管理者向け実装ガイド

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

管理者向け実装ガイド

Tekla Structures 管理者は、Tekla Structures に確実に会社の規準を適用し、設定する責任者です。以下の項では、Tekla Structures をカスタマイズする方法を説明します。

Tekla Structures のカスタマイズ

Tekla Structures の新しいバージョンごとに、プロジェクトの遂行に使用する全体的なプロセスを改善する新しい機能が導入されます。Tekla Structures には、特定の市場のニーズや要件に適した複数の環境があります。Tekla Structures の各バージョンでは、多数の機能がローカライズされています。バージョン間の変更の大部分は、デフォルトで保存される属性の一貫性の向上、整理、簡素化、使いやすさの向上に重点を置いています。

ローカル技術チームは、新しい各バージョンに関するユーザーの知識と経験を高めることに集中して尽力します。このチームは、既存ユーザー、新しいユーザー、潜在的なユーザーの意見から必須であると明らかにされたタスクを実行することによって、Tekla Structures のユーザー エクスペリエンスを強化することを目指します。

会社およびプロジェクトのニーズに合わせて Tekla Structures をカスタマイズする前に、図面の規格、使用するプロファイル、等級と材質、会社のロゴ、命名規則など、必要な情報を収集してください。

Tekla Structures の全体的なローカライズは、4 つの異なるレイヤーに分けることができます。

  • Tekla Structures 環境
  • 会社レベルでの設定
  • プロジェクト レベルでの設定
  • マルチユーザー設定

最後の 3 つは、社内の管理者によって主に管理されます。

会社が使用する規準と特定のプロジェクトに必要な規準を設定しておくと、エンド ユーザーが設計プロセスに集中できるため、設計プロセスの効率が大きく向上します。

Tekla Warehouse

Tekla Warehouse には、アプリケーション ツールや環境コンテンツなど、さまざまな追加コンテンツが含まれています。プロファイル、ボルト、材質、および鉄筋など環境のカタログの内容を含むTekla Warehouseオフライン コンテンツをダウンロードできます。

オフライン カタログの内容は、[Tekla Structures コレクション] にあります。Tekla Structures コレクションは、Tekla Warehouse に含まれています。コンテンツは、.tsep パッケージにあります。このパッケージは、Tekla Structures を開くときにインストールされます。

会社のローカル コレクションを作成し、社内ネットワーク上で組織として共有することもできます。フォルダーのアクセス権とコレクション レベルを各ユーザーのコンピューターにある collections.json ファイルで管理できます。このファイルを各ユーザーのコンピューターの同じ場所にコピーします。このファイルは、C:\Users\Public\Public Documents\Trimble\Tekla Warehouse\collections.json にあります。

次の図は、4 つの Tekla Structures コレクションのコレクション パスの例を示しています。

Tekla Warehouse では、[マイ コレクション] > [ローカル/ネットワークコレクション] でマッピングした後にコレクションが表示されます。

環境、役割、およびライセンスの概要

Tekla Structures では、1 つの製品の中にさまざまな異なるライセンスが含まれています。ライセンスによって、使用できる構成が決まります。

Tekla Structures 環境は、特定の市場で使用する材質、等級、プロファイル、図面設定、コンポーネント設定、.ini ファイル設定に合わせて設定されています。Tekla Structures には、30 種類以上の異なる環境があります。Tekla Structures を起動するときに、特定の環境を選択することによって、その市場向け設定を使用できます。複数の環境をインストールし、不足している環境を後で追加できます。

環境のリストに含まれている blank project は、独自の環境やプロジェクト設定のための空のプラットフォームです。これには、標準のパラメトリック プロファイル、未定義のボルト、材質、鉄筋の等級、基本的な図面レイアウトが含まれており、企業フォルダー、プロジェクト フォルダー、および Tekla Warehouse から補完することができます。

一部の環境の場合、ログイン時に役割を選択できます。役割は、使用するライセンスとは独立しています。役割の目的は、ユーザーのタスクに合わせ、ユーザー インターフェイスと設定を明確化、簡単化、高速化することです。

