テンプレート エディタ 3.6 の改良点

Tekla Structures
2018
Tekla Structures

テンプレート エディタ 3.6 の改良点

テンプレート エディタは、バージョン 3.6 に更新されました。テンプレート エディタの操作性が大幅に改良され、複数のダイアログ ボックスを同時に開いたり、新しいアプリケーション ウィンドウで新しいテンプレートを開いたり、属性を検索したりすることができるようになりました。

テンプレート エディタのダイアログ ボックスと新しいテンプレート ファイルを複数開く

  • 複数のプロパティ ダイアログ ボックスを一度に開くことができるようになりました。これにより、値フィールドを切り替えて値をコピーする作業をさらに速く行えます。

  • 新しいテンプレート ファイルを開くと、新しいテンプレート エディタ アプリケーション ウィンドウで開きます。これまでは、新しいテンプレート ファイルは現在のアプリケーション ウィンドウで開かれていました。

属性の検索

  • 属性リストの属性名と説明を検索できるようになりました。属性名の一部を入力できます。先頭からでなくてもかまいません。翻訳された説明を含む属性の説明も検索に含まれます。属性リストは、検索フィールドを入力する間その場でフィルターされます。

コンテンツ ブラウザー

  • 先に固定を解除することなく、 コンテンツ ブラウザー のツリーを展開したり、折りたたんだりできるようになりました。

  • 作業領域でどのオブジェクトを選択可能にするかを選ぶことができるようになりました (テキスト、線、シンボルなど)。これまでは、これらのオブジェクトの表示と非表示を コンテンツ ブラウザー のツリーで切り替えることしかできませんでした。

    テンプレート エディタ 3.6 ではオブジェクト用の新しい選択ツールバーも追加されました。

新しい配置ツールバー

選択されたオブジェクトの右端、左端、上端または下端を合わせるコマンドを含む新しいツールバーが追加されました。

これまでは、これらのコマンドは [編集] メニューにしかありませんでした。

コピー フィールド (CopyField)

  • CopyField を使用して、実際の出力値をコピーできるようになりました。これまでは、フィールド式のみをコピーし、それを使用して値を計算することができました。

  • CopyField が含まれているコンポーネントと同じコンポーネントから値を取得できる場合は、その値が使用されます。

  • CopyField がヘッダーまたはページ ヘッダーで使用されている場合は、その後のコンポーネントから値が検索されます。

  • CopyField がフッターまたはページ フッターで使用されている場合は、その前のコンポーネントから値が検索されます。

  • CopyField が行で使用されている場合は、最初に前のコンポーネントから値が検索され、見つからなかった場合は後のコンポーネントから値が検索されます。

*** で値をカット

  • 出力値フィールドがセルに収まらない場合は値がカットされていることを示す 3 つのアスタリスク (***) が表示されます。

    たとえば、テンプレートの値フィールドの長さが 10 文字に制限されており、出力値が 11 文字以上である場合、値の末尾に *** が表示されます。

    これまでは、値の一部が隠れていることを把握するのが困難でした。

Esc による中断

  • キーボードの Esc キーを押すと、現在の操作を終了するようになりました。これまで、 Esc キーではコピーとカットは中断されていましたが、ドラッグや延長は中断されていませんでした。

ルール内の詳細設定の自動認識

  • 属性 および 値フィールド と同様に、詳細設定も値フィールド式ダイアログ ボックスと行ルール ダイアログ ボックスから選択できるようになりました。選択リストのアイテムは定義ファイルとまったく同一になり、すべての大文字とアンダースコアが影響します。

    使用例:

if GetValue("ADVANCED_OPTION.XS_IMPERIAL")=="TRUE" then
 ": X= "+format(GetValue("START_X"),"Length","ft-frac", 1/16) + "ft-in"
 else
 ": X= "+format(GetValue("START_X"),"Length","mm", 1)+" mm "
 endif

ページのヘッダーとフッターを列の見出しとフッターとして使用

  • テンプレート出力の列見出しとしてページ ヘッダーを使用できるようになりました。これを行うには、新しいページ ヘッダー コンポーネント オプションである [列の適用] を選択します。ページ フッターも列フッターとして使用できます。

その他のテンプレート エディタの改良点

  • テンプレート エディタはデフォルトで最小化されなくなりました。

  • [ルール コンテンツ] ダイアログ ボックスの [REBAR] コンテンツ タイプの属性タイプは正しくありませんでした。この不具合は修正されました。

  • DWG ファイルで非表示のアイテムが、 Tekla Structures 図面テンプレートにインポートすると表示されることがありました。この不具合は修正されました。

  • これまで、列を使用した別々の行の定義が別々のテーブルの一部とみなされていました。この不具合は解消され、列を使用した行はこれまでどおり扱われるため、列を使用したすべての行が同じテーブルに属します。

  • テンプレート エディタのマニュアルが改良され、 IsSet 関数を値フィールド式にも利用できることが記載されるようになりました。 [関数] リストにはありませんが、式フィールドに手動で入力することができます。

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