プロファイルへの寸法の追加
Tekla Structuresが図面内の異なるプロファイルの寸法を作成する方法を制御できます。 たとえば、棒鋼については常にプロファイルの中央に対する寸法を表示し、大形のH形鋼・I形鋼については上面に対する寸法を表示するようにTekla Structuresで設定できます。
プロファイルの寸法設定を定義するには、寸法平面テーブルdim_planes_table.txtを編集する必要があります。
例 1
この例では、I 形鋼の孔寸法はフランジの縁端からではなく、フランジの中央から設定されています。
ファイルを開き、[ProfType] の 1 行目で柱の中央を TRUE* に変更し、Tekla Structures を保存して再起動します。ただし、新しい図面を作成すると、孔寸法はフランジの中央から作成されます。
dim_planes_table.txt |
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/*** DIMENSION PLANES TABLE for different profile types and sizes ***/ //Values: -1.0 in max size means no size limit! /*** FLANGE WEB ProfType, MaxSize, middle, left, right, middle, bottom, top ======================================================== ***/ //I-profile - horizontal by reference line,vertical from top flange 1, TRUE*, FALSE, FALSE, FALSE, TRUE, TRUE* |
(1) 必要な寸法 (フランジの中)
(2) デフォルトの寸法 (フランジの縁端)
例 2
以下は寸法平面テーブルの別の例です。
dim_planes_table.txt |
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FLANGE WEB ProfType,MaxSize, middle,right, left, middle, right, left ======================================================== 1, 300.0, TRUE*, FALSE, FALSE, FALSE, TRUE*, TRUE 7, -1.0, TRUE*, FALSE, FALSE, TRUE*, FALSE, FALSE |
1で始まる行は、Tekla Structuresが、部材の作成方法にかかわらず、H形鋼・I形鋼([ProfType] = 1)の寸法のうち、300mm未満の寸法([MaxSize] = 300)を常にフランジの中央およびウェブの右端に対する寸法として表示することを示しています。
7で始まる行は、Tekla Structuresが、丸鋼管([ProfType] = 7)の寸法を常にプロファイルの中央に対する寸法として表示することを示しています。
[ProfType] 番号は、[プロファイルカタログ] 内のプロファイルと同じ順番で付けられます。
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1 = H形鋼・I形鋼
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2 =アングル
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3 = Z形鋼
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4 = U形鋼
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5 = 板
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6 = 棒鋼
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7 = 丸鋼管
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8 = 角鋼管
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9 =溝形鋼
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10 = T形鋼
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15 =リップZ形鋼
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16 =リップ溝形鋼
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17 = CW形鋼
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51 = ポリゴン プレート
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999 = スケッチ プロファイル
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その他
MaxSizeの値-1.0は、プロファイルにサイズ制限がないことを示します。
[TRUE]の直後に付いているアスタリスク(*)は、それがデフォルト値であることを示します。