実際、これは、設定、フィルター、レポート、およびユーザー インターフェイスが、ユーザーの役割に合わせて設定されることを意味します。たとえば、オブジェクト プロパティに事前に読み込まれる設定のうち、ユーザーの役割に関連しないものは表示されないため、オプションのリストが簡潔で明確になります。

設定の選択は、主に Trimble および販売店のローカライズ担当者によって構成されるものであり、Tekla Structures インストール パッケージに含まれています。ただし、上級ユーザーや Tekla Structures システム管理者は、社内独自の設定を作成することもできます。追加コンテンツを Tekla Warehouse のオフラインおよびオンライン コレクションで利用することもできます。オンライン コレクションのダウンロードまたはインストールには Trimble Identity が必要であることに注意してください。詳細については、「Tekla Online services 用の Trimble Identity」を参照してください。

サブスクリプション ライセンス設定を使用したリボン選択の役割の使用

サブスクリプション ライセンス設定を使用したリボン選択は主に、Trimble および販売店のローカライズ担当者が設定することを目的としている点に注意してください。

サブスクリプション ライセンスを使用すると、役割を使用し、特定の役割に対して表示するリボンを制御できます。環境内の役割固有の .ini ファイル (role_Steel_Detailer.inirole_Rebar_Detailer.ini など) に は、詳細設定 XS_RIBBON_CONFIGURATION_DIAMONDXS_RIBBON_CONFIGURATION_GRAPHITEXS_RIBBON_CONFIGURATION_CARBON が含まれています。詳細設定は、特定の役割のリボンを定義します。

この詳細設定では、リボン ファイルのライセンス ID 番号を、従来のオンプレミス ライセンスのライセンス ID 番号またはオンライン ライセンスのライセンス ID 番号のどちらかに指定する必要があります。新しいライセンス ID 番号を作成することはできません。

詳細設定が設定されていない場合、各サブスクリプション ライセンス設定のデフォルト リボンが Tekla Structures により使用されます。

例:

[プレキャスト] の役割を選択したユーザーの場合、role_Precast_Detailer.ini ファイルで次の設定を使用できます。


set XS_RIBBON_CONFIGURATION_CARBON=albl_up_Carbon
set XS_RIBBON_CONFIGURATION_GRAPHITE=albl_up_PC_Detailing
set XS_RIBBON_CONFIGURATION_DIAMOND=albl_up_PC_Detailing

例については、環境で使用する role_<role>.ini ファイルを参照してください。

ヒント:

独自の環境と役割を使用している管理者: 専用の役割 (材木の詳細設計者など) の場合、たとえば ..\<environment>\Timber\Detailing\Ribbons などにリボン ファイル用のフォルダーを作成できます。カスタマイズしたリボン ファイルをフォルダーに配置し、その特定の役割の XS_SYSTEM パス定義にフォルダーを含めます。

フォルダー構造

Tekla Structures ソフトウェアと環境は、Windows 認定の要件によって異なる場所に分かれています。デフォルトでは、ファイルは以下のフォルダーにインストールされます。

  • ソフトウェアは \Program Files\Tekla Structures フォルダーにインストールされます。

  • 環境と拡張機能は、\ProgramData\Trimble\Tekla Structures フォルダーにインストールされます。

  • ユーザー設定は、\Users\<username>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures フォルダーにインストールされます。

プロジェクト フォルダーと企業フォルダー

プロジェクト フォルダーと企業フォルダーは、カスタマイズしたファイルを保存するために使用します。会社の場合、すべてのユーザーがアクセスできる共有ファイル サーバーに企業フォルダーやプロジェクト フォルダーを設定することを強くお勧めします。異なるサイトの複数のチームが同じプロジェクトで作業している場合は、Trimble Connect プロジェクトのフォルダー内にプロジェクト フォルダーまたは企業フォルダーを設定できます。

プロジェクト フォルダーと企業フォルダーの階層を使用すると、企業フォルダーの更新、プロジェクトの全員が同じ設定を確実に使用すること、および、Tekla Structures の新しいバージョンへのアップグレードが大幅に簡単になります。

