Tekla Structures での構造解析ワークフロー
以下は、Tekla Structures と解析アプリケーションを使用して構造解析を行う場合に実行する必要がある手順の一例です。 プロジェクトや使用する解析アプリケーションによっては、一部の手順が不要な場合や、手順を繰り返す、または異なる順序で実行する必要がある場合があります。
開始する前に、解析する必要がある主要な荷重支持部材を作成します。 この段階では、ディテールやジョイントを作成する必要はありません。 詳細設計されたモデルがある場合や、物理モデルに解析が必要な数よりも多くの部材がある場合は、解析からそれらの部材を除外できます。
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オブジェクトを選択したり、解析モデルにオブジェクトを追加したり、副解析部材やブレースを定義したりするときに使用するフィルターを作成 します。
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物理モデルおよび荷重モデル全体について解析モデルを作成しない場合、解析モデルに含めるオブジェクトを定義します。
最初に柱のみを解析モデルに含めて、柱が揃っていることを確認することをお勧めします。
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作成したフィルターを使用して、選択した部材と荷重の新しい解析モデルを作成 します。
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Tekla Structures モデル ビューで 解析モデルおよび解析部材を確認 し、必要に応じて変更を加えます。
- メイン梁およびその他の必要なオブジェクトを同じ解析モデルに追加 します。
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必要に応じて、解析モデル、解析部材、またはプロパティを変更します。 たとえば、次の操作を実行できます。
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解析部材およびジョイントがある場合、それらの終点拘束および支持条件を定義 します。
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個々の解析部材の他の解析プロパティを定義します。
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設計プロパティを定義します。
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必要に応じて、代替モデルや副解析モデルを作成します。
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解析アプリケーションに解析モデルをエクスポートし、解析を実行します。
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必要に応じて、解析アプリケーションで特殊な荷重やその他の必要な設定を追加します。
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必要に応じて、解析アプリケーションを使用して、解析モデルまたは解析結果を後処理します。 たとえば、部材プロファイルを変更できます。
変更後、解析を再実行します。
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解析結果を Tekla Structures にインポートし、結果を確認 し、ジョイントの設計などに使用します。
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解析結果に従って解析アプリケーションでモデルに変更を加える必要がある場合は、Tekla Structures に変更をインポートします。