー] タブ

ベース プレートの位置、およびシアー キーの長さと位置を制御するには、[ピクチャー] タブを使用します。

寸法

説明

1

フランジからベース プレートの縁端までの距離。

負の値を入力すると、ベース プレートのサイズを大きくすることができます。

2

溶接のギャップ。

3

シアー キーの高さ。

シアー キーのオフセット

説明

1

柱の中心からのシアー キーの垂直オフセット。

2

柱の中心からのシアー キーの水平オフセット。

[部材] タブ

ベース プレート、シアー キー、レベリング プレート、およびシム プレートの寸法を制御するには、[パーツ] タブを使用します。

プレート

オプション

説明

デフォルト

プレート

ベース プレートの厚さです。

厚さ = 次のプレート厚まで切り上げられたボルト径の 0.5 倍

デフォルトの名前は、BASEPLATE です。

ランディングプレート

レベリング プレートの厚さ、幅、および高さ。

厚さ = 1/4

受け板孔径

受け板孔径。

受け板孔隙間

受け板孔隙間。

フィッティング プレート

シム プレートの厚さ、幅、および高さ。

各種のシム プレートを 3 つまで定義します。

フィッティング プレート数

各厚さのシム プレートの枚数。

1

追加の梁

シアー キーのプロファイル。プロファイル カタログから選択します。

HEA 300 (デフォルトの環境)

追加の梁の回転

シアー キー回転タイプを選択し、回転角度を定義します。

追加の梁の溶接先

シアー キーを溶接するプレートを定義します。

オプション

説明

デフォルト

マーク

部材マークの頭文字および開始番号。

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

材質

材質の等級。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

名前

図面およびレポートに表示される名前。

[クラス]

部材クラス番号。

仕上げ

部材の表面がどのように処理されているかを示します。

シム プレートのボルト縁端距離

シム プレートのボルト縁端の距離を定義します。これらのフィールドに数値を入力しない場合、シム プレートはベース プレートと同じ大きさになります。

説明

デフォルト

1

シム プレートの水平方向のボルト縁端距離。

30 mm

2

シム プレートの垂直方向のボルト縁端距離。

30 mm

シム プレート形状

オプション 説明

デフォルト

孔はジョイントのボルト グループを基準とします。

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

孔はジョイントのボルト グループを基準とします。

水平方向の長孔が付いたフィンガー シム プレートです。

このプレートは、ジョイントの右側または左側から取り付けることができます。

垂直方向の長孔が付いたフィンガー シム プレートです。

このプレートは、ジョイントの上側から取り付けることができます。

水平方向の長孔が付いた 2 つの独立したフィンガー シム プレート。

垂直方向の長孔が付いた 2 つの独立したフィンガー シム プレート。

[呼びに加える値]

フィンガー シム プレートの長孔の隙間を定義します。長孔の幅は、ボルトの直径と隙間の値を足したものになります。

[パラメータ] タブ

コンポーネントおよびグラウト ホールを制御するには、[パラメータ] タブを使用します。

グラウト ホール

ベース プレートにグラウト ホールを作成するかどうかを指定します。孔はレベリング プレートおよびシム プレートにも作成されます (ディテールに存在する場合)。

オプション

説明

デフォルト

グラウト ホールは作成されません。

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

グラウト ホールは作成されません。

グラウト ホールが作成されます。

2 つのグラウト孔が作成されます。

グラウト ホールの寸法

ベース プレートに 2 つのグラウト孔がある場合は、両方の孔の寸法を定義します。

説明

1

ウェブ方向の柱の中央からのグラウト ホールの位置。

2

グラウト ホール径。

3

フランジ方向の柱の中央からのグラウト ホールの位置。

ギャップ サイズ

ベース プレートと柱の間のギャップの上限値を定義します。これは、柱が若干傾斜している場合に使用します。

実際のギャップがこの値より小さい場合には、柱の端部は直線になります。

実際のギャップがこの値よりも大きい場合、柱の端部はベース プレートに合わせて調整されます。

追加コンポーネントの使用

追加のシステムまたはカスタム コンポーネントを使用して、柱の端部またはベース プレートを変更することができます。たとえば、柱の端部に特別な裏当て材、溶接開先、溶接アクセス孔を作成できます。

追加のシステムまたはカスタム コンポーネントを使用する場合は、該当する追加コンポーネントで柱の端部またはベース プレートのプロパティを管理する必要があります。複数のコンポーネントを使用する場合は、溶接やカットが複数回行われることがあります。