会社レベルで使用するすべての設定 (会社のロゴや図面の規格など) は企業フォルダーに保存し、特定のプロジェクトで使用するすべての設定は、対応するプロジェクト フォルダーに保存する必要があります。プロパティ ファイルは、現在のモデル フォルダーにある \attributes フォルダー (\TeklaStructuresModels\<my_building>\attributes など) に必ず保存されます。これらのファイルは、プロジェクトまたは企業フォルダーにコピーするか、プロジェクトまたは企業フォルダーの下のユーザー定義サブフォルダーにコピーする必要があります。

企業フォルダーまたはプロジェクト フォルダーに保存された設定を使用するには、XS_PROJECT および XS_FIRM 詳細設定を使用して、フォルダーのファイルパスを設定します。これらの詳細設定は、初期化ファイル (.ini ファイル) に設定する必要があります。複数の異なる .ini ファイルを使用できます。Tekla Structures のショートカットに、実行する .ini ファイルと適用する設定を定義できます。

企業フォルダーまたはプロジェクト フォルダーを使用する最も重要な利点の 1 つは、新しいバージョンをインストールしても、Tekla Structures がプロジェクト フォルダーと企業フォルダー内のファイルを置き換えることがないことです。つまり、以前のバージョンからファイルをコピーして貼り付けたり、エクスポートしてインポートしたりせずに、カスタマイズしたファイルを保持できます。これによって、Tekla Structures の新しいバージョンへのアップグレードが容易になります。ファイルを 1 つの場所に保存すると、その設定を簡単に更新でき、プロジェクト内の全メンバーに同じ設定を使用してもらうことが簡単になります。

例:

現在のプロジェクト 123_project_ABC では、コンクリート柱のプロパティを設定し、column_ABC として保存しています。これらの保存された設定を 123_project_ABC プロジェクトで作業する全員が使用できるようにするには、モデル フォルダーの下にある \attributes のフォルダーから column_ABC.ccl をファイル サーバーの \123_project_ABC プロジェクト フォルダーにコピーするか、\123_project_ABC プロジェクト フォルダーの下にあるユーザー定義サブフォルダーにコピーします。プロジェクトの全員の .ini ファイルに XS_PROJECT 詳細設定の正しいパスが設定されていることを確認します。

詳細については、「プロジェクト フォルダーおよび企業フォルダーの作成」および「Tekla Structuresのファイルとフォルダ」を参照してください。

フォルダーの検索順序

モデルを開くと、Tekla Structures により、特定のフォルダーから特定の順序で関連ファイルが検索されます。ファイルを正しいフォルダーに配置しておくことが重要です。Tekla Structures により関連ファイルが検出されると、その時点で、検索が終了します。これは、それよりも検索順序の下位にある同じ名前を持つファイルは無視されることを意味します。

フォルダーの基本的な検索順序は次のようになります。

フォルダー 以下によって定義される

モデル フォルダー

現在開いているモデル

プロジェクト

XS_PROJECT

企業

XS_FIRM

システム

XS_SYSTEM

複数のシステム フォルダーを指定できます。これにより、役割ごとに特定の設定を定義できます。XS_SYSTEM 詳細設定でシステム フォルダーを指定する場合は、env_<environment>.ini で定義されている役割オプションを使用して、役割を指定します。次の例のように、役割を示すオプションを入力し、セミコロンで区切ります。set XS_SYSTEM=%XS_STEEL%;%XS_ENGINEERING%;%XS_CONTRACTOR%;%XS_GENERAL%;%XSDATADIR%\environments\common\system\

この検索順序にはいくつかの例外があります。例外は、フォルダーの検索順序 に記載されています。

注:

システム フォルダーには、カスタマイズしたファイルを保存しないでください。システム フォルダー内のファイルは、新しいバージョンをインストールすると、Tekla Structures により新しいファイルに置換されることがあります。

初期化ファイル

初期化ファイル (.ini) は、 Tekla Structures を起動するためのファイルです。初期化ファイルには、さまざまな詳細設定が含まれます。これらの詳細設定を使うと、標準規格や作業スタイルの違いに応じて Tekla Structures を設定することができます。Tekla Structures のインストール時に、必要な .ini ファイルが自動的に作成されます。作成される .ini ファイルの数は、インストールするよう選択した国固有の環境の数によって決まります。

