テンプレート エディタは、バージョン 3.6 に更新されました。テンプレート エディタの操作性が大幅に改良され、複数のダイアログ ボックスを同時に開いたり、新しいアプリケーション ウィンドウで新しいテンプレートを開いたり、属性を検索したりすることができるようになりました。
テンプレート エディタのダイアログ ボックスと新しいテンプレート ファイルを複数開く
コンテンツ ブラウザー
先に固定を解除することなく、 コンテンツ ブラウザー のツリーを展開したり、折りたたんだりできるようになりました。
作業領域でどのオブジェクトを選択可能にするかを選ぶことができるようになりました (テキスト、線、シンボルなど)。これまでは、これらのオブジェクトの表示と非表示を コンテンツ ブラウザー のツリーで切り替えることしかできませんでした。
テンプレート エディタ 3.6 ではオブジェクト用の新しい選択ツールバーも追加されました。
新しい配置ツールバー
選択されたオブジェクトの右端、左端、上端または下端を合わせるコマンドを含む新しいツールバーが追加されました。
これまでは、これらのコマンドは [編集] メニューにしかありませんでした。
コピー フィールド (CopyField)
CopyField を使用して、実際の出力値をコピーできるようになりました。これまでは、フィールド式のみをコピーし、それを使用して値を計算することができました。
CopyField が含まれているコンポーネントと同じコンポーネントから値を取得できる場合は、その値が使用されます。
CopyField がヘッダーまたはページ ヘッダーで使用されている場合は、その後のコンポーネントから値が検索されます。
CopyField がフッターまたはページ フッターで使用されている場合は、その前のコンポーネントから値が検索されます。
CopyField が行で使用されている場合は、最初に前のコンポーネントから値が検索され、見つからなかった場合は後のコンポーネントから値が検索されます。
*** で値をカット
出力値フィールドがセルに収まらない場合は値がカットされていることを示す 3 つのアスタリスク (***) が表示されます。
たとえば、テンプレートの値フィールドの長さが 10 文字に制限されており、出力値が 11 文字以上である場合、値の末尾に *** が表示されます。
これまでは、値の一部が隠れていることを把握するのが困難でした。
ルール内の詳細設定の自動認識
if GetValue("ADVANCED_OPTION.XS_IMPERIAL")=="TRUE" then
": X= "+format(GetValue("START_X"),"Length","ft-frac", 1/16) + "ft-in"
else
": X= "+format(GetValue("START_X"),"Length","mm", 1)+" mm "
endif
ページのヘッダーとフッターを列の見出しとフッターとして使用
その他のテンプレート エディタの改良点
テンプレート エディタはデフォルトで最小化されなくなりました。
[ルール コンテンツ] ダイアログ ボックスの [REBAR] コンテンツ タイプの属性タイプは正しくありませんでした。この不具合は修正されました。
DWG ファイルで非表示のアイテムが、 Tekla Structures 図面テンプレートにインポートすると表示されることがありました。この不具合は修正されました。
これまで、列を使用した別々の行の定義が別々のテーブルの一部とみなされていました。この不具合は解消され、列を使用した行はこれまでどおり扱われるため、列を使用したすべての行が同じテーブルに属します。
テンプレート エディタのマニュアルが改良され、 IsSet 関数を値フィールド式にも利用できることが記載されるようになりました。 [関数] リストにはありませんが、式フィールドに手動で入力することができます。