IFCエクスポート用の追加のプロパティセットの定義
テンプレート属性およびユーザー定義情報から追加のプロパティセットを作成し、それらの属性のプロパティを定義して、Tekla StructuresプロパティセットをIFCエクスポート用のIFCエンティティにバインドします。Tekla Structuresにより、設定ファイルに追加のプロパティセットが保存されます。複数の設定ファイルを複数の場所で保持できます。Tekla StructuresによってIFCファイルがエクスポートされるとき、事前定義プロパティセットと追加プロパティセットが読み込まれます。
新しい IFC プロパティ セット設定ファイルの追加
1) エクスポートされた IFC ファイルにおいて Tekla Structures 属性が書き込まれているエンティティ グループ
2) 選択したエンティティについてエクスポートするテンプレート属性またはユーザー定義情報
3) 選択された属性を表示するリスト
4) 属性について定義できるプロパティ
ユーザー定義情報の文字列値を取得してユーザー定義情報に接頭辞 USERDEFINED.
を追加し、[プロパティ タイプ] を [テンプレート属性] に、[タイプ] を [文字列] に変更できます。
例:
Tekla Structures モデル オブジェクトおよび対応する IFC エンティティ
Tekla Structures オブジェクト |
IFC エンティティ |
---|---|
梁 |
IfcBeam (IfcMember) |
列 |
IfcColumn、(IfcPile)、(IfcMember) |
折れ梁 |
IfcBeam、(IfcMember) |
曲線梁 |
IfcBeam、(IfcMember) |
パッド フーチング、ストリップ フーチング |
IfcFooting |
スラブ |
IfcSlab |
パネル |
IfcWall または IfcWallStandardCase |
ポリゴン プレート |
IfcPlate または IfcDiscreteAccessory |
ボルト、ナット、ワッシャー |
IfcMechanicalFastener |
ボルト孔 |
IfcOpeningElement |
垂直ブレース |
IfcMember |
手摺: 梁、柱 |
IfcBeam、IfcColumn、(IfcRailing) |
製品、キャスト ユニット |
IfcElementAssembly、(IfcRailing)、(IfcRamp)、(IfcRoof)、(IfcStair)、(IfcWall) |
現場打ちコンクリート ユニット |
IfcElementAssembly |
Tekla Structures プロジェクト |
IfcProject |
製品の副部材 |
IfcDiscreteAccessory デフォルトでは、IFC2x3 はエクスポート時に鋼材の副部材オブジェクトを IfcDiscreteAccessory としてエクスポートしないことに注意してください。.ini ファイル (teklastructures.ini など) で詳細設定 |
アイテム |
IfcDiscreteAccessory |
鉄筋、ワイヤー、緊張材、溶接金網、定着材、その他のコンクリートに埋め込まれるコンポーネント |
(IfcReinforcingElement) |
鉄筋 |
IfcReinforcingBar |
現場打ちコンクリート部材オブジェクト、打ち継ぎ |
IfcBuildingElementProxy |
仕上げ材 |
IfcCovering |
溶接 |
IfcFastener |
- 上の表でエンティティが括弧で囲まれていない場合、オブジェクトはそのエンティティ タイプに自動的にエクスポートされます。エンティティが括弧で囲まれている場合、オブジェクトはそのエンティティ タイプに自動的にエクスポートされません。それらのエンティティは、[IFC エクスポート] タブでオブジェクトに対して選択できます。
- IfcBuildingElementPart および IfcBuildingElement エンティティも使用できます。IfcBuildingElement は、梁、柱などとは対応しますが、製品とは対応しません。
- 折れ梁は、常に B-rep としてエクスポートされます。