以前のプロジェクトまたは Tekla Structures バージョンのファイルと設定を再利用する

Tekla Structures
2023
Tekla Structures

以前のプロジェクトまたは Tekla Structures バージョンのファイルと設定を再利用する

以前のプロジェクトまたは Tekla Structures バージョンからカスタマイズされたファイルと設定を転送することで、新しいプロジェクトまたは Tekla Structures バージョンで再利用できます。

プロジェクト フォルダと企業フォルダを使用して、カスタマイズされた設定を保存する場合、新しいプロジェクトを開始するか新しい Tekla Structures バージョンにアップグレードすると、これらの設定が自動的に使用されます。

プロジェクト フォルダと企業フォルダを使用しない場合、カスタマイズした設定を新しいプロジェクトまたは新しい Tekla Structures バージョンに手動で転送する必要があります。

プロジェクト フォルダと企業フォルダの詳細設定のチェック

プロジェクト フォルダと企業フォルダを使用してモデルのカスタマイズしたファイルを保存する場合、カスタマイズしたファイルが保存されているフォルダを詳細設定が指定してることを確認します。

  1. [ファイル] メニューで、設定 > 詳細設定 をクリックします。
  2. XS_FIRMXS_PROJECTXS_COMPANY_SETTINGS_DIRECTORY が正しいフォルダを指定していることを確認します。

新しいプロジェクトへのファイルと設定の手動での転送

さまざまなタイプのファイルを、ローカルまたは非公開のオンライン Tekla Warehouse コレクションを使用してコピーすることができます。詳細については、Tekla Warehouse の手順を参照してください。

一部の情報は、移行ウィザードツールを使用して、新しいバージョンに自動的にコピーすることもできます。

  1. 少なくとも次のファイルと設定を確認します。
  2. 新しい Tekla Structures バージョンの拡張ツールを再インストールします。

Tekla Structures のモデルと図面を別のモデルにインポートする

[モデル インポート] コマンドを使用して、Tekla Structures のモデルと図面を別のモデルにインポートできます。インポートしたモデルを後で更新する場合、更新したモデルを再インポートできます。

[モデル インポート] コマンドは、以下の場合に使用できます。

  • モデルに問題があるため、モデルを新しい空のモデルにインポートする。たとえば、以下のような問題です。
    • モデルが破損している。
    • モデルに破損した部材がある。
    • モデルが開かない。
    • 特定の機能 (ナンバリングや図面作成など) によりアプリケーション エラーが発生する。
  • モデルを結合する。
  • 古いプロジェクトを新しいバージョンの Tekla Structures に移行する。

インポート前に考慮が必要な事項:

  • インポートは、1 方向のみで機能します。2 方向のデータ交換には使用できません。その場合は Tekla Model Sharing を使用することをお勧めします。

  • 既存のモデルにインポートする場合は、マーク シリーズに頭マークを追加して、ナンバリングの競合を修正してください。

  • 以前のバージョンの Tekla Structures のモデルを新しいバージョンに直接インポートすることはできません。アップグレードするには、モデルを開く必要があります。

  • 以前のモデル ダンプのインポートの代わりに [モデル インポート] コマンドを使用できます。モデル テンプレートを使用せずに作成した空の Tekla Structures モデルに目的のモデルをインポートします。

  • そうしたモデルや部材を同一のモデルに直接インポートすることはできません (たとえば、モデル フォルダーをファイル システムにコピーして、別々に作業する場合など)。たとえば、新しい空のモデルを作成して新規にモデルをインポートするか、[名前を付けて保存] コマンドを使用してモデルのコピーを作成することで、これを避けることができます。

  • [モデル インポート] コマンドでは、モデルと図面のみインポートされます。属性ファイルまたはデータベース ファイルは、モデルの問題の原因となる可能性があるため、インポートされません。

  1. もう一方のモデルにインポートする Tekla Structures のモデルを開きます。
  2. [クイック起動] に移動して「モデルのインポート」と入力し、表示されたリストから [モデルのインポート] コマンドを選択します。
  3. インポートするモデル フォルダーを選択し、[OK] をクリックします。

    以前のバージョンの Tekla Structures からモデルを開くと、次のメッセージが表示されます。

    新しいバージョンでモデルを開いて保存するには、[アップグレード用に開く] をクリックします。

モデル オブジェクトと図面をインポートすると、Tekla Model Sharing と同様のリストを使用して変更が表示されます。

デフォルト設定により、インポートされたオブジェクトでは、[ロック] 属性が [はい] に設定されています。ロックは、[詳細設定] ダイアログ ボックスの [インポート] カテゴリーにある詳細設定 XS_MODEL_IMPORT_LOCK_OBJECTS で制御されています。

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