自動プレキャスト制作用ツールの更新
自動プレキャスト製作ツールには、多くの重要な改良点があります。
エクスポート ユニテクニック (79)
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共通環境の objects.inp ファイルにあるすべてのユニテクニック UDA が、\precast フォルダーの下の objects_unitechnik.inp ファイルに移動されました。
- 輸送手段の情報を保存するために、部材のユーザー定義情報に新しいタブ [搬入] が追加され、輸送関連の設定がすべて [ユニテクニックデータ] タブからこの新しいタブに移動しました。新しい [輸送杭の数] 設定を使用して、輸送杭の数を指定できるようになりました。
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鉄筋ユーザー定義情報ダイアログ ボックスの [ユニテクニックデータ] タブで、[溶接金網タイプ] の UDA オプションを使用して手動ユニテクニック溶接金網タイプを指定できるようになりました。オプションを空白のままにした場合、以前のように自動溶接金網タイプが使用されます。
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以前は、2 重壁の両方のシェルの露出クラスが第 1 シェルから読み込まれていました。これは修正され、露出クラスが各シェルから読み込まれるようになりました。
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2 重壁シェルが回転に設定されているが、シェルの幅がパレット幅よりも大きいために回転が失敗する場合、Tekla Structures に警告メッセージが表示されるようになりました。パレット幅が指定されていない場合もそれぞれ警告が示されます。
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2 重壁の場合、別のモデリング方法とキャスト ユニット階層を使用すると、エクスポート時に一部のパネルが正しく処理されませんでした。この不具合は修正されました。
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以前は、[ファイル名セクション] オプションでデータ フィールドに入力するためにファイル名拡張子を使用することはできませんでした。これは追加され、6 番目のファイル名セクションを表す数字 6 で表示されるようになりました。
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[メイン] タブ:
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[出力ファイル構造] 設定に、新しいオプション [1 SLABDATE、スキャンされたレイヤー] が追加されました。モデルでモデリングされるのと同じ順序で要素レイヤーがエクスポートされます。同じデプス レベルの複数の部材が1 つ のレイヤーとして認識されます。
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[TS ライセンス] タブ:
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以前は、起動時に 2 重壁のシェル オフセットが指定されており、[2 重壁 - 回転] 設定で第 1 シェルの回転が有効になっている場合、第 2 シェルの X 軸オフセットが正しくありませんでした。この不具合は修正されました。
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[埋込み材] タブ:
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新しい設定 [縁端のカットをエクスポート] を使用して、ライン カット、継手、および角処理を
MOUNPART
ブロックとしてエクスポートできるようになりました。この設定は、たとえば、標準のスラブへの鋸引きの表示に使用することができます。形状は単純な線になり、MOUNPART
には固定名が割り当てられます。端部のカットに沿ってライン カットと継手がプロットされます。角処理は、角処理したエッジの内側の線にプロットされます。 - [断熱材をエクスポート] 設定に、
SLABDATE
ブロックの断熱材をレイヤーエクスポートし、MOUNPART
ブロックの断熱材を埋込み材としてエクスポートする、新しいオプション [レイヤーと埋込み材] が追加されました。 -
パネル レイヤーとしてエクスポートされた断熱材が、正しいレイヤー タイプ 02 でエクスポートされるようになりました。
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[鉄筋] タブ:
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新しい [鉄筋のエクスポート タイプ] オプション [指定溶接鉄筋] が追加されました。このオプションは、[溶接組された鉄筋の製作] と同様に機能しますが、[基づいて集計] オプションと同時に使用して、鉄筋タイプ 1 または 2 でメイン レイヤーを形成する鉄筋を指定できます。ただし、オブジェクト タイプによっては鉄筋は
RODSTOCK
のままになります。 -
パレットの溶接金網方向に関係なく、鉄筋タイプ 1 の鉄筋が常に溶接金網の最も低い鉄筋となるように指定できるようになりました。これを行うには、新しい [鉄筋タイプ] オプション [下段鉄筋 = タイプ 1] を使用します。
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新しい [鉄筋タイプ] オプション [1、2、ユーザー定義情報を使用] が追加されました。このオプションを使用すると、同じ方向のすべての鉄筋を含む最も低い鉄筋レイヤーが鉄筋タイプ 1 でエクスポートされ、その他のすべてのレイヤーがタイプ 2 でエクスポートされます。
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新しい [溶接金網ワイヤー レイヤー レベル] 設定を使用して、溶接金網ワイヤー レベルの計算方法を選択できるようになりました。次のオプションがあります。
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実際レベル: これは、モデル内の相対ワイヤー レベルです。
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最高レベルで: レイヤー内のすべてのワイヤーは、Z 位置が最も大きいワイヤーのレベルに移動されます。
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ワイヤー サイズで: 2 番目のレイヤーの相対レベルは、ワイヤーのサイズに従って書き込まれます。
