Tekla Structures モデル内での共同作業

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

Tekla Structures モデル内での共同作業

Tekla Structures モデル内で共同作業するには、次のいずれかの方法で行うことができます。

Tekla Model Sharing

Tekla Model Sharing では、チームの場所やタイム ゾーンに関係なく、グローバル チームが 1 つのモデル内で効率的に作業できます。チームメンバーは、同時に作業することも異なる時間に作業することもできます。各ユーザーのコンピューターには、モデルのローカル バージョンが置かれます。モデル データは、インターネット経由で共有および同期され、クラウド ベースの Tekla Model Sharing サービスに保存されます。

オフラインで作業することもできます。モデルの変更を共有するときのみインターネット接続が必要となります。

Tekla Model Sharing にはライセンスが必要です。

マルチユーザー モード

マルチユーザー モードでは、複数のユーザーが同じモデルに同時にアクセスすることもできます。マルチユーザー モードは、チーム メンバーが必ずしもインターネット接続できるとは限らないプロジェクトを持つローカル チームに適しています。

マルチユーザー モードでは、サーバー コンピューターでマルチユーザー サーバーが実行されます。ファイル サーバー コンピューターにはマルチユーザー マスター モデルが保存され、クライアント コンピューターでは Tekla Structures が実行されます。マルチユーザー モデルは、ファイル サーバー コンピューター上の単一マスター モデルと、各ユーザーのコンピューター上にあるマスター モデル (作業モデルと呼ばれます) へのローカル ビューとで構成されます。モデルの同期は、マスター モデルに作業モデルを保存することによって実行されます。

Trimble Connector

Trimble Connector は、ファイルの自動同期機能を Trimble Connect クラウドに追加します。これを使用して、参照モデルやコメントなどのファイルや情報を交換できます。Trimble Connector はさまざまな製品やファイル形式で機能するため、プロジェクト全体で円滑なコラボレーションを実現できます。

同じモデルについて他のユーザーと同時に作業する必要がない場合や、他のユーザーにモデルへのアクセス権限のみを付与する場合は、Tekla Structures モデル (またはその一部) を Trimble Connect に同期させることもできます。この方法は、ユーザーどうしでお互いの変更を簡単に上書きできるため、異なるユーザーが同じ Tekla Structures モデルに同時に変更を加えるような場合には適していません。

注:

Tekla Model Sharing とマルチユーザー モードは連携しません。共同作業する場合は、どちらの方法を使用するかを選択する必要があります。

会社が外部プロジェクトに参加する場合や、異なる場所で複数のユーザーが同じモデルを使用する場合は、Tekla Model Sharing のご使用をおすすめします。Tekla Model Sharing では、会社のユーザーが、オフラインかつ高パフォーマンスで同じ共有モデルを使用でき、ネットワークが低速でも他のチーム メンバーと変更を同期できます。

ローカル チームで作業しており、モデルでの作業中にインターネットを使用しない場合は、マルチユーザー モードを使用できます。

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