[設計基準]タブと[設計]タブ

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

[設計基準]タブと[設計]タブ

コンポーネント ダイアログ ボックスには、[設計] タブが含まれているものと、[設計] タブが含まれているものがあります。これらのタブのオプションを使用して、コンポーネントが UDL (等分布面荷重) に耐えられるかどうかをチェックできます。一部の [設計] タブには、設計チェックしかありません。Tekla Structures により、設計チェックの結果がモデル フォルダーに .txt ファイルとして保存されます。

設計チェックでは、オートデフォルトのルールグループとExcelファイルを使用できます。

  • オートデフォルトでは、コンポーネント プロパティが自動的に変更され、計算された荷重が取得されます。使用するオートデフォルトを指定するには、[一般] タブに移動し、[オートデフォルト] リスト ボックスでルールを選択します。

    詳細については、「オートデフォルトおよびオートコネクションでの反力とUDLの使用」を参照してください。

  • Excel ファイル内の情報は、ジョイントの設計をチェックし、UDL に耐えるようにコンポーネント プロパティを自動的に更新します。このオプションは、他の設計基準に従ってジョイントの設計をチェックする場合に役立ちます。「ジョイント設計における Excel スプレッドシート」を参照してください。

[設計基準]タブ

この設計チェックは、フィート・インチ単位用です。

設計をチェックするには、次のようにします。

  1. [設計] タブに移動し、[UDLを使用する] リストで [はい] を選択します。
  2. Excel スプレッドシート内の情報を UDL 計算に使用するには、[外部設計リンク] リストで [Excel] を選択します。
  3. 計算に使用する情報を入力します。
  4. モデル内でジョイントを選択し、[変更(M)] をクリックします。

    Tekla Structuresにより、コンポーネントがチェックされます。ジョイントシンボルが緑色の場合はジョイントがUDLに耐えられることを示し、赤色の場合は耐えられないことを示します。

  5. チェックの結果を表示するには、コンポーネント シンボルを右クリックし、ポップアップメニューの [情報] を選択します。

    [オブジェクト情報を表示] ダイアログ ボックスに、設計チェックの結果と関連情報が表示されます。

ジョイント設計における Excel スプレッドシート」も参照してください。

[設計]タブ

この設計チェックは、フィート・インチ単位用です。

設計をチェックするには、次のようにします。

  1. [設計] タブに移動し、[チェックを行う] リストで [はい] を選択します。

    ジョイントがモデルで使用または変更されるたびに、Tekla Structuresによりジョイントがチェックされます。

  2. 計算に使用する情報を入力します。
  3. モデル内でジョイントを選択し、[変更(M)] をクリックします。

    Tekla Structuresにより、コンポーネントがチェックされます。ジョイントシンボルが緑色の場合はジョイントがUDLに耐えられることを示し、赤色の場合は耐えられないことを示します。

  4. チェックの結果を表示するには、コンポーネント シンボルを右クリックし、ポップアップメニューの [情報] を選択します。

    [オブジェクト情報を表示] ダイアログ ボックスに、設計チェックの結果 (チェックした部材、チェックの名称、適用された力、許容される力、使用された容量、結果と考えられる解決策) が表示されます。

設計チェック専用の[設計基準]タブ

設計はBritish standard BS5950に基づきます。

設計には次の制限があります。

  • 設計基準が機能するのはUK式の環境だけです。
  • 設計基準を使用できるのは、メイン部材と副部材が鉛直になっている場合だけです。
  • 設計基準を使用できるのは、2つのボルトが水平になっている場合だけです。
  • 設計基準を使用できるのは、垂直方向のボルトが上面から定義されている場合だけです。
  • 設計基準は、H形鋼、I形鋼に対してのみ有効です。

設計をチェックするには、次のようにします。

  1. [設計] タブに移動し、[設計] リストで [オン] を選択します。
  2. [帯筋フォース] をキロニュートン (kN) 単位で入力します。

    タイフォースは、設計チェックがオンになっていて、ジョイントの部材構成条件が梁と柱である場合に必要です。タイフォースがない場合は、0を入力します。

  3. [せん断力] をキロニュートン (kN) 単位で入力します。

    設計チェックをオンにした場合は、正の値を入力します。せん断力がない場合は、0を入力します。

  4. モデル内でジョイントを選択し、[変更(M)] をクリックします。

    ジョイントシンボルに、設計チェックの状態が示されます。

    • 緑色は、設計チェックに成功したことを意味します。
    • 黄色は、設計チェックで警告が発生したことを意味します。
    • 赤色は、設計チェックで致命的なエラーが発生したことを意味します。
  5. チェックの結果を表示するには、ジョイント シンボルを右クリックし、ポップアップメニューの [情報] を選択します。

    [オブジェクト情報を表示] ダイアログ ボックスに、設計チェックの結果と関連情報が表示されます。

注: [オブジェクト情報を表示] ダイアログ ボックスに [鉄筋のナンバリングは最新ではありません。] というメッセージが表示された場合、現在表示されているマークは正しくない場合があります。マークが最新のものになるように、モデル上のマークを更新する必要があります。その後、[情報] コマンドを再度使用して、設計チェックの結果の正しいマークを取得します。
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