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共有モデルの自分のローカル バージョンを変更した後、同じモデルを使用している他のユーザーと変更を共有できます。
他のユーザーと変更を共有するには、変更をアウトすることで共有サービスに送信します。
他のユーザーが加えた変更によってモデルを更新するには、変更をインすることで共有サービスから取得します。アウトする前に、必ずモデルの最新の変更をインする必要があります。
モデルに変更を行っている間、他のユーザーがモデルをアウトできないようにするために、次回のアウトを予約することができます。
変更をアウトする前に、パケットのインが必要でない場合は、[ アウト ] アイコンに緑の矢印 が表示されます。この場合、即座に変更のアウトを実行できます。
変更をアウトする前に、インが必要なパケットがある場合は、[ アウト ] アイコンに灰色の矢印 が表示されます。
アウトを行うと、 Tekla Structures により、モデルが保存され、モデルの変更のパケットが作成されます。さらに変更が共有サービスにアウトされ、モデルが再度保存されます。
新しいデータと変更されたデータだけがアウトされます。変更をアウトしようとしたときに、他のユーザーが同じ変更を既に共有していて、それらの更新をまだすべてインしていない場合は、まずそれらをインするように求められます。インする新しいデータが存在しない場合、 Tekla Structures により変更がすぐに共有サービスにアウトされます。
モデルを共有しているユーザーの 1 人が [共有設定] ダイアログ ボックスで [ 変更コメントの書き出しを有効にする ] オプションを選択している場合、アウトしようとしている更新に関するコードまたはコメントを入力できます。
オブジェクトを削除し、削除を共有サービスに共有した場合は、削除が他のユーザーと共有され、削除されたオブジェクトは復元できなくなります。
複数のユーザーが同じオブジェクトを同時に変更した場合、最初に変更をアウトしたユーザーによる変更がモデルに追加されることに注意してください。
[ イン ] アイコンには、読み取ることができるパケット数 が表示されます。
モデルを共有しているユーザーの 1 人が [共有設定] ダイアログ ボックスで [ 変更を読み込むときに使用可能な更新を表示 ] オプションを選択している場合、[ イン ] アイコンをクリックしたときに [ 使用可能な更新 ] リストが表示されます。
このダイアログボックスには、使用可能なすべてのパケットが表示されます。フェーズごとにモデルの変更を確認する場合は、パケットごとに変更をインすることができます。すべての更新を一度に受け取る場合は、最新のパケットを選択すると、以前のパケットもすべてインされます。
インを行うと、共有モデルへの更新が、変更されたデータのみを含む増分パケットとして提供されます。自分の変更を共有サービスに再度アウトする前に、共有されているすべての変更をインする必要があります。
[ 共有設定 ] ダイアログ ボックスで [ 読み込み後に変更を表示 ] オプションをオンにすると、選択したパケットをインした後に、下部パネルに共有の変更のリストが表示されます。リストには、モデルへの影響に従って変更が表示されます。
共有で問題が発生した場合は、現在のモデル フォルダーと ..\Users\<user>\AppData\Local\Tekla DataSharing で、共有に関連する ログ ファイル を確認してトラブルシューティングを行います。
イン後、 Tekla Model Sharing でモデルの表示されるべきではないローカル バージョンが検出された場合は、 Tekla Structures からメッセージが表示され、変更は modelsharing.log に記録されます。この問題を解決するには、最寄りのサポートに連絡することをお勧めします。
次回のアウトを予約すると、モデルのすべてのユーザーのクイック アクセス ツールバーの [ アウト ] アイコンに黄色の矢印 が表示されます。マウス ポインターをアイコンに合わせると、次回のアウトを予約しているユーザーと [ アウトの予約 ] ダイアログ ボックスに記入されたコメントが表示されます。
次回のアウトを予約している間、その他のユーザーがアウトを行うことはできません。次回のアウトを予約しているときに別のユーザーがアウトを開始した場合、データ転送がまだ開始されていなければ、他のユーザーのアウトはキャンセルされます。アウトがキャンセルされた場合は、そのことがユーザーに通知されます。
アウトする前にインする必要がある場合があります。
アウトを行うと、クイック アクセス ツールバーの [ アウト ] アイコンの矢印が再度緑色 に変化します。他のユーザーが普通にアウトすることができるようになります。
アウトを行わずに、アウトの予約を解放することもできます。これを行うには、[ ファイル ] メニューで、[ 共有 > アウトせずに予約解除 ] をクリックします。24 時間以内にアウトを行わない、または予約を解放しないと、 Tekla Structures により自動的に予約が解放されます。管理者は、 Tekla Model Sharing 用の Management Console でいつでもアウトの予約を解放することができます。
モデルの変更の共有を自動化する場合、[ 共有自動化ツール ] カタログから アプリケーションとコンポーネント を使用できます。
共有自動化ツール は、まず変更をインしてからアウトし、それを成功するまで繰り返します。このツールは、インするパケットが多数あり、アウトを確実に行いたい場合や、オフィスへの到着時にパケットのインを完了させたい場合に便利です。
このツールを使用してインを自動化し、モデルの他のユーザーが行った変更によってローカル モデルが更新されるようにすることもできます。インを行う日付を選択し、時間を設定できます。
Tekla Structures を閉じるとライセンスが解放され、ライセンス管理に役立つ場合があります。
インを行う日付を選択し、時間を設定します。 [成功するまでアウト] を選択していない場合、インだけが行われます。
[成功するまでアウト] を選択している場合、インとアウトが行われた後、設定した日時にインの待機が開始されます。
ローカル モデルに共有したくない変更があり、一方で他のユーザーによる変更を取得する必要がある場合には、このツールを使用してインだけを行うと便利です。