図面のフリーズ
図面ビュー上の連動するすべてのオブジェクトの更新を Tekla Structures に許可するかどうかを選択できます。モデルの形状は常に更新されますが、フリーズを使用して、モデル ビュー上の図面オブジェクトの図面インテリジェンス (連動性) を停止し、図面オブジェクトが更新されないようにできます。たとえば、部材は更新されますが、寸法、マーク、ビュー、および図面の形状は更新されません。フリーズは、モデルを更新する際に図面が変更されるのを防ぐためのものです。図面が編集されたことを示す目的では使用しないでください。一度に複数の図面をフリーズまたはフリーズ解除できます。
フリーズによる図面への影響
フリーズは、次のような影響を図面に及ぼします。
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図面をフリーズしても、関連付けは消去されません。図面をフリーズ解除すると、関連付けは再び機能するようになります。
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フリーズは、複製結果には影響しません。図面を編集する場合、図面をフリーズするタイミングは編集前または編集後のどちらでも問題ありません。
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図面がフリーズされている場合、図面を更新しても、連動する図面オブジェクトは更新されません。このため、寸法やビューは更新されず、部材を移動した場合でもマークは部材に追従しません。
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図面がフリーズされている状況で、モデル内の部材が変更された場合、図面を更新すると、フリーズされた図面でも部材の形状は更新されます。
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複製前に図面をフリーズ解除しても、複製結果には影響しません。つまり、図面をフリーズしたままでも、複製前に一時的に図面をフリーズ解除しても、複製処理では問題になりません。
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更新前に図面をフリーズ解除した場合でも、図面は正常に更新されます。
一般図のフリーズ
- 一般図を開いている場合、その図面を保存しないで閉じます。
- [ドキュメント管理] で、フリーズする図面を選択します。
- 編集スイッチ がアクティブになっていることを確認します。
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選択した図面の横にある [フリーズ] 列をクリックします。
コンテキスト メニューからこのコマンドを選択するか、上部の [フリーズ] ボタンをクリックすることもできます。この操作を行うと、複数の図面を同時にフリーズできます。
- フリーズが不要になったら、フリーズされた図面を選択して [フリーズ] 列をもう一度クリックするか、上部の [フリーズ解除] ボタンをクリックします。
単品図、キャスト ユニット図、および製品図のフリーズ
- モデルを保存します。
- 図面を開きます。
- 図面が希望どおりに表示されていない場合は、その図面を保存しないで閉じます。
- モデルを再度開きます。そのモデルは保存しません。
- [ドキュメント管理] で、フリーズする図面を選択します。
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選択した図面の横にある [フリーズ] 列をクリックします。
コンテキスト メニューからこのコマンドを選択するか、上部の [フリーズ] ボタンをクリックすることもできます。この操作を行うと、複数の図面を同時にフリーズできます。
- 図面を開きます。
- フリーズが不要になったら、フリーズされた図面を選択して [フリーズ] 列をもう一度クリックするか、上部の [フリーズ解除] ボタンをクリックします。