Tekla Structures 2019 には、オンライン ライセンスで Tekla Structures を使用するための新しいオプションが追加されています。現在このオプションは一部の構成でのみ使用可能であり、有効な Trimble Identity が必要です。

• Tekla Structures 2019 をダウンロードし、インストールします。

• Tekla Structures 2019 を初めて起動すると、オンプレミス ライセンスではなく Tekla online ライセンスを使用するための新しいオプション テクラオンラインライセンスを使用 が使用可能になっています。

  

• 以前のバージョンの Tekla Structures がインストールされており、オンプレミス ライセンス サーバー (FlexNet) を使用している場合、 Tekla Structures 2019 では同じライセンス サーバーが使用され、構成選択画面が表示されます。

• Tekla Structures を使用していない場合、上記のオプションが表示されます。現在使用中のライセンスは管理者にご確認ください。

• 現在 [ テクラオンラインライセンスを使用 ] オプションは、以下の一部のライセンスに対してのみ有効になっています。

  • エデュケーション (Tekla Campus) - このライセンスを取得するには、campus.tekla.com に登録します。

  • パートナー - 従業員が developer.tekla.com で Tekla Partners Program に参加します。承認されると、管理者が Tekla Admin Tool でライセンスを割り当てることができます。

  • EPM モデラー - この構成は Tekla PowerFab でのみ使用可能です。

• [ テクラオンラインライセンスを使用 ] を選択して [ OK ] をクリックすると、ログイン ダイアログ ボックスが表示されます。 Trimble Identity およびパスワードを入力します。起動ダイアログ ボックスに、使用可能な構成が表示されます。

• [ ファイル > ライセンスサーバーの変更 ] から、または Tekla Structures の起動ダイアログ ボックスで [ ライセンスサーバーの変更 ] オプションをクリックすることによって、後でライセンスのタイプを変更することもできます。

オフラインでの使用

• パートナー は、アクティブなインターネット接続がない状態で 7 日間有効です。オンラインでサインインする際に、モデルを開き、[ Stay signed in ] チェック ボックスをオンにします。

• エデュケーション は、オフラインで 24 時間有効です。

• EPM モデラー は、オフラインで 24 時間有効です。

管理者向け

詳細設定 XS_LICENSE_SERVER_SELECTION を使用して、 Tekla Structures の起動時の動作をオーバーライドし、オプションを無効にすることができます。

• オンプレミスライセンスサーバーを使用 :これを機能させるには、ライセンス サーバー情報が既に指定されている必要があります。

• テクラオンラインライセンスを使用 : Tekla Structures に、 Trimble Identity へのサインインを求めるメッセージが表示されます。

この詳細設定が 1 または 2 のいずれかに設定されている場合、ライセンス サーバー情報が見つからないか、 Tekla Structures への接続に問題がある場合を除き、 Trimble Identity の起動時にダイアログが表示されません。値が 1 の場合には [ オンプレミスライセンスサーバーを使用 ] オプションが有効になり、2 の場合には [ テクラオンラインライセンスを使用 ] オプションが有効になります。この詳細設定を機能させるには、次のいずれかの方法を使用して設定する必要があります。

• Windows 環境変数:

  • Windows 10: [ 設定 ] を開き、“システム環境変数の編集” を検索して [ 環境変数 ] をクリックし、ユーザーまたはシステム変数を追加して、名前に XS_LICENSE_SERVER_SELECTION 、値に 1 または 2 と入力します。

  • 以前のバージョンの Windows: [ コントロール パネル ] を開き、[ システム > システムの詳細設定 > 環境変数 ] をクリックし、ユーザーまたはシステム変数を追加して、名前に XS_LICENSE_SERVER_SELECTION 、値に 1 または 2 と入力します。

  

  

• Tekla Structures の起動用のバッチ ファイル:

  • 次の内容でバッチ ファイル ( .bat または .cmd ファイル拡張子を持つテキスト ファイル) を作成します。

    set XS_LICENSE_SERVER_SELECTION=2

    start /D "C:\Program Files\Tekla Structures\2019\nt\bin\" TeklaStructures.exe

    exit /B 0

以下の記事も参照してください。

• 『 Tekla Structures ユーザー インターフェイスを使用せずにライセンス サーバー アドレスを設定する方法 』

• 『 Tekla account とモデル共有ライセンスの管理 』

Tekla License Borrow Tool を使用してライセンスを持ち出すには、ライセンス サーバーと、そのライセンス サーバーに固有の製品 ID ファイル ( .tpi ) を指定する必要があります。これらを 1 つのダイアログ ボックスで指定できるようになりました。

• Tekla License Borrow Tool を開きます。

• Tekla License Borrow Tool を初めて開いたときに、[ Setup ] ダイアログ ボックスが表示され、[ Server ] ボックスにライセンス サーバーのポート番号とホスト名 (コンピューター名) を port@hostname の形式 (例: 27007@server_hostname ) で入力できます。次に、[ Browse ] をクリックし、製品 ID ファイルを選択します。

  

  [ OK ] をクリックすると、 Tekla License Borrow Tool の [ Products ] 領域が更新され、利用可能なライセンスが表示されます。このライセンスを持ち出すことができます。

  

• ウィンドウには [ Setup ] という新しいボタンもあり、このボタンを使用してライセンス サーバーまたは製品 ID を変更できます。別のライセンス サーバーから持ち出すために再起動する必要はなくなりました。

• すべてのライセンスを同時に複数のライセンス サーバーに返却できるようになりました。

ライセンスの持ち出しの詳細については、「 Tekla Structures をオフラインで使用するためのライセンスの持ち出し 」を参照してください。