距離変数 を使用して、カスタム コンポーネントを平面に拘束することができます。拘束を使用すると、周囲のオブジェクトが変更された場合でもカスタム コンポーネントが平面からの固定距離に維持されます。距離変数には自動的に D (距離) という頭マークが付けられて、[ 変数 ] ダイアログ ボックスに表示されます。
ジョイントまたはディテールのメイン部材と副部材にオブジェクトを自動的に拘束できます。選択したオブジェクトまたはそのハンドルが平面に接している場合、オブジェクト (またはハンドル) は既存の平面に拘束されます。
カスタム部材 にはメイン部材がないため、カスタム部材を自動的に拘束することはできません。
Tekla Structures により既存の平面に対して最大 3 つの方向からオブジェクトが拘束されます。
Tekla Structures に、各拘束の距離シンボルが表示されます。拘束を表示するオブジェクトを選択します。
変数 ダイアログ ボックスに対応する距離変数が表示されます。
特定のハンドルのみからカスタム コンポーネントを拘束する場合、拘束を手動で作成します。オブジェクトは、最大 3 つの平面に拘束できます。
[ 直接変更 ] をオフにすることで、ハンドルを簡単に選択できます。
[ビュー] タブで [レンダリング] をクリックし、次のいずれかのオプションを使用します。
部材 グレースケール (Ctrl+3)
部材 ソリッド (Ctrl+4)
右クリックして [ 平面に拘束 ] を選択することもできます。
例:
適切な平面をハイライトできない場合は、[ カスタムコンポーネントエディタ ] ツールバーで 平面タイプを変更 します。境界平面とコンポーネント平面はほとんどのプロファイル タイプで有効であるため、できるだけこれらの平面を使用するようにしてください。
Tekla Structures に、拘束の距離シンボルが表示されます。
[ 変数 ] ダイアログ ボックスに対応する距離変数が表示されます。
ネストされたカスタム コンポーネントを作成し、プラグイン タイプのコンポーネントをネストされたコンポーネントのサブコンポーネントとして使用している、または別のカスタム コンポーネントをネストされたカスタム コンポーネントのサブコンポーネントとして使用している場合、
ネストされたコンポーネントを保存してモデルで使用すると、拘束が失われたり、希望どおりに機能しないことがあります。
すべての拘束をテストして正しく機能するかどうかを確認します。
モデルで距離を選択できるようにするには、[ 距離・寸法の選択 ] 選択スイッチがアクティブになっていることを確認します。
[距離プロパティ] ダイアログボックスが開きます。
モデルで拘束が変更されたことを確認します。
別の方法として、 変数 ダイアログ ボックスで拘束をテストすることもできます。
[ オブジェクト情報を表示 ] コマンドを使用して、何が何に拘束されているかを確認できます。
[ オブジェクト情報を表示 ] ダイアログ ボックスに、拘束に関する情報が表示されます。
拘束を変更することはできませんが、既存の拘束を削除し、新しい拘束を作成してオブジェクトに再拘束できます。
変数 ダイアログ ボックスで拘束を選択し、[ 削除 ] ボタンをクリックすることもできます。
この例では、エンド プレートの上面を梁の上部に拘束する方法を示します。
[ 直接変更 ] をオフにすることで、エンド プレートのハンドルを簡単に選択できます。
ここでは、境界平面タイプを使用します。部材プロファイルが変更されると、境界平面が常に表示されます。
目的の平面をハイライトできない場合は、[ カスタムコンポーネントエディタ ] ツールバーで 平面タイプを変更 します。
カスタムコンポーネントビューに距離シンボルが表示されます。
[ 変数 ] ダイアログ ボックスが開きます。