H ブレース (165)

Tekla Structures
2023
Tekla Structures

H ブレース (165)

[ヘビーブレース (165)] は、2 つの部材が角を形成するために接するガセット プレートに 1 つのブレースを接続します。

作成されるオブジェクト

  • ガセット プレート

  • コネクション プレート (フランジとウェブ)

  • 十字プレート

  • シム プレート (フランジおよびウェブ)

  • スチフナー

  • ボルト

  • 溶接

適用

状況 説明

ガセット プレートが柱に溶接されます。ブレース ウェブは、コネクション プレートでガセット プレートにボルト接合されます。リブ プレートは、画像で 1 と表示されます。

柱または梁プロファイル:RHS、チューブ、I

ブレース プロファイル: H

使用しない場合

傾斜または斜め梁

実行前の準備

角を形成する 2 つの部材、および 1 つのブレースを作成します。

選択順序

  1. 角を形成する最初の部材を選択します。

  2. 最初のブレースを選択します。

  3. 2 番目以降のブレースを選択します。

  4. コーナーを形成する 2 番目の部材を選択します。

  5. マウスの中ボタンをクリックしてコンポーネントを作成します。

部材の識別キー

説明

1

ガセット プレート

2

コネクション プレート

3

リブ プレート

4

スチフナー

[画像] タブ

[ピクチャー] タブを使用して、ガセット プレートとリブ プレートの寸法、およびプレートとブレースの間の隙間を定義します。

寸法

説明

1

ガセット プレートの垂直寸法

2

メイン部材からのリブの縁端寸法

3

ガセット プレートの縁端に寸法リブ プレート

4

ガセット プレートの縁端にコネクション プレート

5

ガセット プレートからブレースまでの許容精度

6

ガセット プレートの長さ

7

ガセット プレートの水平寸法

8

参照点までのガセット プレート縁端寸法

9

シム プレート縁端までの副部材の縁端寸法

[部材] タブ

部材プロパティを定義するには、[部材] タブを使用します。

部材

オプション 説明

ガセット プレート

ガセット プレートの厚さ

フランジ プレート

フランジ プレートの厚さ

ウェブ

ウェブ プレートの厚さ

十字プレート

リブ プレートの厚さ

スチフナー 1

スチフナーの厚さ

スチフナー 2

スチフナーの厚さ

フランジフィラー

フランジ シム プレートの厚さ

シム プレートの厚さは、以下のテーブルに示すように、コネクション プレートとブレース フランジまたはウェブの間のギャップによって決まります。

[ウェブフィラー]

ウェブ シム プレートの厚さ

シム プレートの厚さは、以下のテーブルに示すように、コネクション プレートとブレース フランジまたはウェブの間のギャップによって決まります。

ギャップ (mm)

