製品の作成
Tekla Structures では、工場溶接または工場ボルトで部材を接合した場合に、鉄骨部材の製品が作成されます。個々の工場溶接または工場ボルトを作成するか、工場溶接または工場ボルトを作成する自動コネクションを適用する場合、製品とそのメイン部材が自動的に定義されます。
製品の作成
- [ 製品の選択] 選択スイッチがアクティブになっていることを確認します。
- 結合する部材や製品を選択します。
- 右クリックして [ ] を選択します。
サブアセンブリの作成
製品内の既存の部材のサブアセンブリを作成することができます。
- [ 製品オブジェクトの選択] 選択スイッチがアクティブになっていることを確認します。
- サブアセンブリに含める部材を選択します。
- 右クリックして [サブアセンブリにする] を選択します。
ボルトによる製品の作成
ボルトを使用して製品を作成および接続できます。ボルトを使用し、サブアセンブリを既存の製品に接続して、ネストされた製品を作成したり、製品に部材を追加で結合することができます。
Tekla Structures による製品の作成方法を制御するには、[接続] プロパティの [施工場所] および [ボルト] リストを使用します。ジョイント作成時に部材を選択する順序によって、製品のメイン部材と副部材、あるいは製品階層が決まります。
接続 |
ボルト タイプ |
結果 |
---|---|---|
サブアセンブリとして |
工場または現場 |
サブアセンブリとしてボルト付けする製品を使用してネストされた製品。 最初に選択した部材によって、ボルト付け先の製品が決まります。 |
副部材 |
工場 |
副部材としてボルト付けする部材を使用した基本製品 通常は、最初に選択した部材が製品のメイン部材になります。 |
副部材 |
現場 |
製品は作成されません。 |
既存製品にサブアセンブリをボルト付けする
- [鋼材] タブで、Shift キーを押しながら [ボルト] をクリックして、[ボルト] プロパティを開きます。
- [接続] リストで [サブアセンブリとして] を選択します。
- ボルト接合先の製品内の部材を選択します。
- ボルト接合するサブアセンブリ内の部材を選択します。
- ボルト グループの原点をピックします。
- ボルト グループの x 方向を指定する点をピックします。
溶接による製品の作成
Tekla Structures は、溶接の施工場所に応じて製品を作成します。工場溶接または現場溶接を作成できます。
ジョイント作成時に部材を選択する順序によって、製品のメイン部材と副部材、あるいは製品階層が決まります。最初に選択した部材が製品のメイン部材になります。Tekla Structures では、副部材の寸法は製品図内でメイン部材を基準に調整されます。溶接では、最大のメイン部材が製品のメイン部材になります。
製品を接続する場合、最初に選択した部材によってサブアセンブリの溶接先の製品が決まります。
Tekla Structures による製品の作成方法を制御するには、[溶接] プロパティの [接続] および [工場/現場] リストを使用します。
接続 |
工場/現場 |
結果 |
---|---|---|
サブアセンブリとして |
工場:または現場 |
サブアセンブリとして溶接する製品を使用してネストされた製品。 最初に選択した部材によって、溶接先の製品が決まります。 |
副部材 |
工場: |
副部材として溶接する部材を使用した基本製品。 通常は、最初に選択した部材が製品のメイン部材になります。 |
副部材 |
現場: |
製品は作成されません。 |
サブアセンブリを既存の製品に溶接する
- [鋼材] タブで、Shift キーを押しながら をクリックして、[溶接] プロパティを開きます。
- [接続] リストで [サブアセンブリとして] を選択します。
- 溶接先の製品内の部材を選択します。
- 溶接されるサブアセンブリ内の部材を選択します。
- 溶接マークが正しく表示されていることを確認するには、図面を作成します。