例: レイヤーを設定し、DWG 形式でエクスポートする (以前のエクスポート)
次の例は、レイヤーを定義する方法、および特定のレイヤー上の線タイプを DWG エクスポートでそのサブレイヤーにエクスポートする方法を示しています。
例: DWG エクスポート用に選択フィルターを作成する
選択フィルターを作成するには、次のようにします。
-
モデルで、[選択フィルター] スイッチ
をクリックします。
- [オブジェクト グループ - 選択フィルター] ダイアログ ボックスで、[新しいフィルター] をクリックします。
-
新しいフィルター ルールを追加します。
- 名前 BEAM に基づいて部材を選択するフィルター ルールを作成します。
- 材質 S* に基づいて部材を選択するフィルター ルールを作成します (鋼材の場合と同様)。
- フィルターを steel-beam という名前で保存します。
例: DWG エクスポート用にレイヤーを作成する
選択フィルターを作成したら、次に、エクスポートした DWG に含めるレイヤーを作成します。
エクスポートした DWG に含めるレイヤーを作成するには、次のようにします。
例: 図面 DWG エクスポートのルールを作成し、作成したルールにレイヤーを割り当てる
レイヤーを作成したら、次に、オブジェクト グループをレイヤーにエクスポートするためのルールを作成し、作成したルールにレイヤーを割り当てます。
オブジェクト グループをレイヤーにエクスポートするためのルールを作成し、作成したルールにレイヤーを割り当てるには、次のようにします。
例: DWG エクスポート用にカスタム線種を定義する
ルールを作成したら、次に、エクスポートした DWG にある連続した線にカスタム線種を定義します。この例では、線種の定義を追加します。
カスタム線種を定義するには、次のようにします。
例: DWG エクスポートにあるレイヤーの線種と太さを定義する
カスタム線種を定義したら、LineTypeMapping.xml ファイルを変更し、線種と太さを定義することで続行できます。
線種と太さを定義するには、次のようにします。
- LineTypeMapping.xml ファイル ( ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\environments\common\inp ) をテキスト エディターで開きます。
- 次の図の下部の青い枠に囲まれている部分で示すように、レイヤーの線種 マッピングを追加します。上部の赤の枠で囲まれている部分は変更しないでください。
- ファイルを保存します。ファイル名拡張子は変更しないでください。
- 線は steel-beam-layer レイヤー上にあります。
- 線は XKITLINE00 (実線) で描画されます。
- 線は DWG の
CONTINUOUS
線にエクスポートされます。DWG の線の色は、既にレイヤー プロパティで赤に定義されています。DWG の線の太さは 35 です。 - 線は steel-beam-layer レイヤー上にあります。
- 線は XKITLINE02 (陰線) で描画されます。
- 線は DWG の
steel-beam-layer-H
と呼ばれる個別レイヤーのDASHED
線にエクスポートされます。DWG の線の色は既にレイヤー プロパティで青に定義されています。DWG の線の太さは 35 です。
例: 図面を DWG にエクスポートする
すべてのレイヤー設定を定義したら、次に、図面をエクスポートします。図面を DWG にエクスポートする前に、すべての図面プロパティが希望どおりに設定されていることを確認します。
図面をエクスポートするには、次のようにします。
- エクスポートする図面を開きます。
- [ファイル] メニューで、[図面のエクスポート] をクリックします。
- エクスポート ファイルの名前を入力します。
- [タイプ] を [DWG] に設定します。
- [レイヤー オプション] タブ ページに移動し、example1 という名前で前に保存したレイヤー ルール設定を読み込みます。
- 次の各チェック ボックスをオンにします: [アドバンスド線種とレイヤー変換の使用]、[未使用レイヤーの出力]、および [オブジェクトをレイヤー色で出力]。
- LineTypeMapping.xml ファイルを参照します。
- [オプション] タブに移動して、エクスポートの縮尺を設定し、[オブジェクトをグループ化してエクスポート] チェック ボックスをオンにします。また、必要に応じて、[テキストでラインをカットする] と [カスタム線を分割線としてエクスポート] をオンにします。
- [エクスポート] をクリックします。
エクスポートした DWG を適切な DWG ビューワー ソフトウェアで開きます。実線と陰線の鋼材の梁がそれぞれ別々のレイヤーにあることがわかります。また、柱については、定義したレイヤー ルールではなく、他のルールに従って処理されていることも確認できます。
以下の例は、[テキストでラインをカットする] の設定がどのように結果に影響するかを示しています。
次の例では、[テキストでラインをカットする] が選択されています。
次の例では、[テキストでラインをカットする] が選択されていません。