Tekla Structures モデルまたは選択したモデルオブジェクトの IFC ファイルへのエクスポート
Tekla Structures モデルまたはモデルの一部を IFC ファイルにエクスポートできます。
エクスポートを開始する前に、以下を行います。
- Tekla Structures モデル オブジェクトの IFC エンティティを定義します。
- 必要なプロパティ セットを定義します。
- 基準点を使用して IFC ファイルをエクスポートする場合は、基準点を定義します。
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モデルに現場打ちコンクリートと現場打ちコンクリート ユニット (Tekla Structures 2018 以降) を作成するには、
XS_ENABLE_POUR_MANAGEMENT
をTRUE
に設定します。IFC2x3 のエクスポートで、CIP コンクリート部材の代わりに現場打ちコンクリートをエクスポートするには、[現場打ちコンクリート] チェック ボックスをオンにします。IFC4 のエクスポートで、現場打ちコンクリートと現場打ちキャスト ユニットの代わりに現場打ちコンクリート部材と現場打ちコンクリート ユニットをエクスポートするには、[現場打ちコンクリート] チェック ボックスをオンにします。IFC2x3 では、現場打ちコンクリート ユニットのエクスポートはサポートされないことに注意してください。 -
IFC2x3 エクスポート: 詳細設定
XS_EXPORT_IFC_REBARSET_INDIVIDUAL_BARS
を使用し、鉄筋セットにより作成された鉄筋をエクスポートする方法を制御できます。詳細設定がFALSE
に設定されている場合、鉄筋はグループにエクスポートされます。詳細設定をTRUE
に設定すると、鉄筋が個々の鉄筋としてエクスポートされます。デフォルト値は、FALSE
です。注:IFC ファイルの「総数」には、鉄筋セットによって作成されたグループの場合は常に 1 と表示され、「総重量」と「重量」には 1 鉄筋の重量が表示されます。
NUMBER_OF_BARS_IN_GROUP
およびWEIGHT_TOTAL_IN_GROUP
属性を使用して、グループの値を IFC ファイルにエクスポートします。 -
IFC2x3 エクスポート: 詳細設定
XS_EXPORT_BREP_AS_EXACT_SOLID
をTRUE
に設定することで、B-rep オブジェクトを正確ソリッドとしてエクスポートできます。デフォルト値は、FALSE
です。B-rep を正確ソリッドとしてエクスポートした場合、IFC ファイルのサイズが大きくなり、エクスポートにかかる時間が長くなることに注意してください。
エクスポートの縁端を滑らかにするには、詳細設定 XS_CS_CHAMFER_DIVIDE_ANGLE を
10
に設定する必要が生じることがあります。 -
IFC エクスポート時に、[プロジェクトプロパティ] のユーザー定義情報に分類システムの名前を入力することで、製品に分類情報を追加できます。分類システムは、エクスポート ファイルの IFCCLASSIFICATION フィールドに書き込まれます。製品の分類値は、オーガナイザーまたは製品のユーザー定義情報ダイアログ ボックスで定義できます。それらの分類情報は、製品階層にのみ書き込まれることに注意してください。
オーガナイザーで分類情報を製品に追加する方法の詳細については、「オーガナイザーでオブジェクトに分類コードを追加する方法および分類コードを IFC にエクスポートする方法」を参照してください。
ユーザー定義情報ダイアログ ボックスにユーザー定義情報を追加する方法の詳細については、ユーザー定義情報 (UDA) の定義と更新 を参照してください。
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IFC エクスポートおよび構造情報に関連するエクスポートされた部材のユーザー定義情報を確認および変更できます。
Tekla Structures モデル オブジェクトの IFC エンティティの定義
Tekla Structures モデル オブジェクトを IFC にエクスポートする前に、エクスポートされたモデル オブジェクトに対して生成される IFC エンティティをオブジェクトのユーザー定義情報で定義できます。
IFC2x3 へのエクスポート
IFC4 へのエクスポート
Tekla Structures モデルまたはモデルの一部を IFC4 ファイルにエクスポートできます。
メッセージ ボックスがエクスポート後に表示されます。このメッセージ ボックスでは、選択により、エクスポートされた IFC モデルが保存されているフォルダーを開いたり、ブラウザーにログ ファイルを表示したりできます。ログ ファイルには、エクスポート プロセス、エクスポートされたエンティティ、エクスポート中に発生したエラーなどの詳細が表示されます。
IFC4 エクスポートの制限事項
- IFC4 エクスポートには、常に完全製品が含まれています。部材のユーザー定義情報で部材 [(IFC) entity] が [なし] に設定されている場合、部材とそのボルトはエクスポートに含められません。
- ユーザー インターフェイスは、IFC2x3 エクスポートのユーザー インターフェイスに含まれるすべての機能を備えているわけではありません。
- [参照ビュー] は、設計座標と参照ワークフローに使用することを目的としています。