テンプレート属性の変更点

Tekla Structures 2021 には、新しいテンプレート属性がいくつか導入されています。

ボルト孔のデプス

ボルト孔のデプスを表示するには、テンプレートの HOLE コンテンツタイプ行で新しい DEPTH テンプレート属性を使用します。DEPTH は、部材を完全には貫通しないくぼみのデプスを報告する場合に便利です。

全体座標系において法線ベクトルがフォームの上、下、または横方向を指している現場キャストユニット面の型枠領域を報告するには、以下の新しいテンプレート属性を使用ます。

これらの属性は、テンプレートの CAST_UNIT コンテンツタイプ行で使用できます。これらの属性は、PART 行では機能しません。

プレキャストコンクリートとは異なり、現場打ちコンクリートの型枠領域は、[上面] 設定に依存していません。プレキャストユニットでは、引き続きテンプレート属性 AREA_FORM_TOP、AREA_FORM_BOTTOM、AREA_FORM_SIDE を使用できます。

新しいテンプレート属性 ROW_IN_ALLPAGES が追加されました。この属性を値フィールドで使用すると、次のページで行番号の増分が続けられます。以前は、唯一使用できる属性は、新しいページの先頭に 1 から始まる連番を生成する ROW_IN_PAGE でした。

鉄筋セットにより作成されたテーパー鉄筋グループを報告するとき、SUB_ID_WITH_LETTERS と SUB_ID_WITH_LETTERS_LAST をテンプレート属性として使用できるようになりました。

この改良点は、Tekla Structures 2020 SP3 で既に導入されていました。

既存のテンプレート属性 CROSS_SECTION_AREA および WEIGHT_PER_UNIT_LENGTH が、REBAR および SINGLE REBAR 行の鉄筋で使用できるようになりました。