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[手動]: 2 番目のレイヤー ワイヤー レベルを手動で定義できます。
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[SLABDATE ブロック データ] タブ:
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ギャップ幅の値のエクスポートを制御または無効にできる新しいオプション [シェル ギャップ幅のエクスポート] が追加されました。次のオプションがあります。
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[いいえ] - ギャップはエクスポートされません。
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[2 重壁のみ] - ギャップは 2 重壁でのみエクスポートされます。このデフォルト値は、ほとんどの制御システムで 2 重壁と共に使用することをお勧めします。
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[レイヤー パネル] - 2 重壁やサンドイッチ パネルなど、複数のコンクリート レイヤーがあるすべてのパネルのギャップがエクスポートされます。
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新しい [寸法 (最大)] 設定を使用して、
SLABDATE
の最大部材の長さと幅をエクスポートする方法を指定できるようになりました。次のオプションがあります。-
メイン部材周囲ボックス (デフォルト): メイン部材形状がチェックされます (以前と同じ)。
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キャスト ユニット周囲ボックス: 突き出ているすべての埋込み材を含む、キャスト ユニット形状全体をチェックします。
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スキャン済みのポリゴン: すべてのポリゴンをチェックします。
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スキャンzじゅみのすべての部材: すべてのポリゴンと埋込み材のポリゴンをチェックします。
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[レイヤー品質] 設定には、レイヤーの品質をより細かく指定できる新しいオプション [名前] および [テンプレート] が追加されています。
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新しい設定 [エクスポート数量] を使用して、
SLABDATE
ブロックの要素の数量をエクスポートできるようになりました。エクスポートされたセットに複数のキャスト ユニットがある場合、SLABDATE
参照番号フィールドにマークされた数量が割り当てられます。エクスポート セットは、ファイル名定義またはキャスト ユニット位置によって定義されます。次のオプションがあります。-
いいえ: フィールドに書き込まれた 000 (デフォルト)。
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常に 1: ファイル名が一意であるかどうかに関係なく、フィールドに書き込まれた 001。
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選択範囲から: エクスポートの選択対象となるキャスト ユニットのファイル名が同じ場合、1 ファイルのみでエクスポートされ、セットの合計数量がフィールドに書き込まれます。
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モデルの合計から: モデル内の同一位置にあるキャスト ユニットの合計数量がフィールドに書き込まれます。
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SLABDATE
ブロックで使用されるキャスト ユニットの位置とキャスト ユニット番号は、2 重壁の両方のシェルのキャスト ユニット メイン部材から読み込まれるようになりました。 -
[プロジェクト座標のエクスポート] 設定が改良され、2 つの新しいオプションが追加されました。新しいオプション [はい、プロジェクト基準点です] ではプロジェクト基準点が使用され、新しいオプション [はい、現在の基準点です] ではモデルで現在選択されている基準点が使用されます。さらに、[はい] オプションが [はい、モデル原点です] に変更されました。
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[HEADER ブロック データ] タブ:
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以前は、[ファイル作成者 (UT 6.0)] 設定の Tekla Structures version オプションが正しく機能していませんでした。この不具合は修正されました。
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- [ライン プロパティ] タブ:
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ライン プロパティの上書き機能が拡張され、設定 [スキャンされたライン プロパティの上書き] を使用して特定の状況に上書きを制限できるようになりました。オプションは、[すべて] ]、[回転した]、[回転なし]、[1 つ目のシェル]、[2 つ目のシェル] です。最初のオプションは上の 3 つの上書き設定に影響を与え、2 番目のオプションは下の 3 つの設定に影響を与えます。
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新しい設定 [埋込み材用の特殊な型枠 (クラスまたは名前)] でクラスまたは名前を定義して、特別な埋込み材を指定できるようになりました。この埋込み材でエクスポートされたポリゴンの縁端は、デフォルトではコード 0002 でエクスポートされます。
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埋込み材の特殊な型枠のカスタム ライン属性コードを指定する新しい設定 [属性コード] が追加されました。
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手動ライン プロパティを設定して、スキャンされた
CUTOUT
