相互運用性の改良点
Tekla Structures 2022 では、NC ファイル DXF コンバーター、Trimble Connector、Tekla PowerFab のエクスポート、参照モデル、鉄筋セット エクスポート、点群の改良と変更が導入されています。さらに、解析および設計ソフトウェアへの直接リンクも更新されました。
参照モデルの改良点
パフォーマンスの向上
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参照モデル リスト グループを選択して選択をキャンセルしたときのパフォーマンスが向上しました。多数の参照モデル グループがある場合に、モデル内のオブジェクトを選択して選択をキャンセルすると、そのパフォーマンス向上がわかります。
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参照モデルを挿入した後、元に戻したりやり直したりしたときのパフォーマンスが向上しました。
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プロパティ セットの比較許容値設定ファイル (.rmct) と比較設定ファイル (.rmcs) を、詳細設定
XS_PROJECT
およびXS_FIRM
で定義された企業フォルダーおよびプロジェクト フォルダーから読み取ることができるようになりました。
PDF 参照モデルのテキスト
PDF 参照オブジェクトでは、テキストのカバー率が向上しました。
Tekla Structures での参照モデルの詳細については、「参照モデルと、互換性のある形式」を参照してください。
新しい点群プロパティと TDX 形式のサポート
新しい点群プロパティ
[点群] サイド パネルの [プロパティ] セクションには、新しいフィールド [表示名]、[URL]、[ファイル] があります。[表示名] では、点群の目的の表示名を定義できます。表示名に加えて、点群には実際の点群ファイル名も設定されていますが、これは変更できません。[URL] には、点群の URL が表示されます。これは変更できます。[ファイル] には、点群ファイルのフォルダー パスが表示されます。これも変更できます。
TDX 点群ファイル形式がサポートされるようになりました
TDX 点群ファイル形式がサポートされるようになりました。この改良点は、Tekla Structures 2021 SP6 で既に導入されていました。詳細については、「2021 SP6: 新機能と改良点」を参照してください。
点群の詳細については、「点群」を参照してください。
NC ファイル: tekla_dstv2dxf.exe のフォルダー パスの変更
tekla_dstv2dxf.exe を使用して、DSTV ファイルを DXF 形式に変換できます。関連するファイルが ..\Tekla Structures\<version>\bin\applications\Tekla\Tools\dstv2dxf に移動されました。
変換の詳細については、「tekla_dstv2dxf.exe を使用した DXF 形式の NC ファイルの作成」を参照してください。
Trimble Connect へのエクスポート
tekla モデルのレイヤ
.tekla モデルのオブジェクトでレイヤを使用できるようになりました。.tekla モデル内のレイヤーは、Tekla Structures 2021 SP1で 既に導入されていました。詳細については、「2021 SP1: 新機能と改良点」を参照してください。
モデル アップロードにおける .tekla レイヤーの詳細については、「Trimble Connect への Tekla Structures モデルのアップロード」を参照してください。
プロジェクト フォルダーおよび企業フォルダーからのプロファイル情報の読み取りのサポート
モデルをリンクされた Trimble Connect プロジェクトに .tekla モデルとしてアップロードすると、エクスポートで、XS_PROJECT
および XS_FIRM
フォルダーからプロファイル情報 (profitab.inp ファイル) を読み取ることができるようになりました。
オーバーレイ モデルでのスナップ
オーバーレイ モデルの背後にある Tekla Structures オブジェクトにスナップできるようになりました。
Trimble Connect へのアップロード
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エデュケーション ライセンスで Trimble Connect へのアップロードが可能になりました。
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Trimble Connect へのモデル アップロードに失敗した場合、エラー メッセージが表示されるようになりました。
Trimble Connect ソリッドビューアの新バージョン 1.3.1
この新バージョンには、次の改良が加えられています。
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Unity 2021.2.4f1 へのアップグレード
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高 dpi 画面で問題の多いテキストのスケーリングの修正。
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視覚的調整メニューのスクロールの修正。
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マッピング ファイルの名前が materials_ifc.xml に変更されました。
Tekla PowerFab へのエクスポート
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Tekla Structures の「Tekla EPM にエクスポート」が「Tekla PowerFab にエクスポートする」に名称変更され、[Tekla EPM にエクスポート] ダイアログ ボックスが [Tekla PowerFab にエクスポートする] に名称変更されました。この名称変更は、エクスポート ダイアログ ボックスの一部のオプション名にも影響を与えます。
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オプション [保存する]、[読み込み]、[名前を付けて保存] が [Tekla PowerFab にエクスポートする] ダイアログ ボックスに追加されました。現在の設定の保存、保存された設定の読み込み、現在の設定の別の名前での保存が可能になりました。[Tekla PowerFab にエクスポートする] ダイアログ ボックスを閉じて再度開くと、standard 設定が読み込まれます。[Tekla PowerFab にエクスポートする] を実行しても設定ファイルが見つからない場合、デフォルトのオプションを使用して自動的に作成されます。
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Tekla Structures からエクスポートされた XML ファイルに新しいフィールドが追加され、ファイルの作成に使用されたプラグインのバージョンが示されるようになりました。
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Tekla PowerFab Production Control XML のインポートで、新しい Tekla PowerFab Exchange ファイル拡張子 (.pfxt、.pfxs、.pfxa) を使用してファイルをインポートできるようになりました。[Tekla PowerFab にエクスポートする] ダイアログ ボックスで、Tekla Structures の新しいエクスポート形式 .pfxt を使用できるようになりました。
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エクスポート時にコピーされる CNC ファイルが、コピー元と同じフォルダー構造に保存されるようになりました。
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エクスポートされた CNC ファイルが UTF-8 エンコードされるようになりました。
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Tekla Structures モデル内の製品選択から Tekla PowerFab にエクスポートできるようになりました。
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エクスポートの製品データに製品長さが含まれるようになりました。
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図面を印刷するための詳細設定に PROJECT.NUMBER が追加されました。これは、Tekla PowerFab にエクスポートされたパッケージ ファイルにそれらの図面がコピーされると表示されます。
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その横の入力が無効な場合、フォルダー ボタンが無効になります。
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一致を検索できるようにするため、[図面の印刷] で生成される方法に従って図面ファイル名がエクスポートにより生成されるようになりました。
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ステータスをインポートするダイアログ ボックスで [設定] ボタンを使用できるようになりました。
Tekla PowerFab のエクスポートの詳細については、「Tekla PowerFab」を参照してください。
鉄筋セットのエクスポート
モデル エクスポート内の鉄筋セットのエクスポートが変更され、鉄筋セット全体をエクスポートするのではなく、鉄筋セット内のグループ別にエクスポートするようになりました。
解析および設計ソフトウェアへのエクスポート
特定のソリューションへの更新されたリンクを使用して、解析用にモデルをエクスポートできます (ETABS、SAP2000、ROBOT、STAAD)。