木製母屋受け金物 (15)

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

木製母屋受け金物 (15)

木製母屋受け金物 (15) は、鉄骨梁と木製母屋間のジョイントを形成します。 母屋受け金物は、木製母屋が取り付けられる鉄骨梁に溶接されます。 U 字型や L 字型のプロファイルなど、さまざまなプロファイルを使用して母屋受け金物を作成できます。 母屋受け金物には、木製六角頭ねじを使用して木製母屋を接続できるように穴があります。

作成されるオブジェクト

  • 母屋受け金物

  • ボルト

  • 溶接

適用

状況 説明

木製母屋受け金物、U 形鋼。

木製母屋受け金物、I 形鋼。

木製母屋受け金物。

木製母屋受け金物、母屋はノッチ処理されています。

実行前の準備

鉄骨梁と母屋を作成します。

選択順序

  1. 梁 (メイン部材) を選択します。

  2. 木製母屋 (副部材) を選択します。

    副部材を選択すると、ジョイントが自動的に作成されます。

部材の識別キー

説明

1

母屋受け金物プロファイル

2

下部プレート

3

ボルト グループ

[画像] タブ

[ピクチャー] タブを使用して、母屋受け金物プロファイル、ベース プレートおよびノッチのオフセット寸法を定義します。

オフセット寸法

説明 デフォルト

1

母屋受け金物プロファイルの母屋上部からのオフセット。

2

母屋受け金物プロファイルの鉄骨梁上部からのオフセット。

この寸法は母屋受け金物プロファイルのオフセットよりも優先されます。

5 mm

3

木製母屋の向きに合わせてオフセットされた下部プレート。

値を入力せず、鉄骨梁の下部が木製母屋の下部よりも下にある場合、下部プレートはメイン部材ウェブに向かって自動的に伸びます。 例:

0

4

メイン部材の方向にオフセットされた下部プレート。

0

5

ノッチのオフセット。

母屋受け金物プロファイル幅が不十分な場合は、木製母屋受け金物がノッチされます。

[部材] タブ

母屋受け金物プロファイルと下部プレートのプロパティを定義するには、[部材] タブを使用します。

部材

オプション 説明

下部プレート

下部プレートの厚さ。

プロファイル

プロファイル カタログから母屋受け金物断面のプロファイルを選択します。

プロファイルを選択しない場合は、[断面タイプ] で選択した母屋受け金物プロファイルの形状が使用されます。

断面タイプ

母屋受け金物プロファイルの断面タイプを選択します。

断面タイプは、[プロファイル] でプロファイルが定義されていない場合に使用されます。

どのプロファイル使用されるかは、木製母屋の幅によって異なります。 母屋受け金物プロファイルは、木製母屋がノッチを要することなく母屋受け金物にフィットするように選択する必要があります。

カタログ プロファイルは、最後の 2 つのオプション以外、すなわち U 型折れ板と L 型折れ板以外に使用されます。 このいずれかを使用する場合、U 型または L 型のプロファイルを折板または折れ梁として作成するかどうかについて、[母屋受け金物の作成] で選択できます。

折れ梁を作成する場合、曲げ線を使用して折れ板の展開図面を作成できます。

オプション

説明

デフォルト

マーク

部材マークの頭文字および開始番号。

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

材質

材質の等級。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

名前

図面およびレポートに表示される名前。

仕上げ

部材の表面がどのように処理されているかを示します。

断面寸法

説明

1

母屋受け金物プロファイル幅。

[断面タイプ] でカタログ断面 (UNPUPEINPIPEL) を選択した場合、カタログ プロファイルに対応する幅を定義する必要があります。

たとえば UNP 断面を選択した場合、このプロファイルはカタログに存在するため、幅を 80 に設定できます。 カタログには UNP90 のプロファイルは含まれていないため、90 の値は使用できません。

有効でない値を使用すると、母屋受け金物プロファイルは表示されません。

2

母屋受け金物プロファイルのフランジ高さ。

U 型折れ板と L 形折れ板のフランジ高さを定義できます。

3

母屋受け金物プロファイルのフランジ厚。

U 型折れ板と L 形折れ板のフランジ厚を定義できます。

母屋受け金物参照線

母屋受け金物プロファイル参照線の位置を定義します。

L 位置

プロファイルが L 形の場合、母屋受け金物プロファイルの位置を選択します。 左または右を選択できます。

母屋受け金物の作成

[断面タイプ] で U 形折れ板または L 形折れ板を選択した場合、プレートを折板と折れ梁のどちらとして作成するかを選択できます。

注:

[折れ梁] を選択すると、曲げ線を使用して折れ板の展開図面を作成できます。

[折板] を選択した場合、曲げ線を使用して折れ板の展開図面を作成することはできません。

[孔] タブ

母屋受け金物プロファイルで孔のプロパティとパターンを定義するには [孔] タブを使用します。

基本的なプロパティ

オプション 説明 デフォルト

ボルト セット名

コンポーネント内で使用するボルト セット名。

使用可能なボルト セットは、ボルト セット カタログに定義されています。

デフォルト値は、4014-8.8 です。

ボルト サイズ

孔径。

18 mm

製品タイプ

ボルトの取り付け作業を行う場所です。

現場

長孔

説明 デフォルト

1

長孔の垂直寸法。

0。丸孔になります。

2

長孔の水平寸法、または調整孔のクリアランス。

0。丸孔になります。

寸法

説明

1

孔の縁端距離。

縁端距離とは、ボルトの中心から部材の端部までの距離です。

2

孔数。

3

孔の間隔。

間隔の値はスペースを使用して区切ります。 孔個々の間隔を示す値を入力します。 たとえば、3 つの孔がある場合は、2 つの間隔値を入力します。

垂直オフセット

ボルト グループ間の垂直シフトを定義します。

母屋を母屋受け金物プロファイルの両側の同じ高さでねじ留めすると、ねじがぶつかり合う恐れがあります。 これを防ぐために、一方の孔パターンを垂直方向に移動することができます。 こうすれば、ねじがぶつかり合うことはありません。 デフォルト値は、0 です。 例:

垂直オフセットを使用できるのは、移動する側のボルト グループに垂直縁端距離が入力されていない場合のみです。 縁端距離の値を入力すると、縁端距離が適用され、孔パターンが垂直に移動することはなくなります。

追加の溶接パラメーター タブ

[追加の溶接パラメーター] タブを使用して、母屋受け金物プロファイルをメイン部材に接続する方法を定義します。

部材の接続

注:

モデルにコンポーネントを追加する前に、必要なジョイント タイプを設定します。

モデルにコンポーネントを追加した後にジョイント タイプを変更する必要がある場合は、コンポーネントを削除して、ジョイント タイプを変更してから再作成する必要があります。

オプション 説明

溶接の副部材

母屋受け金物プロファイルは、製品図では溶接された部材として寸法設定され、ラベルが付けられます。 母屋受け金物プロファイルの個別の製品図は作成できません。

サブアセンブリ

母屋受け金物プロファイルがサブアセンブリとして追加されます。 母屋受け金物プロファイルの個別の製品図を作成できます。

メイン部材の製品図では、サブアセンブリの位置は寸法設定されますが、サブアセンブリ部材の寸法は寸法設定されません。 これは、このサブアセンブリはメイン部材に溶接される時点ですでに製作されているためです。 これにより、製品図の読みやすさが向上します。

[一般] タブ

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

[一般] タブ

[解析] タブ

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

[解析]タブ

溶接

詳細を確認するには、以下のリンクをクリックしてください。

溶接の作成

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