Tekla Model Sharing について

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

Tekla Model Sharing について

Tekla Model Sharingでは、1 つの Tekla Structuresモデル内でグローバルなコラボレーション モデリングを効率的に行うことができます。Tekla Model Sharingを使用すると、ユーザーは異なる場所やタイムゾーンにいても同じモデルで自由に作業できます。

Tekla Model Sharingを使用すると、ローカルでモデルの作業を行って変更をグローバルに共有できます。たとえば、ニューヨーク、ロンドン、バンコクのTekla Model Sharingチームがそれぞれに作業できます。異なるタイムゾーンにいても、それぞれの営業時間内に世界中から全員が同じモデルで作業でき、モデルが常に作り上げられていきます。

Tekla Model Sharing では、ユーザーが自分のコンピューターまたはネットワーク ドライブにモデルのローカル バージョンを保存します。モデル データは、Microsoft Azure クラウド共有サービスを使用してインターネット経由で共有および同期されます。モデルが共有されるときは、クラウドベースの共有サービスに接続されます。いつでもサービスの状態を確認できます。

モデルの変更を簡単に共有するには、変更を共有サービスにアウトします。他のユーザーが変更を加えたモデルを更新する場合、共有サービスから変更をインします

変更はインターネット経由で共有されますが、共有サービスに常に接続している必要はありません。変更をアウトするときとインするときだけオンラインであればよいのです。これにより、インターネット接続が常に利用できるとは限らない場合でもオフラインで作業できます。

注:

Tekla Model Sharingにはシングル ユーザー モデルが必要です。

マルチ ユーザー モードでは、モデルを同時に共有して使用することはできません。モデルの共有手段として、Tekla Model Sharingの代わりにマルチ ユーザー モデルを使用し始める場合は、まず共有サービスからモデルのローカル バージョンを除外した後、マルチ ユーザー モデルに変換する必要があります。

除外されたモデルには、共有サービスにある元の共有モデルとのつながりがありません。つまり、共有サービスからモデルのローカル バージョンを除外してマルチ ユーザー モードでモデルを使用し始めると、後になって元の共有モデルとマルチ ユーザー モデルとの結合ができないということです。

Tekla Model Sharing の前提条件

Tekla Model Sharingの使用を開始してモデルを共有するには、以下の前提条件を満たす必要があります。

  • インターネット接続

    モデル共有操作を実行するには、Tekla Model Sharingサービスへの接続を確立する必要があります。

    • 送信 TCP ポート 443 (HTTPS のデフォルト) が開いている必要があります。

      HTTP プロキシが使用されている場合、HTTP 1.1 がサポートされている必要があります。

  • Trimble Identity

    すべての共有操作には認証が必要です。認証は、Trimble Identity のユーザー名とパスワードを使用して行われます。

    もしも Trimble Identity を持っていない場合は、Tekla Online services に移動して [ログイン] をクリックします。

  • ライセンス

    すべての共有操作には、有効な Tekla Model Sharing ライセンスが必要です。Tekla Model Sharing ライセンスは、ユーザーの Trimble Identity に関連付けられます。組織の管理者はTekla Online Admin Tool でライセンスの割り当てと管理を行います。

  • Tekla Structures

    同じ共有モデルのユーザーは、同じバージョンの Tekla Structures を使用し、同じ最新のサービス パックを使用する必要があります。

Tekla Model Sharing ライセンス

Tekla Model Sharing には、有効な Tekla Model Sharing ライセンスが必要です。

Tekla Model Sharing ライセンスは、Tekla Online Admin Tool で割り当てられ、管理されます。Tekla Model Sharing ライセンスを取得するには、該当組織の管理者にお問い合わせください。モデル共有ライセンスの詳細については、「製品のTeklaユーザー アカウントを管理する」を参照してください。

Tekla Model Sharing の利用には、年間サブスクリプション方式のネットワーク ライセンスが必要です。ライセンスの使用は、Model Sharing を同時に利用できるユーザーの最大数に制限されます。

ライセンスは、ユーザーが共有モデルを読み込んだり書き出したりすると予約されます。ユーザーはライセンスを予約せずに、オフラインで共有モデルを操作できます。ライセンスは、組織に所属しないユーザーにも一時的に割り当てることができます。複数の共有モデルを同じコンピューターで開いた場合、1 つのライセンスしか予約されません。

ユーザーが Tekla Model Sharing サービス (自分の変更の書き出しや他のユーザーが行った変更の読み込みなど) を使用した操作を行わない場合、セッションが 8 時間後に閉じられ、Tekla Structures が 3 時間以内に Tekla Model Sharing ライセンスを解放します。各ユーザーには、一日の終わりにTekla Structures をシャットダウンしてセッションを閉じ、Tekla Model Sharing ライセンスを早期に解放することをお勧めします。

Tekla Structures ライセンスの設定、タイプ、メンテナンス状態は、Tekla Model Sharing ライセンスには影響しません。サービスを中断なく提供できるように、ライセンス数とユーザー数に加え、ライセンスの有効期限日を把握してください。

Tekla Model Sharing による共有サービスの使用方法

Tekla Model Sharingを使用してモデルの共有を開始すると、クラウドベースの共有サービスにモデルが接続されます。

  • モデルの変更を共有サービスに送信するには、アウトを行う必要があります。

  • 他のユーザーのモデル変更を共有サービスから取得するには、インを行う必要があります。

他のユーザーの変更をインすると、共有モデルのローカル バージョンへの更新が増分パケットとして提供されます。これは、インを行うと、共有サービスから取得されたデータがコンピューター上のデータと結合されることを意味します。自分の変更を共有サービスにアウトする前に、共有されているすべての変更をインする必要があります。

共有サービス自体には中央のモデルがなく、モデルのベースラインと増分更新で構成されるモデル インスタンスしか存在しない点に注意してください。共有サービスでモデルを開いたり、ファイルにアクセスすることはできません。

下の図は、モデル データが共有サービスに保存される仕組みを示しています。各ユーザーは、読み込み時には、共有サービスからモデルのローカル バージョンにモデル データを取得します。ユーザー認証は Trimble Identity に基づいて行われます。

注:

別の Tekla Model Sharing キャッシュ サービス をインストールし、Tekla Structures クライアント ワークステーションの代わりにモデルの変更をダウンロードしてキャッシュできます。キャッシュ サービスによって、ユーザーは変更を Tekla Model Sharing 共有サービスではなく LAN からモデルのローカル バージョンに取得できるため、ワークフローが迅速化します。キャッシュ サービスは、制約のある地域で、2 人以上の Tekla Model Sharing ユーザーが同じオフィスにいる場合には特に便利です。

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