.ini ファイルが必要な理由

Tekla Structures を起動するとき、多数の設定が必要です。詳細設定は、使用する言語、図面内の部材マークの動作、モデル フォルダーの位置など、Tekla Structures の表示と動作を決定するのに使用されます。詳細設定は .ini ファイルで設定されます。さまざまな .ini ファイル、それらの役割と相互の関連について以下で説明します。

さまざまな種類の .ini ファイル

.ini ファイルの デフォルトの読み取り順序を次の図に示します。

  1. teklastructures.ini

    Tekla Structures の実行に必要な設定を初期化します。

    \bin フォルダーに格納された teklastructures.ini ファイルによって、Tekla Structures が起動します。このファイルは一切変更しないことをお勧めします。

  2. env_global_default.ini

    グローバルなデフォルト設定を設定します。

    env_<your_environment>.ini ファイルは \Environments サブフォルダーにあり、すべての環境固有の設定が含まれています。これらのファイルは、地域の Trimble オフィスまたは販売店で設定されます。

  3. environment.ini

    環境固有の設定内容を設定します。

    環境で役割に特定の設定を定義し、これらの設定を役割固有のフォルダーに保存できます。役割に基づいてフォルダー構造を整理すると、役割の内容を最新の状態に保つのに役立ちます。フォルダーの構造および内容は環境によって異なる場合があるので注意してください。

    env_<environment>.ini ファイルでは、各役割に、役割設定を保存したフォルダーを指定するパスを追加できるオプションがあります。たとえば、XS_STEEL (\Steel)、XS_CONCRETE (\Concrete)、XS_ENGINEERING (\Engineering) および XS_PRECAST (\Precast) は、その役割に固有の設定を含むフォルダーを指定します。鋼材の役割の例を次に示します。

    set XS_STEEL=%XSDATADIR%\environments\Steel\master_drawings\;%XSDATADIR%\environments\Steel\model_filters\;%XSDATADIR%\environments\Steel\model_settings\

    XS_GENERAL は、たとえば、モデリングおよび図面に固有のすべての役割と設定に共通する内容が含まれている \General フォルダーを指定します。

    XS_SYSTEM で役割の設定を定義するときは、env_<environment>.ini で定義された役割のオプションを使用して、役割固有の設定を指定します。フォルダー パスは、env_<environment>.ini で定義されているので、XS_SYSTEM に追加する必要はありません。

  4. role.ini

    役割に対して定義された設定内容を設定します。

    role_<role>.ini ファイルは \Environments サブフォルダーにあり、選択した役割に固有の設定が含まれています。たとえば、\Environments\uk フォルダーの role_Engineer.ini ファイルには、UK 環境でのエンジニアリングの役割用の設定が含まれています。

  5. user.ini

    ユーザーが指定した設定内容を設定します。

    user.ini ファイルには、個人用の設定が含まれています。user.ini ファイル内の詳細設定は、他の .ini ファイル内の設定よりも優先されます。たとえば、環境サブフォルダーのファイルと user.ini ファイルに .ini ファイルと同じ詳細設定を設定した場合、Tekla Structures は、user.ini ファイルの値を使用します。この user.ini ファイルは、C:\Users\<user_name>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\UserSettings フォルダー内にあります。

  6. options.ini

    会社、プロジェクト、またはモデルに指定した設定内容を設定します。

同じ詳細設定に複数の設定がある場合は、読み取り順序で後の設定が前の設定より優先されます。これは、user.ini の設定が env_global_default.ini の設定より優先されること、また options.ini の設定を user.in の設定より優先させることができることを意味します。

lang_enu.ini は、英語設定の初期化ファイルです。このファイルは、他のインストール済み言語と共に \Tekla Structures\<version>\nt\bin フォルダーにあります。

すべてのカスタマイズは、モデル フォルダーにある options.ini ファイルか user.ini ファイルに対して行うことをお勧めしますこの方法により、Tekla Structures の次のバージョンをインストールする場合にカスタマイズが維持されます。

.ini ファイルでの詳細設定の設定

Tekla Structures には、ユーザー固有の詳細設定、システム固有の詳細設定、およびモデル固有の詳細設定の 3 種類の詳細設定があります。

注:

