スナップ スイッチを利用した点へのスナップ

Tekla Structures
2020
Tekla Structures

スナップ スイッチを利用した点へのスナップ

モデルまたは図面でピックできる位置を制御するには、スナップ スイッチを使用します。スナップ スイッチを使用すると、座標値がわからなくてもオブジェクトを正確に配置することができます。Tekla Structures に点をピックするよう促すメッセージが表示されるときは、いつでもスナップ スイッチを使用できます。

[ スナップ ] ツール バーのスナップ スイッチをクリックして、スイッチのオン/オフを切り替えます。複数の点に対してスナップができる場合、Tab キーおよび Shift+Tab キーでスナップ位置を切り替えることができます。マウスの左クリックで適切な点を選択します。

または、[クイック起動] を使用してスナップ スイッチを制御できます。スナップ スイッチの名前 (スナップなど) を入力して、検索結果のリストからスナップ スイッチの名前をクリックしてスイッチをアクティブにします。

スナップ時の視覚的な手がかり

Tekla Structures がモデル内でスナップできる位置、および特定の位置にスナップするのに使用できるスナップ スイッチを示します。

点のピックが必要なコマンドを開始し、オブジェクト上にマウス ポインターを移動すると、マウス ポインターがスナップ ポイントにロックされ、Tekla Structures が以下のものをモデル内に表示します。
  • スナップ シンボル

    使用可能なスナップ ポイントに応じて、スナップ シンボルが変化します。Tekla Structures によって、スナップできる点が自動的にハイライトされます。

    スナップ シンボルを表示または非表示にするには、スナップ設定を使用します。

  • 使用可能なスナップ ポイントの名前を表示するスナップ ツールティップ

    スナップ ツールティップの表示/非表示を切り替えるには、[ファイル > 設定] をクリックし、[スナップ ツールティップ] チェックボックスを選択します。

  • オブジェクトの青緑の参照線または幾何線。青緑の線は、スナップ ポイントが属する線または縁端を示します。

例:

さらに、Tekla Structures は、ピックした点がある方向を示します。直交ツールがアクティブな場合、Tekla Structures は、最後にピックした点とスナップ ポイントの間にラバー バンド線を表示します。カーソルとラバー バンド線の色は、作業平面軸の色に従います。X 軸は赤、Y 軸は緑、Z 軸は青です。その他の方向では、ラバー バンド線とカーソルの色は黒になります。

メイン スナップ スイッチ

参照点や、部材角などのオブジェクト上のその他の点にスナップできるかどうかは、2 つのメイン スナップ スイッチによって決まります。これらのスイッチは、スナップ優先順位が最も高くなります。メイン スナップ スイッチが両方オフの場合は、他のすべてのスイッチがオンになっていても、位置のスナップができません。

スイッチ

スナップ位置

説明

シンボル

参照線と参照点

オブジェクト参照点 (ハンドルが付いた点) にスナップできます。

幾何線と幾何点

オブジェクト上の任意の点にスナップできます。

図面では、このスイッチを使用してスナップショットのオーバーレイにスナップできます。

スナップ スイッチとスナップ ポイント

このモデルでは、スナップ シンボルに 2 つの色があります。
  • オレンジ色 (モデル オブジェクト)

  • 緑色 (コンポーネント内のオブジェクト)

スナップ時にスナップ スイッチが多くなりすぎないように注意します。多すぎるとスナップが不正確になったり、エラーが起きたりする可能性が高くなります。[ 自由位置 ] スナップ スイッチを使用するときには、特に注意してください。

スイッチ

スナップ位置

説明

点と線

点と基準線の交点にスナップします。

終点

線分、ポリライン セグメント、および円弧の端点にスナップします。

中心点

円および円弧の中心点にスナップします。

図面で、ポリゴン カットを使用してモデルに作成した円の中心点にスナップする場合は、詳細設定 XS_ADD_SNAPPING_SYMBOL_TO_CIRCLESTRUE に設定します。

中点

線分、ポリライン セグメント、および円弧の中点にスナップします。

交点

線分、ポリラインセグメント、円弧、および円の交点にスナップします。

直角

他のオブジェクトと垂直に位置するオブジェクト上の点にスナップします。

基準線延長距離

近接するオブジェクトの引出し線、および図面オブジェクトの参照線や幾何線にスナップします。

任意の点

任意の位置にスナップします。

近接点

オブジェクト上の近接点、たとえば部材縁端上またはライン上の点にスナップします。

ライン

既存のオブジェクトの基準線、参照線、および縁端にスナップします。

寸法とマーク線、図面レイアウトのアイテムおよび図面枠

注記、図面レイアウトのアイテムおよび図面枠にスナップします。

図面でのみ使用できます。

現在のスナップ スイッチのオーバーライド

現在のスナップ スイッチ設定を一時的にオーバーライドして、選択したスナップ スイッチのみをアクティブにすることができます。選択したスナップ スイッチは、次にピックする点のスナップ設定よりも優先されます。

  1. 点をピックする必要があるコマンドを実行します。

    たとえば、梁を作成します。

  2. 現在のスナップ スイッチをオーバーライドするには、次のいずれかの操作を行います。
    • 右クリックしてスナップ オプションのリストを表示し、いずれかのオプションを選択します。

    • [設定 > ファイル] をクリックし、ツール バーのリストで [一時スナップ設定ツールバー] を選択します。

      新しいツールバーが表示されます。ボタンをクリックして、選択されたスナップ スイッチをアクティブにします。

    • クイック起動を使用して、一時スナップ設定スイッチをアクティブにします。オーバーライドと [クイック起動 ] ボックスに入力し、検索結果リストで必要な一時スナップ設定スイッチを選択します。

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