モデルの上書き保存

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

モデルの上書き保存

作業が失われるのを避けるには、モデルを定期的に保存する必要があります。また、Tekla Structuresでは、作業内容が定期的に自動保存されます。

注:

Tekla Structures バージョンには下位互換性がありません。 モデルを保存すると、以前のバージョンの Tekla Structures ではデータベースが異なるため開くことができません。

現在のモデルの上書き保存

現在のモデル ファイルに変更を保存するには、次のいずれかの操作を行います。

  • 画面の左上隅にある [保存する] をクリックします。
  • [ファイル] メニューで、[名前を付けて保存 > 保存する] をクリックします。
  • Ctrl + Sキーを押します。

別名または別の場所へのコピーの保存

モデルのコピーを別の名前で別のフォルダに作成できます。元のモデルは、そのまま残ります。

注:

モデルを別の名前で保存した場合、保存されるモデルのすべての GUID (グローバル一意識別子) が変更され、元のモデルのものとは異なる GUID になります。 これは、保存したモデルには元のモデルとの関連性がないため、保存したモデルをバックアップとして使用できないことを意味します。

  1. [ファイル] メニューで、[名前を付けて保存 > 名前を付けて保存] をクリックします。
  2. [モデル名] ボックスに新しい名前を入力します。
  3. 別の場所に保存するには、[ブラウズ] をクリックし、モデルを保存する場所を定義します。
  4. [OK] をクリックします。

    Tekla Structuresによって新しいコピーが別名で作成され、元のモデルはそのまま残ります。

バックアップ コピーの保存

元のモデルと同じ GUID (グローバル一意識別子) を持つモデルのバックアップ コピーを作成できます。

  1. [ファイル] メニューで、[名前を付けて保存 > 保存してバックアップコピーを作成] をクリックします。

    Tekla Structures によってモデルのコピーが \TeklaStructuresModels\backup\<model_name>\<date-time> フォルダーに保存されます。

  2. 現在のモデルの代わりにバックアップ コピーを使用する必要がある場合は、選択された日付のバックアップ コピーをモデル フォルダーに移動します。

    現在のモデル フォルダーのすべての内容を選択したバックアップ フォルダーの内容に置き換えるか、元のモデル名に合わせてバックアップ フォルダーの名前 (<date-time>) を変更できます。

  3. バックアップ フォルダーの場所を変更する場合は、詳細オプション XS_MODEL_BACKUP_DIRECTORY を使用します。
注:

ディスク スペースを節約するために、XS_MODEL_BACKUP_DIRECTORY フォルダーを圧縮できます。

自動保存設定の定義

[自動保存] を使用することで、設定した間隔で自動的に作業内容をバックアップおよび保存することができます。 自動保存間隔は、モデルおよび図面に対して個別に設定できます。 自動保存ファイルの拡張子は、常に .db1_<user> です。

モデルを開こうとする とエラーが発生する場合は、自動保存したモデルを使用できます。Tekla Structures では、モデルを開くと、前のセッションが正常に終了したかどうかが自動的にチェックされます。正常に終了しなかった場合は、自動保存モデルと元のモデルのどちらを使用するかを確認するメッセージが Tekla Structures によって表示されます。

Tekla Structures によって Fatal: Model memory corrupted by read (致命的エラー: 読み取り時にメモリ上のモデルが破損しました) の警告メッセージが表示された場合は、ハードウェア障害によりモデル データベースが破損したことを意味します。ハードディスクが損傷している可能性があります。自動保存またはシステム バックアップ ファイルを使用して、モデルを復元します。

  1. [ファイル] メニューの [設定 > オプション] をクリックして、[一般] 設定に移動します。
  2. [自動保存] で、自動保存間隔を設定します。
    1. 最初のボックスで、Tekla Structures でモデルまたは図面を自動的に保存する頻度を定義します。

      この数字は、Tekla Structures でモデルまたは図面が保存されるまでに実行する必要があるコマンドの数を表しています。 たとえば、[鉄骨梁の作成] コマンドを中断しない限り、鉄骨梁を何個作成しても、1 つのコマンドとしてカウントされます。

    2. 2番目のボックスで、Tekla Structuresで作業内容を自動的に保存するまでの図面の数を入力します。
    注:

    モデリングおよび図面のいずれについても、自動保存間隔の最小許容値は 2 です。

    2 より小さい値を入力すると、Tekla Structures により値が 2 に変更されます。

  3. [OK] をクリックします。
  4. [自動保存] ファイルを保存する場所を定義します。

    デフォルトでは、Tekla Structuresは自動保存ファイルを..\TeklaStructuresModels\autosaveフォルダに保存します。フォルダを変更するには、詳細設定XS_AUTOSAVE_DIRECTORYを使用します。

  5. 古い自動保存ファイルを維持するかどうかを定義します。

    デフォルトでは、ディスクスペースを節約するため、Tekla Structuresはモデルを保存して閉じた時点で自動保存ファイルを削除します。モデルを保存せずにTekla Structuresを終了した場合にも自動保存ファイルを維持するには、詳細設定XS_KEEP_AUTOSAVE_FILES_ON_EXIT_WHEN_NOT_SAVINGを使用します。

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