折梁展開面 (21)

Tekla Structures
2020
Tekla Structures

折梁展開面 (21)

[折梁展開面 (21)] では、溶接されたプレートを展開します。指定した場所に、展開されたプレートが作成されます。[折梁展開面 (21)] を使用して、たとえば [三角材 (19)] を使用して作成された三角プレートを展開します。展開されたプレートから製品図を作成することもできます。

作成されるオブジェクト

  • 展開されたプレート

適用

状況

説明

展開された三角プレート

制限事項

  • [折梁展開面 (21)] は、ポリゴン プレートでのみ機能します。[折梁展開面 (21)] を使用して、梁または折れ梁を展開しないでください。

  • すべてのプレートに同じデプス内位置を使用することをお勧めします。

  • 孔が含まれる複雑な面を展開するときに、エラーが発生することがあります。[大きいプレート] タブの [縁端を調整しない] オプションを使用することで、これを防ぐことができます。

  • [折梁展開面 (21)] では、カット部材のカット、ライン カット、およびボルトが維持されます。角処理 (面取り) は維持されません。

  • プレート間にギャップがないようにプレートが隣り合う必要があります。

  • プレートは、隣接するプレートとして溶接する必要があります。溶接サイズをゼロにしないでください。

注:

三角プレート間の溶接サイズが 0.0 に設定されている場合、[折梁展開面 (21)] では、溶接されたすべての三角プレートではなく、1 つの三角プレートのみを展開します。

必要に応じて、溶接サイズを使用して、展開された形状に切れ目を作成できます。たとえば、デフォルトの溶接サイズが 5.0 である場合に、ある溶接のサイズを 0.0 にすると、展開されたプレートに切れ目が 1 つ作成されます。

オプション

説明

1

展開された形状

2

展開された形状

選択順序

  1. 展開されたプレート用の場所を選択します。

  2. 三角プレートを選択します。

    指定した場所に、展開されたプレートが作成されます。

[プレート] タブ

[プレート] タブを使用して、展開されたプレートの厚さと、展開されたプレートに三角プレートのプロパティを使用するかどうかを指定します。

オプション

説明

置換え

展開されたプレートの厚さ。

値を指定しない場合は、三角プレートの厚さが使用されます。

オプション

説明

デフォルト

[マーク]

部材マークの頭文字および開始番号。

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

[材質]

材質。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

[名前]

図面およびレポートに表示される名前。

[クラス]

部材クラス番号。

オプション 説明

ゼロ溶接

ゼロ溶接で接続されたプレートを無視するかどうかを選択します。

折梁展開法

プレートの展開方法を選択します。

  • 形状 - 元のプレートが作成された順序で展開されます。
  • 溶接 - 元のプレートの各部が溶接されたように展開されます。

プロファイル

展開されたプレートに三角プレートのプロパティを使用する場合は、チェック ボックスの 2 番目の列を選択します。

[長方形から円 (17)] で作成したプレートを展開するときに、[長方形から円 (17)] で指定した製品位置番号を保持する場合は、[プロファイル] オプションの横の 2 番目のチェックボックスをオフにします。

名前

材質

クラス

[大きいプレート] タブ

[大きいプレート] タブを使用して、展開されたプレートのタイプおよび精度を指定します。

オプション 説明

点の結合

点を追加または削除して、展開されたプレートの精度を指定します。

結果として得られる展開されたプレートの点を結合するかどうかを選択します。

範囲の結合

点を結合する場合に、結合の範囲を指定します。設定された値よりも相互に近接している点どうしが結合されます。

  • 点は結合されていません。

  • 点が結合されています。結合の範囲は 15.00 です。

定着先

最終プレートの接続方法を選択します。

展開されたプレートのタイプとオフセット

オプション

説明

タイプ

1 つのプレート

1 つのプレートが作成されます。

プレート

プレートが溶接されます。

両方

1 つのプレートと、溶接されたプレートの両方が作成されます。

[両方] を選択する場合は、[オフセット] オプションを使用してプレート間の距離を指定できます。

オフセット

展開されたプレート間の距離を指定します。

縁端を調整しない

このオプションを選択すると、孔が含まれる複雑な面を展開するときに発生することがあるエラーを防ぐことができます。

[パラメータ] タブ

[パラメータ] タブを使用して、製品図の溶接の特別指示を定義します。

図面内のテキスト

オプション

説明

頭マーク

製品図に表示するテキストの最初の部分。たとえば、角度= のように指定します。

表示形式

折梁展開のサイズを表示する形式。

接尾辞

製品図に表示するテキストの最後の部分。たとえば、のように指定します。

[ユーザー定義情報] タブ

[ユーザー定義情報] タブを使用して、元のプレートから展開されたプレートに元のナンバリングおよびユーザー定義情報 (UDA) をコピーします。

オプション 説明

次のパラメーターを設定

元のプレートのプロパティを展開されたプレートのユーザー定義情報にコピーします。コピーするそれぞれのプロパティについてユーザー定義情報の名前を入力します。

次の UDA をコピー

常に元のプレートから展開されたプレートにコピーするユーザー定義情報を指定します。

[周囲長方形] タブ

[周囲長方形] タブを使用して、展開後の領域または大きいプレートを囲む最も小さい長方形の長さと幅を計算します。

以下の例の図では、緑色の矢印で寸法を示しています。

オプション 説明

周囲長方形を計算

次のいずれかを選択します。

  • いいえ (デフォルト)

    周囲長方形は作成されません。ユーザー定義情報 (UDA) 値またはプレートのプロパティを入力することはできません。

  • はい

    長さと幅のユーザー定義情報を入力します。

    ユーザー定義情報で指定された寸法に従って長方形が作成されます。

  • はい + 補助線を作成

    長さと幅のユーザー定義情報を入力します。

    周囲長方形の形状が補助線で表示されます。

    元の小さいプレート (ほとんどの場合、三角形) を維持しながら、1 つの大きいプレートにより、プレートが展開されます。2 つの長方形 (元のプレートを囲む長方形と大きいプレートを囲む長方形) が作成されます。

  • はい + プレートを作成

    長さおよび幅のユーザー定義情報、プレート プロパティ、オフセットを入力します。

    長方形がプレートとして作成されます。長方形のプレートは、([プレート] タブで指定された) 展開されたプレートと同じ厚さになります。

    [ユーザー定義情報] タブを確認し、長方形のプレートに必要なユーザー定義情報が入力されていることを確認してください。

長さの配置 UDA

幅の配置 UDA

周囲長方形に使用する長さと幅のユーザー定義情報 (UDA) を入力します。

ユーザー定義情報を入力しないと、計算された長さと幅を保存することはできません。計算された寸法を保存するには、両方のユーザー定義情報を入力する必要があることに注意してください。

長方形プレート

長方形のプレートは、展開されたプレートと同じ厚さ、部材位置番号、材質、名前、およびクラスになります。

[ユーザー定義情報] タブでプレートのユーザー定義情報を指定します。

オフセット

展開されたプレートへの垂直オフセットを指定します。デフォルトでは、オフセットはゼロです。

長方形プレートのプロパティ

オプション

説明

デフォルト

[マーク]

部材マークの頭文字および開始番号。

一部のコンポーネントには別のフィールド行があり、そこに製品マークを入力できます。

デフォルトの部材開始番号を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定で設定します。

[材質]

材質。

デフォルトの材質を定義するには、[ファイル] メニュー > [設定] > [オプション][コンポーネント] 設定を開き、[材質] フィールドで設定します。

[名前]

図面およびレポートに表示される名前。

[クラス]

部材クラス番号。

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