オプション

説明

コンポーネント

[アプリケーションとコンポーネント] カタログからシステム コンポーネントまたはカスタム コンポーネントを選択します。

属性

コンポーネントのプロパティ ファイルを選択します。

入力

選択したコンポーネントが適用される部材を定義します。

  • デフォルトベースプレート+柱 と同じです。

  • では、メイン部材として柱を設定します。ディテールの場合はこのオプションを使用します。

  • 柱+ベースプレート では、柱をメイン部材、ベース プレートを副部材として設定します。

  • ベースプレート+柱 では、ベース プレートをメイン部材、柱を副部材として設定します。

  • [ベース] は、ベース プレートをメイン部材として設定します。

[ボルト] タブ

[ボルト ] タブを使用して、ボルトのプロパティを制御します。

ボルト グループの寸法

説明

1

水平方向のボルト グループ位置の寸法を測定する方法を選択します。

  • [左]: 副部材の左端から一番左のボルトまで。

  • [中]: 副部材の中心線からボルトの中心線まで。

  • [右]: 副部材の右端から一番右のボルトまで。

2

水平方向のボルト グループの位置の寸法。

3

ボルト縁端距離。

縁端距離とは、ボルトの中心から部材の端部までの距離です。

4

ボルト本数。

5

ボルト間隔。

ボルト間隔の値はスペースを使用して区切ります。ボルト個々の間隔を示す値を入力します。たとえば、3 つのボルトがある場合は、2 つの間隔値を入力します。

6

垂直方向のボルト グループの位置の寸法。

7

垂直方向のボルト グループ位置の寸法を測定する方法を選択します。

  • [上]: 副部材の上端から一番上のボルトまで。

  • [中]: ボルトの中心線から副部材の中心線まで。

  • [下]: 副部材の下端から一番下のボルトまで。

8

ボルト グループから削除するボルトを指定します。

削除するボルトの番号を入力します。複数のボルト番号を入力する場合は、スペースで区切ります。ボルトには、左から右、上から下の順に番号が付与されています。

ボルトの基本プロパティ

オプション

説明

デフォルト

ボルト サイズ

ボルト径。

使用可能なサイズは、ボルト セット カタログに定義されています。

ボルト セット名

コンポーネント内で使用するボルト セット名です。

使用可能なボルト セットは、ボルト セット カタログに定義されています。

呼びに加える値

ボルトと孔の間のギャップです。

部材内ネジ

軸ボルトを使用する場合に、ボルト留め部材の内側にねじ山を収めるかどうかを指定します。

頭なしボルトを使用する場合は無視されます。

はい

現場/工場

ボルトの取り付け作業を行う場所です。

現場

カット長さ

Tekla Structures によってボルト部材の断面を検索する場所のデプスを定義します。ボルトに 1 つまたは 2 つのフランジを貫通させるかどうかを決定できます。

ボルト コメント

ボルト コメントを定義できます。

長孔

長孔、調整孔、小さな孔を定義できます。

オプション

説明

デフォルト

1

長孔の垂直寸法です。

0。丸孔になります。

2

長孔の水平寸法、または調整孔のクリアランスです。

0。丸孔になります。

孔タイプ

[長孔] では、長孔が作成されます。

[調整孔] では、調整孔が作成されます。

[孔なし] では孔は作成されません。

[テーパー] を選択すると、小さな孔が作成されます。

長孔の回転

孔のタイプが [長孔] の場合、このオプションによって長孔の向きが指定されます。

長孔部材

長孔が作成される部材。このオプションは、該当するコンポーネントによって異なります。

ボルト セット

選択したチェック ボックスによって、ボルト セットに使用されるコンポーネント オブジェクト (ボルト、ワッシャー、およびナット) が定義されます。

孔のみを作成する場合は、チェック ボックスをすべてオフにします。

既存のコンポーネントのボルト セットを変更するには、[変更の結果] チェック ボックスをオンにし、[変更] をクリックします。

ボルト長を増やす

ボルト長をどれだけ増やすかを指定します。たとえば、塗装でボルト長を増やす必要がある場合に、このオプションを使用します。

[アンカー バー] タブ

異なるタイプのアンカー バーの作成を制御するには、[アンカーバー] タブを使用します。

アンカー バー寸法

オプション

説明

ロッドプロファイル

アンカー バー プロファイル。

部材に関するコメントを追加できます。

ナットプロファイル

ナット プロファイル。

ワッシャープロファイル

ワッシャー プロファイル。

ワッシャー(板)

プレート ワッシャーの厚さ、幅、および高さ。

キャストプレート

キャスト プレートの厚さ、幅、および高さ。

グラウト

グラウト厚。

グラウトにより、コンクリート部材の上面に柱をモデリングして、ベース プレートを正しく配置することができます。また、一般図内での寸法設定が簡単になります。

デフォルトでは、グラウトは作成されません。

グラウトを傾斜ありで作成するかどうか、およびディテール作成点の上に作成するか下に作成するかを選択します。これはシム プレートにも影響します。

アンカー バー部材プロパティ

オプション 説明 デフォルト

マーク

部材マークの頭文字および開始番号。

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

材質

材質の等級。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

名前

図面およびレポートに表示される名前。

[クラス]