ライン プロパティをオーバーライドできるようになりました。これは、たとえば窓の開口部に影響を与えます。この新しいオプションは、6 つのすべてのオーバーライド設定で使用できます。
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以前は、完全に斜めにカットされた縁端のライン プロパティは認識されませんでした。角処理の最大幅の設定を管理することで、角処理や特殊な型枠としてスキャンできるようになりました。
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以前は、ライン プロパティのスキャンで、要素の縁端にある部分カットによって、付近の他の縁端にも特別な型枠コードが割り当てられることがありました。この不具合は修正されました。
BVBS エクスポート
[エクスポート:BVBS] が次のように改良されました。
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異なるプライベート データ ブロックを持つ類似の鉄筋グループが別々にエクスポートされるようになりました。
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[パラメーター] タブ:
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[ファイル名にリビジョンを追加] チェック ボックスに新しいリビジョン オプションが追加され、出力ファイル名に次のいずれかの値を含めることができます。
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リビジョンマーク:
REVISION.MARK
(デフォルト値) -
リビジョン番号:
REVISION.NUMBER
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Rev<リビジョン マーク>: [リビジョン マーク] と同じだが先頭にテキスト Rev が付く
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Rev<リビジョン番号>: [リビジョン番号] と同じだが先頭にテキスト Rev が付く
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[データ内容] タブ:
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[位置ソース] 設定に新しいオプション [鉄筋テンプレート] が追加されました。
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[プライベートデータブロック] グループが [詳細設定] タブから [データ内容] タブに移動されました。
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[詳細設定] タブ:
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[切り上げガセット] オプションの [上] と [下] では、長さの差が小さい (0.2 mm 以下) 場合は丸めを実行する前に新しい予備許容値が適用されます。これにより、値が正確な増分に非常に近い場合、不必要に丸められることがなくなります。
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以前は、[エクスポート:BVBS] では、同じ位置番号と同じ形状を持つ、モデリングされたシングル鉄筋とグループが合計されていました。新しい設定 [シングル鉄筋と鉄筋グループ] を無効にして、モデリングされた鉄筋グループまたはシングル鉄筋ごとに BVBS 行を個別の行にグループ化できるようになりました。
この新しい設定は、新しい [合計中] グループにあります。
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はい(Y):シングル鉄筋または鉄筋グループは、合計鉄筋数に対するその位置番号に基づいて結合されます。これはデフォルトのオプションであり、以前エクスポートにあった唯一のオプションです。
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いいえ:これは、各シングル鉄筋または鉄筋グループが個別に処理およびエクスポートされる新しい機能です。これにより、BVBS ファイルが大きくなりますが、各シングル鉄筋および鉄筋グループを独自の GUID で識別して処理でき、BVBS ファイルにはモデル オブジェクトまたは IFC でエクスポートされた鉄筋が反映されるというメリットがあります。
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カプラーおよびねじ切りデータのエクスポートのサポートが追加されました。以下の設定を定義します。
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鉄筋カプラー データのエクスポート: [はい] を選択すると、カプラーまたはねじ切りデータがエクスポートされます。
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鉄筋始端部と鉄筋端部の接続方法、製品/サプライヤー、および製品コードのユーザー定義情報を個別に入力します。たとえば、「
METHOD_START
」、「PRODUCT_START
」、「CODE_START
」および「METHOD_END
」、「PRODUCT_END
」および「CODE_END
」と入力します。ユーザー定義情報は作成ツールによって異なり、例とは異なる場合がある点に注意してください。方法を表すユーザー定義情報は整数型である必要があり、結果の値は 0 ~ 2 の間の整数である必要があります。ここで、0 (または空白) = 接続要素なし、1 = カプラー、2 = ねじ切りです。製品とコードを表すユーザー定義情報は、文字列型である必要があります。
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エクスポート: EliPLAN (68)
[エクスポート:ELiPLAN] が次のように改良されました。
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中空要素でタイプ BL の新しいプロッター レコードがエクスポートされ、カットされた側面が定義されるようになりました。境界線レコードは、中空要素の長い方の側面と平行に線としてエクスポートされます。このレコードは、エクスポート バージョン 3 で自動的にエクスポートされます。
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以前は、部材の始点と終点にノッチ付きの要素をエクスポートすると、要素内の埋込み材の座標が誤ってエクスポートされることがありました。この不具合は修正されました。
