図面上での角処理 (面取り)

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

図面上での角処理 (面取り)

角処理を図面上で表示することができ、部材プロパティと角処理プロパティを変更することで、表示方法を制御できます。角処理のマークをアソシエート マークとして追加することもできます。

図面での角処理(面取り)の表示

角処理を図面上で表示するかどうか、およびそれらの表示方法を選択できます。

  1. 角処理のある部材の図面を開き、図面の背景をダブルクリックして図面プロパティを開きます。
  2. 左側のオプション ツリーで [ビューの作成] をクリックし、変更するビューとプロパティを選択して [ビュープロパティ] をクリックします。
  3. 部材プロパティ ダイアログ ボックスの [追加マーク] 領域で、[角処理(面取り)] の [オン/オフ] チェック ボックスをオンにします。
  4. 必要な結果に応じて、[オブジェクトの表示設定] リストで [アウトライン] または [正確] を選択します。
  5. ビュー プロパティを保存し、[閉じる] をクリックします。
  6. [変更] をクリックします。
  7. 必要に応じて、図面で角処理をダブルクリックし、線の色とタイプを変更します。

角処理のデフォルトのラインの色とタイプの定義

図面の角処理のデフォルトのラインの色とタイプを定義することができます。

  1. [ファイル] メニューで、[設定 > オプション] をクリックし、[図面オブジェクト] 設定に移動します。
  2. デフォルトのラインの色を定義します。
  3. デフォルトのラインのタイプを定義します。
  4. [OK] をクリックし、保存してダイアログ ボックスを閉じます。
Tip:

部材辺面取りプロパティで角処理のラインの色とタイプを変更することで、図面上でデフォルトの設定を手動で上書きできます。

手動による角処理のラインの色とタイプの変更

開いている図面で角処理のラインの色とタイプを変更できます。この設定は、[オプション]ダイアログボックスで定義されたデフォルトの色とタイプよりも優先されます。

  1. 図面で角処理をダブルクリックして、[部材辺面取りプロパティ] を表示します。
  2. 色とラインタイプを選択します。

    角処理ラインに対しては背景色がよく使用されますが、これは角処理を印刷したり小さい縮尺の図面に表示したりする必要はなくても、角処理マークを追加するなど、角処理を選択できるようにするためです。

次の例では、異なる部材表示設定で角処理がどのように表示されるかを示します。

角処理へのアソシエートマークの追加

角処理にアソシエートマークを追加することができます。

  1. 角処理のある部材の図面を開きます。
  2. 部材プロパティと角処理プロパティを変更し、角処理を表示して簡単に選択できるようにします。
  3. [注記] タブで、Shift キーを押しながら、[注記] メニューのいずれかのコマンドをクリックして、マーク プロパティに移動します。
  4. アソシエート マーク プロパティで、必要に応じてマーク プロパティを変更します。
  5. [角処理(面取り)] リストから [内容] を選択します。
  6. 角処理マークに含める要素を追加します。
  7. 角処理をクリックします。

    引出し線を使用する場合は、マークの位置を選択する必要があります。

例: 角処理(面取り)

面取りの表示方法の一般例を以下に示します。

この例では、[オブジェクトの表示設定] が [正確] で、[角処理(面取り)] が [オン] になっています。角処理ラインには背景色が使用されますが、これは角処理を印刷する必要はなくても、アソシエート マークを追加する場合などに、図面で角処理を表示して選択できるようにするためです。

2 番目の例では、[オブジェクトの表示設定] が [アウトライン] で、[角処理(面取り)] が [オン] になっています。角処理ラインには背景色が使用されますが、これはアソシエート マークを追加する場合などに、図面で角処理を表示して選択できるようにするためです。この表示方法は通常、縮尺が小さな図面で細かい角処理を明確に表示する必要がない場合に使用します。イメージの右下隅に表示されている角処理は、角処理が選択されたときの結果を示します。

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