Tekla Model Sharing では、変更を共有サービスに送信するために共有モデルでの次回の書き出しを予約することができるようになりました。次回の書き出しの予約は、他のユーザーが変更を上書きするような変更の書き出しを行えないようにする必要がある場合に便利です。そのような変更とは、モデルのナンバリング、モデル ベースラインの作成や、モデルのすべてのユーザーが使用できるようにする必要のあるその他の変更などがあります。

ビューワー の役割を持つユーザーを除く、共有モデルのすべてのユーザーは、 次回の書き出しを予約 できます。次回の書き出しを予約するには、[ ファイル ] メニューで [ 共有 > 次回の書き出しの予約 ] をクリックします。

[ 次回の書き出しの予約 ] コマンドによって [ 次回の書き出しの予約 ] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスに、書き出しを予約する理由についてのコメントを入力する必要があります。[ 予約 ] をクリックして書き出しを予約します。

次回の書き出しを予約すると、モデルのすべてのユーザーのクイック アクセス ツールバーの [ アウト ] アイコンに黄色の矢印 が表示されます。次回の書き出しを予約している間、その他のユーザーが書き出しを行うことはできません。マウス ポインターをアイコンに合わせると、次回の書き出しを予約しているユーザーと [ 次回の書き出しの予約 ] ダイアログ ボックスに記入されたコメントが表示されます。

モデルに変更を加えた場合は、[ ファイル ] メニューで [ 共有 > アウト ] をクリックします。[ 次回の書き出しの予約 ] ダイアログ ボックスで、変更についてコメントを入力し、[ 解放 ] をクリックします。書き出すと、[ アウト ] アイコンの矢印が再び緑色 に変わります。他のユーザーが普通に書き出すことができるようになります。

書き出しを行わずに、書き出しの予約を解放することもできます。これを行うには、[ ファイル ] メニューで、[ 共有 > 書き出しなしの予約の解放 ] をクリックします。

共有モデルの オーナー である場合は、書き出しを行うときに、 共有自動化ツール を使用してモデルのベースラインを作成することができるようになりました。ベースラインを作成すると、モデル全体が共有サービスに書き込まれます。

共有自動化ツール は [ アプリケーションとコンポーネント ] カタログで使用できます。書き出すときにベースラインを作成するには、[ 共有自動化ツール ] ダイアログ ボックスで [ ベースラインの作成 ] を選択します。

Tekla Model Sharing の操作の生産性が以前よりもはるかに向上しました。変更および干渉処理に加えられたさまざまな改良により、堅牢性と信頼性が向上しています。

• 不要な変更フラグが部材、製品、キャスト ユニット、パーツ カットに対して表示されなくなったため、変更の読み込みのリストがより正確になっています。
• モデル フォルダの変更はより的確に制御されます。
• 標準部材ナンバリングとすべてのマークの付け直しとのギャップに対処しました。