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ポリゴンを超える不規則な切り取り部が複数のポリゴン カットで構成される場合、エクスポートされるプロット線の数が最適化されます。
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以前は、中空スラブ以外の他のオブジェクトでリビジョン マークがエクスポートされないことがありました。この不具合は修正されました。
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以前は、要素の外側に水抜き孔が作成されることがありました。この不具合は修正されました。
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[パラメータ] タブ:
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[データ変換ファイル] 設定の横のチェック ボックスをオフにすることで、データ変換ファイルの使用を無効または有効にすることができるようになりました。
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[プロッタデータ] タブ:
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[塗りつぶされた中核のエクスポート] 設定を使用して、プロット データ内の塗りつぶしスラブ中核の形状をエクスポートできるようになりました。
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[水抜き孔のエクスポート] 設定に、次の新しいオプションが追加されました。
- [エンド ゾーンのみ] (以前の [はい] オプション): 水抜き孔は、中空のスラブ エンド ゾーンにのみあります。
- エンド ゾーンと塗りつぶされた中核: 中空のエンド ゾーンに水抜き孔を追加し、塗りつぶしコアの両側に水抜き孔を追加することができます。塗りつぶされた中核部材はクラスまたは名前で指定できます。
- 塗りつぶされた中核のみ: 水抜き孔は、塗りつぶされた中核の周囲にのみあります。
- デフォルト値は引き続き [いいえ] です。
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新しい設定 [中間のみ、次の長さ未満] に指定された長さよりも短い要素の中央にある水抜き孔のみエクスポートできるようになりました。
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新しいオプション [プロット不規則切り取り/へこみ] - [ラインとして] を使用すると、斜め縁端に重なる境界ボックス切り取り部とリセスをラインとしてエクスポートできます。
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リフターの表示を指定するオプションは、[データ設定] タブの [リフターのタグ] 設定から、[プロッタデータ] タブに移動され、[プロット リフター] という新しい名前になりました。この設定を使用して、リフターの形状をアウトラインとしてプロットするか、中心点としてプロットするかを指定できます。
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[データ内容] タブ:
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新しい [プロジェクト名] および [プロジェクト番号] 設定を使用して、エクスポートされたファイルでのプロジェクト番号とプロジェクト名を指定できます。オプションとして [Project UDA]、[プロジェクト テンプレート]、および [ユーザー定義テキスト] があります。
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[コメント] リストでコメント オプションを選択することで、エクスポートされたファイルの先頭に 3 つまでコメントを追加できるようになりました。オプションは、[コメントなし]、[Tekla Structures バージョン]、[モデル名]、[ユーザー名]、および [ユーザー定義テキスト] です。コメントは、エクスポート ファイルを表示するためのものであるため、ELiPLAN には読み込まれません。
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[架設断面] 設定を使用して、ユーザー定義情報 (UDA) またはカスタム プロパティ (テンプレート) から架設断面を読み込むことができるようになりました。
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[建て方手順] 設定を使用して、ユーザー定義情報 (UDA) またはカスタム プロパティ (テンプレート) から建て方手順を読み込むことができるようになりました。
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[データ設定] タブ:
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埋込み材の認識に使用する [リフターのタグ] プロパティを指定できるようになりました。デフォルト値 (デフォルト) では、名前またはクラスが使用されます。さらに、リフターを識別する特定の値を持つ特定のプロパティを使用するようにユーザー定義情報 (UDA) またはテンプレート属性 (テンプレート ) を指定することもできます。
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[塗りつぶされた中核のタグ] 設定が追加されました。1 つの文字列 (名前) または複数の文字列を入力できます。Tekla Structures では、入力した名前をフィルター条件として使用して、モデルの塗りつぶされた中核を決定します。選択したオプションに応じて、水抜き孔の配置が計算され、エクスポート ファイルに書き込まれます。
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純面積の計算:[テンプレート] でカスタム プロパティを使用して、要素の純面積をエクスポートできるようになりました。
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[重量計算] オプション [テンプレート] で、ユーザー定義テンプレート プロパティを使用できるようになりました。
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