吊りアンカー (80)

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

吊りアンカー (80)

[吊りアンカー (80)] では、コンクリート部材の2つの吊りアンカー (アンカー グループ) を作成し、部材の重心の両側に対称に配置します。

説明
1

部材の長さの30% (デフォルト)

2

重心

作成されるオブジェクト

  • 吊りアンカー (2つ以上)

  • アンカーのリセス (オプション)

使用方法

状況

詳細

直線の脚がある直線アンカー

(アンカー プロパティ ファイルのタイプA。「ファイルに保存されたアンカー プロパティ」を参照)。

L型脚がある直線アンカー

(タイプD)

直線脚があるアングル アンカー

(タイプB)

L型脚がある角度アンカー

(タイプC)

アンカーとしてのカスタム コンポーネント

部材に埋め込まれたアンカー。

斜めまたは回転したアンカー

実行前の準備

コンクリート部材を作成します。

選択順序

  1. コンクリート部材。

[ピクチャー] タブ

アンカー プロパティを定義する、カスタム コンポーネントをアンカーとして使用する、リセスを作成してリセス寸法を定義するには、[ピクチャー] タブを使用します。

吊りアンカーのプロパティ

吊りアンカーのプロパティは次のとおりです。

オプション

説明

アンカー作成

アンカーがどのように作成されるかを選択します。

アンカー寸法

次のオプションがあります。

  • ダイアログの値を使用

  • ファイルから選択 (「ファイルに保存されたアンカー プロパティ」を参照)。

アンカー タイプごとに異なる寸法を入力する必要があります。

からの距離

重心または部材端部からのアンカー分布を設定します。

距離は、長さまたは長さの比率で設定できます。

アンカー (またはアンカー グループ) と部材の重心の間の距離。デフォルトは、部材の長さの30%です。

アンカー (またはグループ) と部材の中心線の間の距離。

本数/ピッチ

グループ内のアンカーの数と間隔。間隔が変化する場合、値を個別に入力します。

カスタム

吊りアンカーとしてのカスタム コンポーネント」を参照してください。

コンポーネント

カスタム設定

上方向

アンカーを部材に埋め込むかどうかを定義するオプション。

アンカーの水平角度。アンカー ヘッドは、部材の重心に向かって傾斜します。

アンカー回転

アンカーを回転するオプション。次のオプションがあります。

  • いいえ: アンカーは部材に対して平行になります。

  • [はい]: アンカーは部材に対して垂直になります。

等級

アンカーに使用する鋼材の強度。

サイズ

アンカー バーの径。

名前

図面およびレポートに表示される名前。

頭マーク開始番号

部材マークの頭文字および開始番号。

[クラス]

部材クラス番号。

側面

アンカーを作成する部材の側面Tekla Structures を選択します。

オプション

説明

正面

上面

デフォルト

背面

始端

終端

リセス

次のいずれかのオプションを選択して、吊りアンカーをコンクリート部材に埋め込むかどうかを定義します。

オプション

説明

部材の表面上のアンカー。

デフォルト

部材に埋め込まれたアンカー。

アンカーを部材にリセスすることを選択した場合、次のフィールドを使用してリセスの形状と寸法を定義します。

吊りアンカーとしてのカスタム コンポーネント

吊りアンカーとしてカスタム コンポーネントを使用するには、次のようにします。

  1. [カスタム] リスト ボックスで [はい] を選択します。

  2. [コンポーネント] フィールドの隣の [...] ボタンをクリックして、[コンポーネントの選択] ダイアログ ボックスを開きます。

  3. 吊りアンカーとして使用するカスタム コンポーネントを参照します。

    選択するコンポーネントは、カスタムパーツであり、かつ2つまたは3つの入力点を持っている必要があります。

    コンクリート表面に設定する1番目と2番目の入力点がコンクリート部材の縦軸に沿うように、コンポーネントを作成する必要があります。

    ヒント:

    詳細 リフトアンカーとして使用できるカスタムパーツを作成する方法の詳細については、「Creating standard embeds for global use (グローバルに使用するための標準埋込み材の作成)」を参照してください。

  4. コンポーネントを選択し、[OK] をクリックします。

  5. 保存されているカスタム コンポーネント プロパティを使用するには、そのプロパティ ファイルの名前を [カスタム設定] フィールドに入力します。

  6. アンカーの位置が正しくない場合、[上方向] リスト ボックスで別のオプションを選択します。

ファイルに保存されたアンカー プロパティ

ダイアログ ボックスで値を入力して吊りアンカーのプロパティを定義するか、使用するアンカーのプロパティを格納するファイル作成することができます。標準的な任意のテキスト エディタを使用してファイルを作成し、LiftingAnchors.datという名前でモデル フォルダに保存します。

ファイルで定義したアンカー プロパティを使用するには、次のようにします。

  1. [吊りアンカー (80)] ダイアログ ボックスで、[アンカー寸法] リスト ボックスから [ファイルから選択] を選択します。

  2. [...] ボタンをクリックしてファイルを参照します。

吊りアンカーごとにファイルに行を作成します。次のプロパティをスペースで区切って入力します。

  • アンカー容量 [kN] (安全および材質の要素を含む)

  • タイプ [A、B、C、またはD]。「適する用途」の表を参照してください。

  • 等級 [文字]

  • サイズ [文字]

  • アンカー長1 [mm]

  • アンカー長2 [mm]

  • 部材の外におけるアンカーの突出寸法 [mm]

  • 部材内におけるアンカーの突出寸法 [mm]

  • 曲げ半径 [mm]

  • フック長 [mm] (0 = フックなし)

  • 脚1の角度 [角度]

  • 脚2の角度 [角度]

吊りアンカー ファイルの例を以下に示します (Tekla Structures では/* */で囲まれたコメントは無視されます)。

Tekla Structures では、ファイル内で次の条件を満たす最初のアンカーが使用されます。

  1. [吊りアンカー (80)] ダイアログ ボックスのグラフィック リスト ボックスを使用して形状およびタイプを定義したもの。

  2. 他の同一アンカーを使用して部材の重量を受けることができるもの。アンカーの総数は、[本数] フィールドで指定した数値の2倍になります。

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