部材クラス番号。

仕上げ

部材の表面がどのように処理されているかを示します。

コメント

部材に関するコメントを追加します。

ベース プレートのボルトタイプ

ボルト、アンカー バー、またはカスタム コンポーネント付きのいずれのベース プレートを作成するか選択します。

デフォルトでは、[ボルト] でベース プレートが作成されます。

アンカー バー寸法

説明

デフォルト

1

ナットのサイズまたは長さ。

アンカー バーの径

2

ワッシャーのサイズまたは厚さ。

ナットのサイズの半分

3

アンカー バーの長さ。

500 mm

4

ベース プレートより上のアンカー バーの長さ。

50 mm

5

キャスト プレートとベース プレート間の距離。

60 mm

6

上部ねじ切りの長さ。

0 mm

アンカー バーのタイプ

オプション

説明

デフォルト

タイプ 1

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

タイプ 1

a

フックの半径

b

フックの幅

a = アンカー バーの径の 2 倍

b = アンカー バーの長さの 1/5

a

フックの半径

b

フックの幅

c

フックの高さ

c = フックの幅と同じ

d

追加プレートより下のアンカー バーの長さ

e

下部ねじ切りの長さ

d = ナットのサイズの 2 倍

e = ナットのサイズの 4 倍 + 追加プレートの厚み

a

U 形アンカー バー

フックの半径

フックの方向

オプション

説明

デフォルト

タイプ 1

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

タイプ 1

タイプ 2

タイプ 3

タイプ 4

ボルト付けの方向

Note:

ボルト付きベース プレートを作成した場合、ボルト付けの方向を指定できます。

オプション

説明

デフォルト

ボルトの方向 1

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

ボルトの方向 1

ボルトの方向 2

キャスト プレート孔隙間

オプション

説明

デフォルト

キャスト プレート孔隙間

キャスト プレート孔の隙間。

ボルト許容差と同じ

ワッシャー孔隙間

オプション

説明

ワッシャーに孔を作成

デフォルトでは、ワッシャーに孔は作成されません。

ワッシャー孔の隙間。

作成

説明

1

ナットを作成します。

2

ワッシャーを作成します。

3

ワッシャー プレートを作成します。

アンカー バー製品

アンカー バー製品に含めるアンカー バー部材を指定します。

ベース プレートの上下にワッシャー プレートを溶接することができます。

[追加プレート] タブ

各アンカー バーの下部で作成されるプロファイル (プロファイル 1) と、アンカー バーの行を接続するプロファイル (プロファイル 2) の配置、回転、およびタイプを制御するには、[追加プレート] タブを使用します。

部材寸法

オプション

説明

デフォルト

追加プロファイル1

プロファイル カタログから最初のプロファイルを選択して定義します。

PL10*100

追加プロファイル2

プロファイル カタログから 2 番目のプロファイルを選択して定義します。

部材プロパティ

オプション

説明

デフォルト

マーク

部材マークの頭文字および開始番号。

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

材質

材質の等級。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

名前

図面およびレポートに表示される名前。

[クラス]

部材クラス番号。

仕上げ

部材の表面がどのように処理されているかを示します。

追加プロファイル 1 の縁端距離

説明

デフォルト

1

プロファイル 1 の縁端距離です。

50 mm

追加プロファイル 1 のタイプと方向

オプション

説明

デフォルト

タイプ 1

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

タイプ 1

タイプ 2

タイプ 3

追加プロファイル 2 の縁端距離

説明

デフォルト

1

アンカー バーの軸からのプロファイル 2 の距離です。

ナットのサイズまたはアンカー バーの径の半分

プロファイル 2 のタイプ

オプション

説明

デフォルト

タイプ 1

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

タイプ 1

タイプ 2

タイプ 3

タイプ 4

タイプ 5

タイプ 6

追加プロファイル 2 の長さ

説明

デフォルト

1

アンカー バーの軸からのプロファイル 2 の長さ。

50 mm

プロファイル 2 の方向

オプション

説明

デフォルト

タイプ 1

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

タイプ 1

タイプ 2

追加プロファイル 1 のプロパティ

オプション

説明

デフォルト

孔の隙間

追加プロファイル 1 の鉄筋径に加える値。

ボルト許容精度と同じ

円プロファイルの高さ

円形の追加プロファイル 1 の高さを入力します。

プロファイル回転

追加プロファイル 1 のプロファイル回転。

正面

追加プロファイル 2 回転

オプション

説明

デフォルト

追加プロファイル2回転

追加プロファイル 2 のプロファイル回転。

正面

[一般] タブ

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

[一般] タブ

[解析] タブ

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

[解析] タブ

溶接

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

溶接の作成

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