複数のユーザーが同じモデルオブジェクトを変更している場合でも、 Tekla Structures によってモデルの整合性は維持されます。 同じオブジェクトを変更した2名のユーザーが相前後して各自の作業モデルをマスターモデルに保存した場合は、後から保存を行った方のユーザーによる変更だけがマスターモデルに反映されます。
ヒント: 保存時の競合を回避するために、モデルに対する作業をユーザー間で重複しないように分担させてください。
他のユーザーが部材を移動した場合でも、 Tekla Structures では正しい部材に対してジョイントが作成されます。
[名前を付けて保存] コマンドを使用してモデルを保存する場合、モデル履歴は、保存されるモデルと共にコピーされませんのでご注意ください。
保存処理の高速化
次の推奨事項が保存処理の高速化に役立つ場合があります。
ネットワーク接続速度を確認します。このネットワーク接続速度によって保存処理が大幅に遅くなっている場合があります。
保存の前にすべてのモデルビューを閉じます。
詳細オプション XS_PROJECT および XS_FIRM でローカルドライブを指定し、システムファイルのほとんどをそのドライブに移動するように設定します。 ネットワークドライブに多数のシステムファイルがある場合、ユーザー自身のハードドライブに格納されたシステムファイルを使用している場合に比べると、保存速度が遅くなることがあります。 各ユーザーが同じファイルを使用して、同じような結果を得られるようにする必要があります。
不必要な非表示の参照モデルはすべて削除します。