モデル フォルダー以外にある .ini ファイル内の詳細設定の値を変更しても、既存のモデルには影響しません。詳細設定は、[詳細設定] ダイアログ ボックスまたはモデル フォルダーにある options.ini ファイルでのみ更新することができます。XS_FIRM または XS_PROJECT 詳細設定で定義されているフォルダー内にある options.ini ファイルからは更新できません。.ini ファイルは既存のモデルを開いたときにも読み取られますが、options_model.db または options_drawings.db に存在していない新しい詳細設定のみが挿入されます。これには、たとえば、[詳細設定] ダイアログ ボックスにはまだ表示されていないが、ソフトウェアでは追加されているオプションがあります。

ユーザー固有の詳細設定では、Tekla Structures ウィンドウの表示形態など、各ユーザー用の個別の設定を定義します。Tekla Structures では、ユーザー固有の詳細設定の設定は、options_<your_username>.ini ファイル (C:\Users\<user_name>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\UserSettings フォルダー内) に保存されます。

options.ini ファイルにはモデル固有の詳細設定の設定が含まれています。このファイルは現在のモデル フォルダーにあります。設定を他のユーザーと共有するには、options.ini ファイルをシステム フォルダー、プロジェクト フォルダー、または企業フォルダーにコピーします。

システム固有の詳細設定は、他のすべての .ini ファイルに保存されます。

詳細設定の設定

詳細設定を設定するには、次の 2 つの方法があります。

  • [詳細設定] ダイアログ ボックスでは、これらの詳細設定が用途に応じて、いくつかの異なるカテゴリーに分類されています。このダイアログ ボックスを表示するには、[ファイル] > [設定] > [詳細設定] をクリックします。詳細は、詳細設定のリファレンスを参照してください。
  • .ini ファイルは、メモ帳などのテキスト エディターで編集できるプレーン テキスト ファイルです。設定は、開いたモデルのモデル フォルダーにある options.ini ファイルに保存されます。設定は、別の .ini ファイルに簡単にコピーして貼り付けることができます。詳細については、オプションと詳細設定が格納されるファイルを参照してください。

上記のいずれか 1 つの方法だけを使用して詳細設定を設定することをお勧めします。[詳細設定] ダイアログ ボックス内の詳細設定の設定値は、.ini ファイル内の設定値よりも優先して適用されます。一部の詳細設定では、Tekla Structures を再起動して設定を有効にする必要があります。

user.ini ファイルで詳細設定を設定するには、次のようにします。

  1. C:\Users\<user_name>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\UserSettings フォルダーで user.ini ファイルを探します。
  2. Windows エクスプローラーで user.ini ファイルを選択して右クリックし、[プログラムから開く] をクリックします。このファイルは、標準のテキスト エディターで開くことができます。
  3. 詳細設定に目的の値が設定されているかチェックします。設定されている場合は、ここで終了です。
  4. 詳細設定を変更または追加するには、新しい行に set と入力し、スペースを追加してから詳細設定の名前とその値を 1 つの行内に追加します。

    Tekla Structures では、たとえば、set %XS_DIR%=C:\TeklaStructures\2019 のように、初期化ファイルの set で始まる行だけを読み取ります。

  5. user.ini ファイルを保存します。

ショートカットの作成

特定のプロジェクトで正しい .ini ファイルを使用する最も簡単な方法は、デスクトップにそのプロジェクト用のショートカットを作成することです。ショートカットを使用すると、定義された初期設定でteklastructures.exe を起動できます。

  1. デフォルトのショートカットのコピーを作成します。Windows の [スタート] メニューまたは [スタート] 画面で、Tekla Structures <version> を見つけ、Tekla Structures <version> を右クリックします。
  2. ポップアップ メニューから [コピー] を選択します。
  3. ショートカットをデスクトップに貼り付けます。
  4. ショートカットを選択し、右クリックします。
  5. ポップアップ メニューから [プロパティ] を選択します。
  6. ショートカットの [リンク先] を変更して、プロジェクトの初期設定を追加します。

