Tekla Structures の管理の変更点
バージョン 2022 では、Tekla Structures の管理に使用される全般的な設定の一部が変更されています。
Tekla Structures インストール フォルダーにあるフォルダーの再編成
Tekla Structures インストール フォルダー内のフォルダーが再構成されたため、製品のパッケージングが容易になり、今後新しい方法でコンテンツを提供できるようになりました。
詳細については、「管理者向けリリース ノーツ: Tekla Structures インストール フォルダーにあるフォルダーの再編成」を参照してください。
サポートされていない Windows バージョンではインストールできません。
Tekla Structures インストーラーでは、Windows 7、Windows 8.0、Windows Server 2008 に Tekla Structures をインストールできなくなりました。
オンライン ライセンス:予約されたライセンスを維持するための新しい詳細オプション
新しい詳細設定 XS_DEFAULT_KEEP_ONLINE_LICENSE_CHECKBOX
は、Tekla Structures を閉じるときに表示される最後の確認メッセージ ボックスにある [このコンピューターにライセンスを保持する] チェック ボックスのデフォルト値を設定するために導入されたものです。この詳細設定は初期化 (.ini) ファイルで設定する必要があります。既定値はTRUE
であり、この場合はライセンスは予約されます。この詳細オプションを設定していないか、またはTRUE
に設定した場合で、名前付きライセンスを使用しているか、前のTekla Structuresセッションで予約されているライセンスを維持することを選択したときは、このチェックボックスがオンになります。この詳細オプションをFALSE
に設定すると、デフォルトでは [この装置名に特化してこのライセンスを保持する] チェックボックスがオフになります。
サポート ツールの改良点
Tekla Structures でアプリケーション エラーが発生した場合、直近 72 時間に発生したエラーの Windows ログがサポート ツールに自動的に添付されるようになりました。これは、[サポート ツール] ダイアログ ボックスの [クラッシュ情報ファイル] チェック ボックスをオフにするとスキップできます。
値フィールドとフォルダー パスの長さの増加
一部の値フィールドとフォルダー パスで使用できる文字数が増えました。
[名前] プロパティの最大長は 61 文字になりました。
[名前] プロパティには、以前にサポートされていた 21 文字ではなく最大 61 文字含めることができるようになりました。
この変更の適用対象は次のとおりです。
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[名前] プロパティを持つモデル内のすべてのオブジェクト (現場打ちコンクリート ユニット、鉄筋ろ鉄筋セット、仕上げ材、サーフェス オブジェクトなど)
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[名前] プロパティを持つ図面内のすべてのオブジェクト (寸法マーク、部材マーク、アソシエート マークなど)
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図面とレポートのテンプレート
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[オブジェクト情報] ダイアログ ボックス
システム コンポーネントのプロパティ名の最大長の増加
システム コンポーネントの [名前]、[ボルトセット名]、[材質]、[鉄筋]、および [仕上げ] の各プロパティ名に、以前より多くの文字を含めることができるようになりました。
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名前
部材名は、最大 61 文字にできるようになりました。以前の上限は 19 文字でした。
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ボルト セット名
ボルトセット名の最大長は 30 文字になりました。以前の上限は 19 文字でした。
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材質
材質名は、最大 31 文字にできるようになりました。以前の上限は 19 文字でした。
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鉄筋
鉄筋名は、最大 61 文字にできるようになりました。以前の上限は 19 文字でした。
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仕上げ
[仕上げ] プロパティ名は、最大 61 文字にできるようになりました。以前の上限は 19 文字でした。
特定のインポートおよびエクスポート フォルダー パスの最大長の増加
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次のインポート ツールの [入力ファイル] フォルダー パスには、以前にサポートされていた 79 または 80 文字の代わりに、最大 255 文字を含めることができるようになりました。
- インポート: FEM (S5)
- 属性インポート (15)
- インポート: CAD (すべてのインポート タイプ)
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CAD と FEM のインポート: CAD と FEM のインポートのプロファイルおよび材質変換ファイル パスには、以前にサポートされている 79 文字の代わりに、最大 255 文字を含めることができるようになりました。
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IFC2x3 エクスポート: [出力ファイル] フォルダー パスには、以前にサポートされていた 72 文字の代わりに、247 文字まで含めることができるようになりました。
UserFeedbackLog.txt ファイルの場所の変更
使用対象データのログ ファイル UserFeedbackLog.txt は、teklastructures.ini ファイル内の XSUSERDATADIR で定義されたパスの下の Logs フォルダーに移動しました。
以前は、UserFeedbackLog.txt ログ ファイルは、TeklaStructuresModels フォルダーにありました。
プロパティ パネルとリボンの翻訳
プロパティ パネルとリボンでカスタムした翻訳文字を使用できるようになりました。
詳細については、「管理者向けリリース ノーツ: プロパティ パネルとリボンの翻訳」を参照してください。
Tekla Structures 拡張管理の改良点
Tekla Structures拡張管理 では、拡張または環境のタイプ別に拡張をリスト表示できるようになりました。また名前、作成者、説明および拡張タイプに基づきコンテンツを検索できるようにもなりました。
日付順に拡張を並べ替える際に、システム ロケールの日付形式が正しく反映されるようになりました。
この変更は、Tekla Structures 2021 サービス パック 2 で導入されました。