オーガナイザーをモデルと同期する

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

オーガナイザーをモデルと同期する

オーガナイザーをモデルと同期すると、カテゴリーが最新の状態になり、オブジェクトブラウザーにモデルの最新のオブジェクト プロパティ値を表示することができます。個々のカテゴリーの同期や、[オブジェクトブラウザー] ビューの再読み込みも可能です。

同期により、モデル オブジェクトのプロパティに配置情報が追加されます。配置情報はレポートの作成時や照会時に使用できます。

オーガナイザーを同期する

オーガナイザーを同期する と、オーガナイザー データベース内の変更されたオブジェクトのすべてのプロパティが更新されます。モデルで選択内容を変更したり、別のカテゴリーやプロパティ テンプレートを選択しても、オブジェクトブラウザーを再読み込みする必要はありません。オーガナイザーを同期すると、モデルに変更を加えるまでオブジェクト プロパティは最新の状態になります。

次の場合、オーガナイザーは同期されます。

  • [モデルと同期します。] をクリックした場合。
  • オーガナイザーを開き、同期することを選択した場合。

同期を高速化するには、XS_COLLECT_MODEL_HISTORY 詳細設定を TRUE に設定します。XS_COLLECT_MODEL_HISTORYFALSE に設定すると、同期時に、すべてのオブジェクトが読み込まれ、モデルで何が削除されたか確認されます。

オーガナイザーを同期するとき、最後の操作を元に戻すのに使用される Tekla Structures の操作履歴は削除されます。つまり、[元に戻す] (Ctrl+Z) コマンドは使用できなくなります。それ以外の場合は、[元に戻す] は正常に機能します。

オーガナイザーを同期すると、[元に戻すの履歴] リスト がクリアされることに注意してください。[元に戻すの履歴] リストには、実行したすべてのコマンドおよびモデルに加えた変更が表示されます。モデルを保存すると、リストはクリアされます。

オーガナイザー を開いたときに常に同期されるように、オーガナイザーの [設定] で定義できます。[同期] タブに移動し、[オーガナイザーを開いたときにモデルと常に同期します] チェック ボックスをオンにします。

オーガナイザーを開き、[同期] ダイアログ ボックスの [次回このダイアログを表示しない。] チェック ボックスを選択すると、オーガナイザーは、オーガナイザーを使用するどのモデルでも、[同期] ダイアログ ボックスが表示されなくなります。[同期] ダイアログ ボックスを元に戻すには、\users\<user>\AppData\Local\Trimble フォルダーをブラウズし、ObjectBrowser で始まるすべてのファイルを削除します。これらのファイルを削除すると、オーガナイザーのデフォルトの単位設定が削除されることに注意してください。オーガナイザー の [設定] で単位設定を確認してください。

オーガナイザー データベース全体を更新する

オーガナイザー データベース全体を更新することによって、オブジェクトブラウザーに表示したプロパティまたはカテゴリーで使用したプロパティをオーガナイザー データベースのすべてのモデル オブジェクトに対して更新できます。

次の場合、オーガナイザー データベースは更新されます。

  • Ctrl キーを押しながら [モデルと同期します。] をクリックした場合。
  • 古いバージョンの Tekla Structures で保存したモデルを開き、 [モデルと同期します。] をクリックした場合。
  • オーガナイザーの [設定 にある [同期] タブで [有効な現場打ちコンクリートユニット] 設定をオンまたはオフにした後、[設定] ダイアログ ボックスを閉じます。[有効な現場打ちコンクリートユニット] 設定では、オーガナイザーがカテゴリー内の最上位のキャストインプレース階層として現場打ちコンクリート ユニットと現場打ちコンクリートのどちらを使用するかを制御します。[有効な現場打ちコンクリートユニット] 設定を使用するには、 XS_ENABLE_POUR_MANAGEMENT 詳細設定を TRUE に設定します。

  • モデル固有の詳細設定を変更して、 [モデルと同期します。] を次回クリックした場合。
  • [名前を付けて保存] でモデルを保存し、 [モデルと同期します。] を次回クリックした場合。
  • 材質カタログを変更し、 [モデルと同期します。] を次回クリックした場合。

オブジェクト ブラウザーを再読み込みする

モデルの最新のプロパティ値を表示する場合、オブジェクトブラウザーの再読み込みボタン をクリックします。オーガナイザーで一度オブジェクトのプロパティを確認すると、そのプロパティは同期時にオーガナイザー データベース内で更新されます。

オブジェクトの表示中にモデルに変更を加えた場合は、オブジェクトブラウザーを再読み込みします。

注:

モデルまたはカテゴリー内のオブジェクトを選択すると、オーガナイザー データベースに既にあるプロパティがオブジェクトブラウザーに表示され、オーガナイザー データベースに存在しないプロパティにモデルから新しい値が読み込まれます。

オブジェクトブラウザービューの再読み込み を行い、新しい値でビューを更新する必要があります。

カテゴリーを同期する

次の場合、オーガナイザーは部分的に同期されます。

  • カテゴリーを選択し、右クリックして [カテゴリーの同期] を選択した場合。

    同期の日時を表示するには、カテゴリーをもう一度右クリックします。

  • エクスポート時にカテゴリーを同期する場合。

部分的な同期では、次のことが実行されます。

  • [] などの配置カテゴリーを同期する場合、プロジェクト全体を更新する。

  • 他のカテゴリーを同期する場合、他のカテゴリーのカテゴリー ルールで使用されているカテゴリーを同期する。

  • カテゴリー ツリーの 1 つのサブカテゴリーを同期する場合、自動サブカテゴリー ルールによって作成されたカテゴリー ツリー全体を同期する。

  • カテゴリー ツリー全体を同期する場合、プロパティ カテゴリー ツリー内の手動で作成されたすべてのサブカテゴリーを同期する。
注:

部分的な同期では、オブジェクトブラウザーに表示されるプロパティは更新されません。カテゴリーの最新の内容を表示するには、オブジェクトブラウザーを再読み込み する必要があります。

同期からカテゴリーを除外する

  1. カテゴリーを選択し、右クリックして [プロパティ] を選択します。

  2. [同期時にカテゴリーを更新] チェック ボックスをオフにします。

[同期時にカテゴリーを更新] オプションを選択していなくても、モデルから削除されたオブジェクトはカテゴリーから削除されます。

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