新しい [元に戻すの履歴] コマンドによるモデリングおよび図面の変更の取消

Tekla Structures 2018 では、実行したすべてのコマンドと変更が新しい [ 元に戻すの履歴 ] ダイアログボックスに表示されるようになりました。[ 元に戻すの履歴 ] ダイアログボックスでコマンドまたは操作を選択すると、複数のコマンドを一度に元に戻したりやり直したりして、モデル履歴を進んだり戻ったりできます。[ 元に戻すの履歴 ] リストでは、実行したり元に戻したりしたコマンドと変更を確認し、その変更を追跡できます。[ 元に戻すの履歴 ] はモデリングモードと図面モードの両方で使用できます。

[元に戻す] と [やり直し] コマンドは、これまでと同じように機能します。これらのコマンドを使用し、操作を 1 つずつ元に戻したりやり直したりすることができます。

元に戻すの履歴の使用方法

[ 元に戻すの履歴 ] ダイアログボックスを開くには、クイックアクセスツールバーの [元に戻す] および [やり直し] ボタンの横にあるボタンをクリックします。または、[ クイック起動 ] を使用してダイアログボックスを開きます。

目的	操作
コマンドを元に戻す	リストの任意の行をクリックします。元に戻す処理に時間がかかる場合、 Tekla Structures ではクリックされた行がハイライトされて選択されている行が示されます。選択したコマンドの後に行われたすべての変更が元に戻ります。リスト内の元に戻した変更の背景色が濃い灰色になります。
元に戻したコマンドをやり直す	リストで背景色が濃い灰色になっている行をクリックします。選択したコマンドの前に行われたすべての変更がやり直されます。
ブックマークを追加する	任意の行の上にマウスポインタを移動します。ブックマークアイコンが表示されます。ブックマークアイコンをクリックして特定のコマンドをマークします。ブックマークを使用して重要なコマンドまたは操作をマークします。後でモデルの変更に満足できなかった場合にそれらのコマンドまたは操作に戻すことができます。ブックマークを削除するには、ブックマークアイコンをもう一度クリックします。

目的

操作

コマンドを元に戻す

リストの任意の行をクリックします。

元に戻す処理に時間がかかる場合、 Tekla Structures ではクリックされた行がハイライトされて選択されている行が示されます。

選択したコマンドの後に行われたすべての変更が元に戻ります。リスト内の元に戻した変更の背景色が濃い灰色になります。

元に戻したコマンドをやり直す

リストで背景色が濃い灰色になっている行をクリックします。

選択したコマンドの前に行われたすべての変更がやり直されます。

ブックマークを追加する

任意の行の上にマウスポインタを移動します。ブックマークアイコンが表示されます。ブックマークアイコンをクリックして特定のコマンドをマークします。

ブックマークを使用して重要なコマンドまたは操作をマークします。後でモデルの変更に満足できなかった場合にそれらのコマンドまたは操作に戻すことができます。

ブックマークを削除するには、ブックマークアイコンをもう一度クリックします。

元に戻すの履歴ダイアログボックスでは、次の処理が実行されます。

実行したコマンドと変更がリストの上から順に一覧表示されます。最後に実行されたコマンドと変更はリストの一番下に表示されます。
モデルまたは図面で加えた変更に従って定期的に更新されます。
使用したコマンドの階層が作成されます。階層は最初にコマンドを実行したとき、リストのある時点までコマンドを元に戻したとき、別のコマンドを実行したときに作成されます。
リストでは階層が矢印でマークされます。階層の任意の時点までコマンドを元に戻すまたはやり直すことができ、前にやり直したコマンドも元に戻すことができます。

つまり、コマンドを元に戻した後も引き続きモデルで作業でき、最初に使用したコマンドまで戻すオプションがあるということになります。
元に戻したコマンドと変更は濃い灰色の背景色でリストに表示されます。

[ 元に戻すの履歴 ] リストは次の操作を行ったときにクリアされます。

モデルを上書き保存する
図面を開くまたは閉じる
オーガナイザーをモデルと同期する
Tekla Model Sharing を使用してモデルの変更を読み込むまたは書き出す
CIS/2 または SDNF インポートコマンドを使用する