図面でのズームとパン

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

図面でのズームとパン

図面のコンテキスト メニューにあるズーム コマンドを使用すると、特定の領域に焦点を絞ったり、視点を引いてより広い領域を表示することができます。マウス、キーボード ショートカット、または [クイック起動] を使用することもできます。図面をパン (移動) することもできます。

ヒント: 詳細設定 XS_USE_SMART_PAN を試します。図面での最適化されたズームおよびパンを有効にするには、この詳細設定を TRUE に設定します。多数のグラフィックを含む重い図面をパンまたはズームするときに、スマート パンを有効にすると、画面全体が描画されず、縁端が空になり、ズームとパンが高速になります。デフォルトの設定は FALSE です。最適化を使用すると、チェッカーボードに不必要な影響が及ぶことがあるためです。
注:

図面でディテール レベルが下がるポイントは、Tekla Structures バージョン 2020 から設定されていました。つまり、図面でズームアウトすると、以前よりも早くディテールが下がります。結果として、全体的なズームとパンはよりスムーズになりますが、一部の図面のコンテンツが簡略化され、特定の範囲をズーム アウトすると省略される場合もあります。大量のコンテンツを含む大きな図面では、この影響を簡単に確認できます。

ディテール レベルの変更が及ぼす影響:

  • 陰線: 描画されません

  • 非常に短い線: 描画されません

  • ハッチング: 点のクモマークとして描画されます

  • テキスト: 行に置き換えられます

ズームインおよびズームアウト

さまざまなツールを使用して、図面をズームインまたはズームアウトできます。デフォルトでは、マウス ポインターの位置がズームの中心になります。

これを

実行するには

ズームイン

以下のいずれかの操作を行います。

  • マウス ホイールを奥側に回す。

  • キーボードの Page Up キーを押します。
  • 図面を右クリックして、ズーム > ズームイン を選択します。次に、ビュー内でズームする位置をクリックします。

  • [クイック起動] に移動し、「ズームイン」と入力してリストからコマンドを選択します。

ズームアウト

以下のいずれかの操作を行います。

  • マウス ホイールを手前側に回します。

  • キーボードの PageDown キーを押します。

  • 図面を右クリックして、ズーム > ズームアウト を選択します。次に、ビュー内でズームアウトする位置をクリックします。

  • [クイック起動] に移動し、「ズームアウト」と入力してリストからコマンドを選択します。

選択したオブジェクトにズーム

  1. 図面でオブジェクトを選択します。

    複数のオブジェクトを選択するには、Ctrl キーを押しながら選択し ます。

  2. 右クリックして ズーム > 選択部材にズーム を選択します。

[クイック起動] に移動し、「選択部材にズーム」と入力してリストからコマンドを選択することもできます。

[選択部材にズーム] は、図面ビューの内側と外側で選択した図面オブジェクトで機能します。選択されたビューでも機能します。

[選択部材にズーム] は、テンプレートでも機能します。

元のズーム レベルの復元

以下のいずれかの操作を行います。

  • 図面を右クリックして、ズーム > 作業領域:全体にズーム を選択します。

  • キーボードの Home キーを押します。

  • [クイック起動] に移動し、「作業領域:全体にズーム」と入力してリストからコマンドを選択します。

以前のズーム レベルに戻す

以下のいずれかの操作を行います。

  • 図面を右クリックして、ズーム > ズームを1つ前に戻す を選択します。

  • キーボードの End キーを押します。

  • [クイック起動] に移動し、「ズームを1つ前に戻す」と入力してリストからコマンドを選択します。

ズーム ウィンドウの作成

  1. 図面を右クリックして、ズーム > ズームウィンドウの作成 を選択します。

  2. ズーム ウィンドウの開始点となるコーナーをクリックし、次にドラッグしてウィンドウのサイズを決めます。

[クイック起動] に移動し、「ズームウィンドウの作成」と入力してリストからコマンドを選択することもできます。

図面でパン

これを

実行するには

パンを有効にする

以下のいずれかの操作を行います。

  • キーボードの P キーを押します。

  • [クイック起動] に移動し、「ウィンドウをパン」と入力してリストからコマンドを選択します。

開いている図面で、[ウィンドウをパン] コマンドを実行すると図面全体が移動します。ポインターが手の形に変わります。マウスをクリックしてドラッグすると、ウィンドウ内の任意の場所に図面が移動します。

  • パン操作を無効にするには、Escキーを押します。

マウスの中ボタンによるパンを有効にする

以下のいずれかの操作を行います。

  • ファイル > 設定 > マウスの中ボタンによるパン を選択します。

  • キーボードの Shift + M キーを押します。

  • [クイック起動] に移動し、「マウスの中ボタンによるパンの切替え」と入力してリストからコマンドを選択します。

マウスの中ボタンによるパンが有効になっている場合、テキスト「ウィンドウをパン」が Tekla Structures ウィンドウの下部に表示されます。マウスの中ボタンを押したまま、ウィンドウ内の任意の位置に図面をドラッグします。

  • マウスの中ボタンパンを無効にするには、[マウスの中ボタンによるパン] チェック ボックスをオフにするか、Shift + M キーをもう一度押します。
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