寸法作成ルールのプロパティ
次の表は、[寸法作成ルールのプロパティ] ダイアログ ボックスのオプションとその設定を示しています。このダイアログ ボックスは、[図面プロパティ] ダイアログ ボックスで [ビューの作成] を選択し、ビューの行を選択して [ ] をクリックすると開くことができます。
寸法作成ルールのプロパティ
設定 |
説明 |
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寸法作成対象 |
次のように寸法タイプが設定されます。
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寸法線の位置とリンク |
寸法を作成するキャスト ユニットの側面を制御します。
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内側寸法の配置 |
この設定を選択すると、寸法をキャスト ユニット、製品、部材の内部に配置できます。 これは寸法タイプ [フィルター寸法] でのみ表示されます。 |
配置 |
部材の傾斜した縁端部に沿って寸法が作成されます。水平寸法または垂直寸法を作成することもできます。
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傾斜断面の最小長 |
寸法が引き続き斜断断面に作成される場合、傾斜断面の最小長が定義されます。デフォルト値は、300 mmです。たとえば、値 500 mm を使用し、斜断面が 500 mm 未満の場合、斜断面に沿った寸法は作成されず、代わりに水平および垂直に寸法が作成されます。
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始点 |
寸法の原点を指定します。
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水平=垂直 |
多くの場合、水平方向の設定と垂直方向の設定の内容はほぼ同じです。このオプションを使用しているときには、垂直方向の設定を行うだけで済みます。 |
線の終点 |
寸法線をキャスト ユニットまたは製品のもう一方の端部まで延長するか 、しないか が定義されます。デフォルトでは、寸法線がもう一方の端部まで延長されます。 |
寸法 |
選択したオブジェクトの寸法を作成する点を指定します。
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丸孔 |
丸孔の寸法を作成する際に、中心点 と径 のどちらを使用するかを指定します。
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寸法プロパティ |
図面の [寸法記号プロパティ] ダイアログ ボックスで保存した寸法プロパティ ファイルで定義された寸法線の設定を選択および適用します。デフォルト値は [standard] です。 [すべての側面で同じ] をオンにすると、すべての側面に対して同じ寸法プロパティ ファイルの設定が使用されます。[すべての側面で同じ] をオフにすると、上、下、左、および右の側面に対して異なる寸法線プロパティを選択および適用することができます。 |
寸法の原点 |
寸法の原点として使用するオブジェクトを定義します。使用できる設定は、次のとおりです。
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1 つの線で結合 |
たとえば、埋込み材のフィルター (EB_*) に基づいてルールを作成し、メイン部材名に基づいて埋込み材をグループ化します。これにより、名前の異なる埋込み材が独自の寸法線を取得できるようになります。フィルターを適用するオブジェクトとして、部材、鉄筋、または製品を指定できます。使用できる設定は、次のとおりです。
[孔] または [リセス] を選択すると、[1 つの線で結合] オプションが変更され、孔またはリセスに適した設定が表示されます。使用できる設定は、次のとおりです。
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次の条件が同じであるオブジェクトだけを結合 X または Y 座標 Z 座標 |
同じ水平線または垂直線上にあるオブジェクトの寸法、または Z 座標が同じオブジェクトの寸法だけが結合されます。デフォルトでは、これらのオプションは選択されていません。 |
呼びに加える値 |
許容値は、Tekla Structures によりオブジェクトが同じ線上にあると見なされる場合に、そのオブジェクト間の最大距離を表します。デフォルト値は 50 mm です。 |
優先する結合方向 |
水平方向と垂直方向のどちらでもオブジェクトを結合できる場合、寸法を結合する優先方向を設定します。デフォルト値は、x です。 |
この値より短い寸法は作成しない |
作成される Tekla Structures の寸法の最小長を定義します。デフォルト値は 0 です。これは、すべての寸法が作成されることを意味します。 |
この値より小さい孔の寸法は作成しない |
Tekla Structures が寸法を作成するための孔の最小径が定義されます。 このオプションを使用すると、小さい孔の寸法を作成しないようにすることができます。距離は、孔の最も短い寸法です。孔の寸法のいずれかが指定した値よりも大きい場合には、孔のすべての方向で寸法が作成されます。たとえば、値 40 を指定すると、80*30 の矩形の孔は寸法 80 と 30 の両方を取得します。デフォルト値は 0 です。つまり、すべての寸法が作成されます。 |
コンポーネント オブジェクト |
コンポーネント オブジェクトの寸法の作成方法を定義します。
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螺旋梁の寸法の寸法ルール プロパティ
寸法タイプ [螺旋梁の寸法] を選択して [ルールの編集] をクリックすると、別の [寸法作成ルールのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
設定 | 説明 |
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直線寸法 角度寸法 角度寸法と半径寸法 |
事前定義された寸法プロパティを選択します。ニーズに適した利用可能なプロパティがない場合、図面を開き、[寸法作成ルールのプロパティ] ダイアログ ボックスで選択できるようにします。 ] をクリックします。必要な寸法プロパティを編集して保存し、3 寸法タイプ用の螺旋梁の [ |
寸法の例
[寸法作成ルールのプロパティ] ダイアログ ボックスのさまざまな設定を使用して作成された寸法の例を以下に示します。
外形寸法
縁端形状
副部材
孔
リセス
基準線までの距離
フィルター: 埋込み材
フィルター: 仕上げ材
フィルター: ボルト
寸法を作成するボルト グループのすべてのボルトの位置を取得するには、[寸法] を中点 に設定します。
フィルター: 鉄筋と緊張材
グループの各鉄筋の寸法を作成するには、中点 オプションを使用します。
始点および終点オプション では、グループ内の最初と最後の鉄筋の寸法が作成されます。
サイズが異なる鉄筋に個別の寸法線を設定する場合は、[1つの線で結合] を [位置番号] に設定します。
ルールの作成を容易にするために、[寸法] オプションの中点設定では、鉄筋の始点と終点に寸法が作成されます。寸法はビュー平面と平行になります。
サイズが異なる鉄筋に個別の寸法線を設定する場合は、[1つの線で結合] を [位置番号] に設定します。