マスター図面タイプ
使用するマスター図面タイプは、作成する図面の種類によって異なります。
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単品図、製品図、またはキャストユニット図は、保存した設定、ルールセット、または複製テンプレートを使用して作成できます。
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一般図は、保存した設定を使用して作成できます。
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マルチ図は、ウィザード(古いファイルベースのルールセット)を使用して作成できます。
- [マスター図面カタログ] への各種マスター図面テンプレートの追加の詳細については、「マスター図面カタログへのマスター図面の追加」を参照してください。
図面複製テンプレート
図面複製テンプレートは、新しい図面を作成するテンプレートとして使用される Tekla Structures 図面です。[ドキュメント管理] で選択した図面を、[マスター図面カタログ] に追加し、テンプレートとして使用できます。
他のモデルにある図面複製テンプレートを使用することもできます。複数のプロジェクトに類似する部材がある場合は、一連の図面複製テンプレート モデルを保持し、必要に応じて図面複製テンプレート モデル内の複製テンプレートを使用できます。
図面複製テンプレートを使用した図面の複製および作成の詳細については、以下のリンクを参照してください。
保存された設定
[マスター図面カタログ] の保存された設定は、異なる図面タイプの図面プロパティ ダイアログ ボックスで作成および保存された図面プロパティ ファイルです。事前定義の図面プロパティ ファイルも数多く用意されています。
図面タイプごとに独自のプロパティ ファイルがあります。保存されたデフォルト設定は、環境フォルダー (..\Tekla Structures\<version>\environments\) の下に格納されています。ファイルの正確な場所は環境によって異なることがあります。ユーザー独自の設定は、現在のモデル ディレクトリの下に保存されます。
[マスター図面カタログ] ダイアログ ボックスに、保存された設定が表示されている例を以下に示します。
保存された設定を使用した図面の作成の詳細については、以下のリンクを参照してください。
ルール セット
ルール セットは、オブジェクト タイプごとに図面を作成するための一連のルールです。ルール セットとは、図面に含めるオブジェクトおよび使用する図面設定を定義する、オブジェクト グループ (モデル選択フィルター) とマスター図面設定 (図面複製テンプレート、保存された設定) の組み合わせです。既存の自動図面作成ウィザード ファイルを使用することも、独自のルール セットを作成することもできます。
Tekla Structures では、デフォルトで、オブジェクトごとに 1 つの図面のみが作成されるため、ルール セットの順序が重要になります。たとえば、ルール セットでは、1 つのセットの選択フィルター基準を満たしているオブジェクトに対して製品図を作成します。Tekla Structures では、そのオブジェクトが同じルール セット ファイル内の他のセットの選択フィルター条件に一致しても、オブジェクトの別の製品図が作成されることはありません。
ルール セットを使用した図面の作成の詳細については、「マスター図面カタログにおけるルール セットまたはウィザードを使用した図面の作成」を参照してください。
ウィザード ファイル
ウィザード ファイルはファイルベースのウィザードであり、選択したオブジェクトに適用する図面、属性、部材の各設定、および選択フィルターを含むいくつかの図面要求セットから構成されます。Tekla Structures では、デフォルトで、オブジェクトごとに 1 つの図面のみが作成されるため、ルール セットの順序が重要になります。このファイルは [マスター図面カタログ] で編集できます。ただし、[マスター図面カタログ] で新しいウィザード ファイルを作成することはできません。代わりに、基本的にウィザードと同じものであるルール セットを作成できます。ルール セットでは、ウィザードのようにテキスト ファイルではなくダイアログ ボックスを使用して、フィルターによって選択されたオブジェクトに図面プロパティが適用されます。
[マスター図面カタログ] でマルチ図を作成する唯一の方法は、ウィザード ファイルを使用することです。
ウィザード ファイルの詳細については、以下のリンクを参照してください。