図面でのオブジェクト保護および配置設定の定義
図面を作成すると、Tekla Structuresによりマークと寸法を配置するための事前定義されたルールが使用されます。 マークおよび寸法は、適切な最初の位置に自動配置されます。
オブジェクトを配置するときは、次の設定が考慮に入れられます。
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単品図、キャスト ユニット図、および製品図の図面プロパティで定義された保護領域。一般図では、保護領域を両方のレベルで定義できます。保護設定の適用方法は、図面におけるオブジェクトの作画の順序によって決まります(まず部材が作画された後、マーク、寸法の順に作画されます)。
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注記オブジェクトプロパティで定義された注記オブジェクトの配置および引出し線のタイプの設定。 マークは通常寸法の前に作画されますが、マークに引出し線がある場合、寸法の後に作画されます。
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一部のマークの事前定義のマーク位置および部材の方向の設定。詳細については、「梁、ブレーシング、および柱マークの事前定義の位置の設定」を参照してください。
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部材のモデリング方向。
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XS_MARK_INTELLIGENT_PLACING
:この詳細設定をTRUE
(デフォルト) に設定すると、マーク配置アルゴリズムに従って、マークが自動的に配置されます。配置アルゴリズムでは、引出し線が交差しないようにしたり、より明確な別の方法でマークを配置したりします。XS_MARK_INTELLIGENT_PLACING
は、[詳細設定] ダイアログ ボックスの [マーク - 一般] カテゴリーで設定できます。このアルゴリズムは、溶接マークを除く、すべてのマークおよびアソシエート マークに適用されます。 -
XS_MARK_PLACING_ANGLE_CLOSE_TO_45_DEGREES
: この詳細設定がTRUE
(デフォルト) に設定されている場合、保護設定で許可されている範囲で、引出し線付きのマークは 45 度の角度で配置されます。 -
XS_MARK_INTELLIGENT_ POST_FREEPLACE_NEARBY
: この詳細設定をTRUE
(デフォルト) に設定すると、Tekla Structures により、最初に引出し線と交差しないようにマークが配置され、その後、保護設定に従ってマークを確実に配置する近接配置コマンドが実行されます。この詳細設定をFALSE
に設定すると、交差するマークの確認は行われますが、近接配置コマンドは実行されません。このため、保護設定の一部が守られない場合があります。
図面を作成すると、Tekla Structures により自動配置設定と保護設定に従って注記オブジェクトが配置されます。配置設定は、図面ビュー プロパティと個別オブジェクトのオブジェクト レベルで変更できます。注記オブジェクトを手動で追加する場合、保護設定も考慮されます。
図面を作成するとき、Tekla Structuresでは、図面レイアウトの設定とビュープロパティに従って、ビューが図面に配置されます。 最終図面では、ビューの配置方法として固定または移動を選択したり、図面ビューを新しい位置にドラッグしたり、整列したりすることができます。
目的 | 詳細情報のリンク |
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図面で保護領域を指定する | |
図面オブジェクトの配置 | |
図面オブジェクトの整列 | |
マークまたは寸法の配置方法を指定する | |
ビューの配置方法として固定または自由を指定する |