コンクリート製作

Tekla Structures では、構想設計と詳細設計を、製造、プロジェクト管理、および効率的な情報共有と統合することで、さまざまなタイプのプレキャストコンクリート製品を適切なタイミングで適切な場所に効率的に提供することができます。

プレキャストファブリケーターの場合の目的は、モデリングから製作、また現場での施工までのプレキャスト施工プロセス全体を最適化し、各段階での間違いや無駄を最小限に抑え、また設計、生産、および現場施工を担当するプロジェクト当事者間のコラボレーションを向上させるのに役立つ機能を提供することです。

提供されている商品には、次のようなさまざまな製品があります。

ユニテクニック

ユニテクニック形式 (ユニテクニック社提供) は、プレキャストおよび金網の形状、また生産データをエクスポートする際に最もよく使用される形式です。ユニテクニック形式は、プレキャストパネルおよびスラブ、ならびにパレット循環方式で製造されたその他の製品、また溶接金網に適しています。

ユニテクニック形式は、UniCAM だけでなく、Leit2000 などのその他の業界ソリューションでも使用されています。

最も広範なプレキャストに関連した構成の Tekla Structures コアインストールでは、バージョン 5.0c ～ 6.1 のユニテクニックへのエクスポートがサポートされています。

エリプラン

エリプランは、機械メーカーの Elematic 社から提供されている ERP ソフトウェアです。ファイル形式 .eli には、CAM を使用した中空スラブの生産に関する生産データや形状も含まれています。

最も広範なプレキャストに関連した構成の Tekla Structures インストールでは、 Tekla Structures によるエクスポートとインポートの両方がサポートされています。

HMS

HMS は、中空製品向けの CAM ソフトウェアです。

Tekla Structures は、最も広範なプレキャストに関連した構成の Tekla Structures インストールに、 HMS ソフトウェアへのエクスポートを含めています。

BVBS

鉄筋の形状を German BVBS (Bundesvereinigung Bausoftware) 形式にエクスポートできます。エクスポートすると、ASCII 形式のテキストファイルになります。

カットおよび曲げ鉄筋、鉄筋グループ、溶接金網をエクスポートできます。これらは、四角形、ポリゴン、曲げなし、または曲げありのいずれかであり、カットが含まれている可能性があります。また、フックのエクスポートもサポートされています。

サポートされている BVBS 形式のバージョンは、2000 年以降の 2.0 です。

最も広範な構成の Tekla Structures インストールでは、 BVBS エクスポートがサポートされています。

UXML

UXML (ユニテクニック社提供) は、プレキャストパネルおよびスラブ、ならびにパレット循環方式で製造されたその他の製品、また溶接金網に適しています。

Tekla Structures では、ユニテクニック形式と UXML 形式の両方へのエクスポートがサポートされています。

UXML 向けのプレキャスト製品のエクスポートが Tekla Warehouse の拡張機能として提供されています。エクスポートを使用する手順については、「プレキャスト製品のエクスポート」を参照してください。

PXML

progressXML (PXML とも呼ばれる) というデータ形式は、プレキャストソリューションプロバイダーの Progress Group の一員である Progress Software Development によって開発されました。これは、階層構造の XML に基づいた、プレキャストまたは鉄筋の事前製作工場でのデータ生成、生産管理、スケジュールのためのデータ形式です。PXML には、生産で使用される製品形状、および関連プロセスを管理するための属性データ (ERP データ) の両方が含まれています。このデータ形式は特に次の 2 つの用途に使用されます。

製造元が異なるシステム間のインターフェイス
CAD/CAM システムのデータの内部 (専用) ストレージ

PXML は、詳細設計者の Tekla Structures と工場の Progress ソフトウェア (ebos、erpbos、ProFit、AviCAD など) との間で設計形状の取り込みを行うための主なデータ形式です。

PXML 向けのプレキャスト製品のエクスポートが Tekla Warehouse の拡張機能として提供されています。エクスポートを使用する手順については、「プレキャスト製品のエクスポート」を参照してください。