Tekla Structures モデル内での共同作業
Tekla Structures モデル内で共同作業するには、次のいずれかの方法で行うことができます。
Tekla Model Sharing では、チームの場所やタイム ゾーンに関係なく、グローバル チームが 1 つのモデル内で効率的に作業できます。チームメンバーは、同時に作業することも異なる時間に作業することもできます。各ユーザーのコンピューターには、モデルのローカル バージョンが置かれます。モデル データは、インターネット経由で共有および同期され、クラウド ベースの Tekla Model Sharing サービスに保存されます。 オフラインで作業することもできます。モデルの変更を共有するときのみインターネット接続が必要となります。 Tekla Model Sharing にはライセンスが必要です。 |
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マルチユーザー モードでは、複数のユーザーが同じモデルに同時にアクセスすることもできます。マルチユーザー モードは、チーム メンバーが必ずしもインターネット接続できるとは限らないプロジェクトを持つローカル チームに適しています。 マルチユーザー モードでは、サーバー コンピューターでマルチユーザー サーバーが実行されます。ファイル サーバー コンピューターにはマルチユーザー マスター モデルが保存され、クライアント コンピューターでは Tekla Structures が実行されます。マルチユーザー モデルは、ファイル サーバー コンピューター上の単一マスター モデルと、各ユーザーのコンピューター上にあるマスター モデル (作業モデルと呼ばれます) へのローカル ビューとで構成されます。モデルの同期は、マスター モデルに作業モデルを保存することによって実行されます。 |
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Trimble Connector は、ファイルの自動同期機能を Trimble Connect クラウドに追加します。これを使用して、参照モデルやコメントなどのファイルや情報を交換できます。Trimble Connector はさまざまな製品やファイル形式で機能するため、プロジェクト全体で円滑なコラボレーションを実現できます。 同じモデルについて他のユーザーと同時に作業する必要がない場合や、他のユーザーにモデルへのアクセス権限のみを付与する場合は、Tekla Structures モデル (またはその一部) を Trimble Connect に同期させることもできます。この方法は、ユーザーどうしでお互いの変更を簡単に上書きできるため、異なるユーザーが同じ Tekla Structures モデルに同時に変更を加えるような場合には適していません。 |
Tekla Model Sharing とマルチユーザー モードは連携しません。共同作業する場合は、どちらの方法を使用するかを選択する必要があります。
会社が外部プロジェクトに参加する場合や、異なる場所で複数のユーザーが同じモデルを使用する場合は、Tekla Model Sharing のご使用をおすすめします。Tekla Model Sharing では、会社のユーザーが、オフラインかつ高パフォーマンスで同じ共有モデルを使用でき、ネットワークが低速でも他のチーム メンバーと変更を同期できます。
ローカル チームで作業しており、モデルでの作業中にインターネットを使用しない場合は、マルチユーザー モードを使用できます。