寸法点の関連付けの表示と変更
寸法点の関連付けを変更して、不正な関連付けを避けるか、簡単に関連付けの選択区間を作成できます。各寸法点の関連付けのアンカーには、関連付けに使用可能な位置があるオブジェクトのリストが表示されます。直線寸法のみで寸法点の関連付けを変更できます。
Tekla Structures で作成された寸法点は、その寸法点が追加されたオブジェクトに関連付けられます。これにより、モデリング中にオブジェクトを変更したときに寸法が自動的に更新されます。
場合により、直交投影のために寸法点の位置がわかりにくくなります。同じ点の位置に他のオブジェクトが複数あるため、寸法点を目的のオブジェクトに関連付けられない場合があります。図面の更新および複製の際は、これにより寸法の値や関連付けが目的のものと異なるものになる場合があります。
オブジェクト領域外にあるオブジェクトの中心線に寸法を関連付けることもできます。
寸法点の関連付けの表示と変更
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寸法点関連付けアンカーをクリックします。
これにより、寸法点を関連付けられるオブジェクトが記載された、寸法点関連付けルールリストが表示されます。
この機能では、作成する寸法の範囲において、以前に選択したルールで収集されたデータに基づいてルールがインテリジェントに選択されます。寸法点のピックを続けると、以前にピックしたルールに類似した関連付けのルールが自動的に選択される場合があります。
関連付けルール リストは、建築オブジェクトとマウス ポインターが重ならないように配置されます。この機能によってマウス ポインターの現在位置が検出され、ピックした寸法点を基準として反対側に関連付けルール リストが維持されます。
次の図では、マウス ポインターの位置が青の円で示され、ピックした寸法点がオレンジの円で示されています。
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リスト内のルールをクリックして選択し、寸法点を新しいオブジェクトに関連付けます。
ルールをクリックすると、図面内の対応するオブジェクトがハイライトされます。これにより、選択したルールが目的のオブジェクトを参照するかどうかを簡単に確認できます。
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以下を行うこともできます。
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Ctrl または Shift キーを押しながら寸法点関連付けアンカーをクリックするか、Alt キーを押してエリア選択を使用することで、複数の寸法の関連付けルール リストを開きます。
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選択した寸法セットに関連するすべての関連付けルールを開き、寸法をクリックしてコンテキスト メニューから [寸法関連付けルールの表示] を選択します。
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マウス カーソルをルール リストの上に合わせ、マウス ホイールでスクロールすることで、関連付けルールを切り替えられます。
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すべての開いているルール リスト内の同じオブジェクト タイプに関連する関連付けルールを選択するには、目的のルールをダブルクリックします。選択されたルールがすべての開いているルール リストにおいて黄色でハイライトされます。
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関連付けルール リストに表示されるルールの最大数を次の詳細設定で制御できます。
XS_INTELLIGENCE_MAX_RULE_COUNT
XS_INTELLIGENCE_MAX_PART_COUNT
XS_INTELLIGENCE_MAX_PLANE_COUNT
必要な関連付け設定がルール リストにない場合、詳細設定の値を変更して、表示されるルールの数を増やします。
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手動寸法での寸法点関連付けの選択
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関連付けルール リストを表示するには、寸法点の位置をピックします。
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次のいずれかの方法で、目的の関連付けルールを選択します。
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マウス ポインターが関連付けルール リストにあるときにマウス ホイールをスクロールします。
- マウスの左ボタンでルールをクリックして、リストから目的の関連付けルールを直接選択します。
- [クイック起動] で [次の関連付けオプションを選択] コマンドを入力します。
- [次の関連付けオプションを選択] を選択するよう定義したキーボード ショートカットを使用し ます。
ルールを選択すると、図面内で関連するオブジェクトがハイライトされます。これにより、選択したルールが適切なオブジェクトを参照しているかどうかを確認できます。
関連付けルールを選択したら、次の寸法ポイントをピックすることで、寸法の作成を続行できます。関連付けルール リストは、使用可能な関連付けルールが検出されるたびに表示されます。
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制限事項
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手動で寸法を作成するときの寸法関連付けルールの選択は、直線タイプの寸法のみで機能し、[水平]、[垂直]、[直交]、[垂点]、[平行]、[自由] のコマンドでのみ機能します。
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ルールの中には、関連付けルール リストにないものがあります。関連付けルール リストに表示されるルールの数を増やすには、次の詳細設定の値を大きくします。
XS_INTELLIGENCE_MAX_RULE_COUNT
関連付けルール リストの内容
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次の建築オブジェクトに対して、ルール リストに次の属性が表示されます。
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鉄骨部材: "NAME"、"PART_POS"、"PROFILE"
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コンクリート オブジェクト: "NAME"、"PROFILE"
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ポリゴン カット: "NAME"、"PROFILE"
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鉄筋: "NAME"、"REBAR_POS"
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ボルト: "NAME"、“DIAMETER”、“LENGTH”
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基準線: 基準線 "NAME"
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基準線と建築オブジェクトの面の交点: 基準線 “NAME” または建築オブジェクトのラベル:
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基準線の交点: 基準線 “NAME”/”NAME”:
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建築オブジェクトの参照線または中心線: それぞれ “参照点” または “中心”
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現場打ちコンクリート ユニット: 現場打ちコンクリート ユニット "POUR_TYPE"、# "POUR_NUMBER"
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[デフォルト] 関連付けルールは、使用できる唯一のルールであるか、選択した寸法点のアクティブなルールとして以前に選択されている場合を除き、常に関連付けルール リストに表示されるわけではありません。[デフォルト] が選択されていると、寸法更新中の寸法点の追従先のオブジェクトは、オブジェクトの新しい位置に基づいて自動的に選択されます。[デフォルト] オプションの挙動に対応するルールが関連付けルール リストに存在しない場合があることに注意してください。[デフォルト] とは別のオプションを選択することで、寸法の更新中にどのオブジェクトに追従するかを確実にすることができます。
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[図面複製] および [選択部材の図面複製] コマンドで寸法の関連付けを表示します。
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選択した寸法点の関連付けルールを変更することで、図面内の寸法の複製の結果をより正確にできます。ルール リストで選択されている関連付けオプションは、選択したルールが複製図面内、または一般図の選択したターゲット内の同様のオブジェクトに対応する場合、複製された寸法で保持されます。鉄骨梁、鋼板、鉄筋、ボルトなどの異なるコマンドを使用してモデリングされている場合、オブジェクトは同様と見なされません。
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再ナンバリングによって図面が自動的に複製されたとき、関連付けルールは一から再計算され、ユーザーによって設定されたルールはすべて失われることに注意してください。
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