たとえば、ショートカットでは次のようなパラメーターを使用できます。

  • -i InitializationFile:起動時に読み込まれる初期化ファイル (例: -i \\MyServer\MyProject\Project1.ini)。このパラメーターは、必要なだけ何度も繰り返すことができます。
  • ModelToBeOpened:自動的に開かれるモデルのフル パス
  • /create:ModelToBeCreated:自動的に作成されるモデルのフル パス。

.ini ファイルは、会社が設定したフォルダー構造に応じて、どこに何がどのような順番で存在するかを示します。詳細については、「カスタマイズされた初期化ファイルを使用する起動用ショートカットの作成」を参照してください。

ログイン画面の省略

独立した .ini ファイルを使用し、次の詳細設定を設定することによって、ログイン画面を省略できます。

  • オンプレミス ライセンス サーバーのアドレスを設定する場合は XS_​LICENSE_​SERVER_​HOST。オンライン ライセンスを使用するには、値を https に設定します。
  • XS_DEFAULT_LICENSE は、ユーザーの役割のデフォルト ライセンスを設定します。
  • XS_DEFAULT_ENVIRONMENT は、環境固有の .ini ファイル (例: %XSDATADIR%\Environments\uk\env_UK.ini) を指定します。
  • XS_DEFAULT_ROLE は、役割固有の .ini ファイル (例: %XSDATADIR%\Environments\uk\role_Engineer.ini) を指定します。

パラメーター -I (i の大文字) を使用して、起動用ショートカットを定義します (例: -I %XSDATADIR%\Environments\uk\Bypass.ini)。これにより、環境用の .ini の前に追加の初期化ファイルが読み込まれます。

そのようなファイルの内容は、たとえば次のようなものです。

set XS_LICENSE_SERVER_HOST=https
set XS_DEFAULT_LICENSE=DIAMOND
set XS_DEFAULT_ENVIRONMENT=%XSDATADIR%\Environments\uk\env_UK.ini 
set XS_DEFAULT_ROLE=%XSDATADIR%\Environments\uk\role_Engineer.ini 

詳細については、カスタマイズされた初期化ファイルを使用する起動用ショートカットの作成を参照してください。

ユーザー定義情報

ユーザー定義情報は、モデルまたは図面のオブジェクトに設定される属性です。これらのユーザー定義情報は、フィルター、図面、レポート、エクスポート、インポート、製作、架設、およびリビジョン処理などさまざまな用途に使用できます。

社内または特定のプロジェクトで必要な独自のユーザー定義情報を作成することができます。ユーザー定義情報には、番号、テキスト、リスト、または日付を使用できます。それらの情報がオブジェクトごとに一意になるように設定することもできますし、コピーを許すように設定することもできます。また、ナンバリングによってそれらの情報を無視したり、それらの情報でナンバリングに影響を与えたりすることもできます。

ユーザー定義情報は、objects.inp ファイルで定義されます。これらのファイルは、Tekla Structures のフォルダー設定に従って、異なるフォルダーにあり、起動時に互いに結合されます。objects.inp ファイルには、次に示すフォルダーのユーザー定義情報が、モデル フォルダーから順に読み込まれます。

詳細設定で定義されるフォルダー 詳細設定
モデル 現在のモデル フォルダー
プロジェクト XS_PROJECT (定義済みのプロジェクト フォルダー)
企業 XS_FIRM (定義済みの企業フォルダー)
システム XS_SYSTEM (定義済みのシステム フォルダー)
inp XS_INP (定義済みの inp フォルダー)

ファイルは、ユーザー定義情報がいずれかのファイルにある場合、ユーザー インターフェイスで表示されるように結合されます。Tekla Structures では、重複する情報を削除するようにファイルが結合されます。Tekla Structures が、異なる objects.inp ファイルで同一の属性名を検出した場合、最初に読み込んだ objects.inp ファイルの情報を使用します。

同じフォルダーに複数の objects.inp ファイルを配置する必要がある場合は、ファイル名にサフィックスを使用して、すべてのファイルを使用することができます。こうすることで、同じフォルダー内に複数の objects_<suffix>.inp ファイルを置くことができます。たとえば、ファイル名を objects_precast.inp とすることができます。

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