カスタム コンポーネントの編集と保存
カスタム コンポーネント エディターを使用して、既存のカスタム コンポーネントを微調整したり、コンポーネントをパラメトリックにします。 カスタム コンポーネントを編集すると、Tekla Structures により、モデル全体で該当するコンポーネントのすべてのインスタンスが変更内容に合わせて更新されます。
カスタム コンポーネントの編集
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モデルで、緑色のコンポーネント シンボル
をクリックして、カスタム コンポーネントを選択します。
注:カスタム パーツのモデルにはコンポーネント シンボルがありません。カスタム パーツを選択するには、[コンポーネントの選択]
選択スイッチがアクティブであることを確認します。
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右クリックして [カスタムコンポーネントを編集] を選択します。
カスタム コンポーネント エディターが開きます。このエディターは、次の要素で構成されています。
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[カスタムコンポーネントブラウザー]
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[カスタムコンポーネントエディタ] ツールバー
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カスタム コンポーネントの 4 つの異なるビュー
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4 つのカスタム コンポーネント ビューの 1 つでカスタム コンポーネントを変更します。たとえば、次の作業を実行できます。
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コンポーネント オブジェクトの追加または削除
たとえば、追加のボルトまたはスチフナーをコンポーネントに追加します。カスタム コンポーネント エディターで変更できるのは、コンポーネント オブジェクトだけであり、メイン部材や副部材を変更することはできません。
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カスタム コンポーネントを保存します。
モデル内の該当するカスタム コンポーネントのすべてのコピーを置き換えるかどうか尋ねられたら、[はい] をクリックします。該当するカスタム コンポーネントのすべてのコピーが変更内容に合わせて更新されます。
カスタム コンポーネント ブラウザー
[カスタムコンポーネントブラウザー] には、カスタム コンポーネントの内容が階層ツリー構造で表示されます。[カスタムコンポーネントブラウザー] には、カスタム コンポーネントの接続先のモデル オブジェクト、およびカスタム コンポーネントで作成されるオブジェクトの一覧が表示されます。カスタム コンポーネント変数とコンポーネント オブジェクト プロパティの間にリンクを作成できます。
[カスタムコンポーネントブラウザー] はビューと連動しています。ビューで部材を選択すると、Tekla Structures によって [カスタムコンポーネントブラウザー] でハイライトされます。逆の場合も同様です。
コンポーネントのメイン部材と副部材の名前、値、参照のコピーを [カスタムコンポーネントブラウザー] で行うことができ、コピーした内容を使用して、[変数] ダイアログ ボックスでカスタム コンポーネントのプロパティを定義できます。
カスタム コンポーネント エディター ツールバー
[カスタムコンポーネントエディタ] ツールバーのツールを使用して、距離の作成、平面の選択、コンポーネントの保存などを行います。
アイコン | 説明 |
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距離を作成します。 最初に平面を選択し、次に、拘束するハンドルまたは角処理を選択します。 |
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参照距離を作成します。 |
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距離を自動的に作成します。 Tekla Structures によって、選択した部材がそのハンドルの接触面に拘束されます。Tekla Structures による平面の選択順序は次のとおりです。
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補助平面を作成します。 |
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補助線を作成します。 |
平面タイプ |
距離変数を定義するときに使用できる平面タイプを表示します。 |
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カスタム コンポーネントのタイプまたは位置を編集するか、コンポーネントを作成した後に注記を追加します。 |
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作成したすべての変数を表示します。 |
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[カスタムコンポーネントブラウザー] を開きます。 |
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カスタム コンポーネントを別の名前で保存します。 |
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モデル内の既存のコンポーネントを保存および更新します。 |
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エディターを閉じます。 |
カスタム コンポーネントの保存
カスタム コンポーネントを変更したら、変更を保存します。
Tekla Structures は、カスタム コンポーネントを現在のモデル フォルダーの xslib.db1 ファイルに保存します。このファイルは、カスタム コンポーネントとスケッチが格納されるライブラリ ファイルです。
親部材 |
操作 |
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カスタム コンポーネントのすべてのコピーに変更を保存する |
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コンポーネントを別名で保存する |
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コンポーネントを保存して閉じる |
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パスワードを使用したカスタム コンポーネントの保護
他のユーザーがカスタム コンポーネントを変更できないように、パスワードを設定することができます。 カスタム コンポーネントをパスワードで保護しても、通常どおりモデルに追加することができます。
次回から他のユーザーがこのカスタム コンポーネントを編集しようとすると、パスワードを入力するように求められます。
カスタム コンポーネントがパスワードで保護されており、[カスタムコンポーネントエディタ] でカスタム コンポーネントを分解した場合、[コンポーネントの分解] または [パラメーターを使用したコンポーネントの分解] コマンドを使用できます。
[コンポーネントの分解] コマンドを実行すると、コンポーネント パラメーターとマッピングが作成されないままカスタム コンポーネントが分解されます。
[パラメーターを使用したコンポーネントの分解] コマンドを実行すると、パスワードを入力するように求められます。正しいパスワードを入力した場合のみ、コンポーネント分解され、コンポーネント パラメーターとマッピングが作成されます。