フランジ フィラー プレートの厚さ

ウェブ フィラー プレートの厚さ

1

プレートなし

プレートなし

2

2.3

1.6

3

3.2

1.6

4

4.5

2.3

5

4.5

2.3

6

6.0

3.2

7

6.0

3.2

8

9.0

4.5

9

9.0

4.5

10

9

4.5

オプション

説明

デフォルト

マーク

部材マークの頭文字および開始番号。

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

材質

材質の等級。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

名前

図面およびレポートに表示される名前。

[ガセット] タブ

[ガセット] タブを使用して、ガセット プレートの角処理、ガセット プレートとブレースの間のギャップを定義します。

ガセット プレートのコ角処理

オプション 説明

角処理なし

ライン カット角処理

水平および垂直方向の角処理寸法を定義します。

凹面の角処理

水平方向の角処理を定義します。

凹面の角処理

水平および垂直方向の角処理を定義します。

[リブ] タブ

[リブ] タブを使用して、リブ プレートのサイズと位置を定義します。

オプション 説明

リブを同じ長さにする

リブ プレートの長さが同じかどうかを選択します。

フランジシングルプレート

1 つのフランジ プレートを作成するかどうかを選択します。

プレートの長さ

説明

1

最初のリブの長さ

2

2 番目のリブの長さ

リブ プレートの寸法

リブ プレートの長さとボルト グループ プロパティから、以下の寸法が Tekla Structures により自動的に計算されます。

次の寸法を定義します。

説明

1

水平リブ寸法

2

垂直リブ寸法

3

水平リブ寸法

[スチフナー] タブ

[スチフナー] タブを使用して、スチフナーの寸法を定義します。

スチフナーの長さ

説明

1

スチフナーの縁端からガセット プレートの縁端までの距離

2

スチフナーの長さ

スチフナー寸法

説明

1

スチフナーの幅。

2

スチフナー ベースの長さ。

3

スチフナーの斜め部分の長さ。

4

スチフナーの中心線からの距離。

5

スチフナー ベースからスチフナーの斜め部分までの垂直距離。

[ウェブ ボルト] タブ

[ウェブ ボルト] タブを使用して、ボルト グループの寸法と、ウェブ コネクション プレートをガセット プレートに固定するボルトのプロパティを定義します。

ボルト グループの寸法

説明

1

ボルト縁端距離。

縁端距離とは、ボルトの中心から部材の端部までの距離です。

2

ボルト本数。

3

ボルト間隔。

ボルト間隔の値はスペースを使用して区切ります。ボルト個々の間隔を示す値を入力します。たとえば、3 つのボルトがある場合は、2 つの間隔値を入力します。

ボルトの基本プロパティ

オプション

説明

デフォルト

ボルト サイズ

ボルト径。

使用可能なサイズは、ボルト セット カタログに定義されています。

ボルト セット名

コンポーネント内で使用するボルト セット名です。

使用可能なボルト セットは、ボルト セット カタログに定義されています。

呼びに加える値

ボルトと孔の間のギャップです。

部材内ネジ

軸ボルトを使用する場合に、ボルト留め部材の内側にねじ山を収めるかどうかを指定します。

頭なしボルトを使用する場合は無視されます。

はい

現場/工場

ボルトの取り付け作業を行う場所です。

現場

長孔

長孔、調整孔、小さな孔を定義できます。

オプション

説明

デフォルト

1

長孔の垂直寸法です。

0。丸孔になります。

2

長孔の水平寸法、または調整孔のクリアランスです。

0。丸孔になります。

孔タイプ

[長孔] では、長孔が作成されます。

[調整孔] では、調整孔が作成されます。

[孔なし] では孔は作成されません。

[テーパー] を選択すると、小さな孔が作成されます。

長孔の回転

孔のタイプが [長孔] の場合、このオプションによって長孔の向きが指定されます。

長孔部材

長孔が作成される部材。このオプションは、該当するコンポーネントによって異なります。

ボルト セット

選択したチェック ボックスによって、ボルト セットに使用されるコンポーネント オブジェクト (ボルト、ワッシャー、およびナット) が定義されます。

孔のみを作成する場合は、チェック ボックスをすべてオフにします。

既存のコンポーネントのボルト セットを変更するには、[変更の結果] チェック ボックスをオンにし、[変更] をクリックします。

ボルト長を増やす

ボルト長をどれだけ増やすかを指定します。たとえば、塗装でボルト長を増やす必要がある場合に、このオプションを使用します。

千鳥ボルト

オプション

説明

デフォルト

千鳥なし

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

千鳥なし

千鳥タイプ 1

千鳥タイプ 2

千鳥タイプ 3

千鳥タイプ 4

[フランジボルト] タブ

[フランジ ボルト]タブを使用して、ボルト グループの寸法と、フランジ コネクション プレートをガセット プレートに固定するボルトのプロパティを定義します。

ボルト グループの寸法

説明

1

ボルト縁端距離。

縁端距離とは、ボルトの中心から部材の端部までの距離です。

2

ボルト本数。

3

ボルト間隔。

ボルト間隔の値はスペースを使用して区切ります。ボルト個々の間隔を示す値を入力します。たとえば、3 つのボルトがある場合は、2 つの間隔値を入力します。

4

垂直方向のボルト グループの位置の寸法。

ボルトの基本プロパティ

オプション

説明

デフォルト

ボルト サイズ

ボルト径。

使用可能なサイズは、ボルト セット カタログに定義されています。

ボルト セット名

コンポーネント内で使用するボルト セット名です。

使用可能なボルト セットは、ボルト セット カタログに定義されています。

呼びに加える値

ボルトと孔の間のギャップです。

部材内ネジ

軸ボルトを使用する場合に、ボルト留め部材の内側にねじ山を収めるかどうかを指定します。

頭なしボルトを使用する場合は無視されます。

はい

長孔

長孔、調整孔、小さな孔を定義できます。

オプション

説明

デフォルト

1

長孔の垂直寸法です。

0。丸孔になります。

2

長孔の水平寸法、または調整孔のクリアランスです。

0。丸孔になります。

孔タイプ

[長孔] では、長孔が作成されます。

[調整孔] では、調整孔が作成されます。

[孔なし] では孔は作成されません。

[テーパー] を選択すると、小さな孔が作成されます。

長孔の回転

孔のタイプが [長孔] の場合、このオプションによって長孔の向きが指定されます。

長孔部材

長孔が作成される部材。このオプションは、該当するコンポーネントによって異なります。

千鳥ボルト

オプション

説明

デフォルト

千鳥なし

オートデフォルトにより、このオプションを変更できます。

千鳥なし

千鳥タイプ 1

千鳥タイプ 2

千鳥タイプ 3

千鳥タイプ 4

marketsizes.dat でのプレート サイズの定義

日本環境では、[H ブレース (165)] で複数のプレートに使用するデフォルトの厚さ値が \profil\ フォルダ内の marketsizes.dat ファイルから取得されます。このファイルには、特定の材質で使用可能な標準プレート厚が示されています。このファイルは、メモ帳などの標準のテキストエディタで編集できます。

注: プレートのデフォルト値を上書きするには、[部材] タブで厚さの値を入力します。

この例では、marketsizes.dat ファイルに、材質 SS400 で使用可能な標準プレート厚が示されています。DEFAULT 行には、他のすべての材質で使用可能な厚さが示されています。

# Market size (thickness) table 
 # Specify the material as given in Tekla Structures material database 
 # and after that the market sizes separated by commas 
 SS400,1.6,2.3,3.2,4.5,6,9,12,16,19,22,25,28,32,38 
 DEFAULT,6,9,12,16,19,22,25,28,32,38
marketsizes.dat file

[解析] タブ

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

[解析] タブ

溶接

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

溶接の作成

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