[ 進捗状況の表示 ] ツールを使用すると、特定の期間中のモデル オブジェクトのステータスを確認できます。

たとえば、[ 進捗状況の表示 ] を使用することで、部材のグループの架設スケジュールを異なる色で表示したり、特定の期間中に製作がスケジュールされている部材を識別したりできます。

進捗状況の表示を作成するには、日付ルールに基づくオブジェクト グループに適用する色と透明性の設定を定義しておく必要があります。

タスク管理 を使用して、部材と製品のタスクを定義することもできます。この場合、 タスクに基づいて 進捗状況の表示を作成できます。

特定の期間中のモデル オブジェクトの進捗状況を表示するための表示設定を作成します。

1. [ 管理 ] タブで、[ 進捗状況の表示 ] をクリックして、[ 進捗状況の表示 ] ダイアログ ボックスを開きます。
2. 表示の設定を変更します。
   1. [ オブジェクト表示 ] リストで、事前定義されているオブジェクト表示設定のいずれかを選択します。
   2. 日時を指定するスライダーの終了日と開始日を定義します。
   3. 時間ステップの長さを定義します。
3. [ ビューの自動再描画 ] チェック ボックスをオンにします。
4. [ 名前を付けて保存 ] ボタンの横にあるボックスに一意の名前を入力します。
5. [ 名前を付けて保存 ] をクリックして、表示の設定を保存します。
6. モデルで表示を参照するには、ステップ ボタンをクリックします。

進捗状況の表示の設定を別のモデルにコピーできます。表示設定ファイルは、モデルの \attributes フォルダに格納されており、ファイル名拡張子は .4d です。

1. モデルの \attributes フォルダで、コピーする表示設定を選択します。
2. 設定をコピーする場所を選択します。

   • 設定を別のモデルで使用できるようにするには、設定を目的のモデルの \attributes フォルダにコピーします。

   • 設定をすべてのモデルで使用するには、詳細設定 XS_PROJECT または XS_FIRM で定義されているプロジェクト フォルダまたは企業フォルダに設定をコピーします。

3. \attributes 、プロジェクト、企業の各フォルダにオブジェクトの表示設定ファイル ( .rep ) とオブジェクト グループ ファイル ( .PObjGrp ) をコピーして、すべてのファイルが正常に機能するようにします。
4. Tekla Structures を再起動します。

[ 進捗状況の表示 ] ツールを使用して作成した進捗状況の表示設定を削除します。

1. モデルの \attributes フォルダにある表示設定ファイルを削除します。

   進捗状況の表示の設定のファイル名拡張子は、 .4d です。

2. Tekla Structures を再起動します。

この例では、[ 進捗状況の表示 ] ツールを使用して架設スケジュールを表示する方法を示します。

1. ユーザー定義情報 [ 開始予定日 ] を使用している部材の架設スケジュールを定義します。
   1. 部材をダブルクリックし、プロパティ パネルに部材プロパティを開きます。
      
   2. [ UDA ] をクリックします。
   3. [ 進捗 ] タブで、[ 架設 ] セクションのユーザー定義情報 [ 開始予定日 ] の値を変更します。

      

   4. [ 開始予定日 ] チェック ボックスをオンにします。
   5. その他のすべてのチェック ボックスがオフになっていることを確認します。
   6. 同じ架設日を使用するすべての部材を選択します。
      Tip:

      部材をより簡単に選択できるように、部材の各グループに対して個別の 選択フィルター を作成します。

   7. [ 変更(M) ] をクリックします。
   8. モデル内の部材のグループごとにこれらの手順を繰り返します。

      部材のグループごとに異なる架設日を使用できます。

2. 架設スケジュールを表示するときにモデル内で表示するオブジェクトを定義するオブジェクト グループを作成して、表示対象のオブジェクトを選択します。
   1. [ 表示 ] タブで、[ オブジェクトの表示設定 ] をクリックして、[ オブジェクト表示 ] ダイアログ ボックスを開きます。
   2. [ オブジェクトグループ... ] をクリックして、[ オブジェクトグループ - 表現 ] ダイアログ ボックスを開きます。
   3. ユーザー定義情報 [ 開始予定日 ] がレビュー日と同じかそれ以前に設定されているすべてのオブジェクトを含んだオブジェクト グループを作成します。

      以下の設定を定義します。

      • [ カテゴリー ] リストで、[ オブジェクト ] を選択します。
      • [ プロパティ ] リストで、[ PLANNED_START_E ] を選択します。
      • [ 条件 ] リストで、[ 次と一緒または以前 ] を選択します。
      • [ 値 ] リストで、[ 日時の選択... ] を選択します。
      • [ 日付選択 ] ダイアログ ボックスで、[ レビュー日付 ] を選択し、[ OK ] をクリックします。
   4. [ 名前を付けて保存 ] ボタンの横にあるボックスに、グループの名前を入力します。たとえば、「 plan_same_or_before_review_date 」と入力します。
   5. [ 名前を付けて保存 ] をクリックします。

      

3. 架設スケジュールを表示するときにオブジェクトを表示する 方法 を定義する色および透明度の設定を使用して、選択したオブジェクトの色と透明度を定義します。
   1. [ 表示 ] タブで、[ オブジェクトの表示設定 ] をクリックして、[ オブジェクト表示 ] ダイアログ ボックスを開きます。
   2. 手順 2 で作成したオブジェクト グループの色と透明度の設定を定義します。
      • [ 行の追加 ] をクリックします。
      • [ オブジェクトグループ ] リストで、作成したオブジェクト グループを選択します。
      • [ 色 ] リストで、[ クラス別カラー表示 ] を選択します。
      • [ 透明性 ] リストで、[ 表示 ] を選択します。
   3. 残りの部材をモデル内で非表示にするために、色と透明性の設定の別のセットを定義します。
      • [ 行の追加 ] をクリックします。
      • [ オブジェクトグループ ] リストで、オブジェクト グループ All を選択します。
      • [ 色 ] リストで、[ クラス別カラー表示 ] を選択します。
      • [ 透明性 ] リストで、[ 非表示 ] を選択します。
   4. [ 名前を付けて保存 ] ボタンの横にあるボックスに、設定の名前を入力します。たとえば、「 planned_start_erection_date 」と入力します。
   5. [ 名前を付けて保存 ] をクリックします。

      

4. 表示の期間を定義します。
   1. [ 管理 ] タブで、[ 進捗状況の表示 ] をクリックして、[ 進捗状況の表示 ] ダイアログ ボックスを開きます。
   2. 時間ステップの長さを定義します。
   3. 日時を指定するスライダーの終了日と開始日を定義します。
   4. [ オブジェクト表示 ] リストで、手順 3 で作成したオブジェクトの表示設定を選択します。
   5. [ ビューの自動再描画 ] チェック ボックスをオンにします。
   6. [ 名前を付けて保存 ] ボタンの横にあるボックスに、表示の名前を入力します。
   7. [ 名前を付けて保存 ] をクリックして、表示の設定を保存します。

      

5. [ 進捗状況の表示 ] ツールを使用して、架設スケジュールを表示します。
   1. [ 管理 ] タブで、[ 進捗状況の表示 ] をクリックして、[ 進捗状況の表示 ] ダイアログ ボックスを開きます。
   2. [ 読み込み(L) ] ボタンの横にあるリストで、手順 4 で作成した表示設定を選択します。
   3. [ 読み込み(L) ] をクリックします。
   4. モデルで表示を参照するには、ステップ ボタンをクリックします。

      以下のイメージに、レビュー日を変更すると、どのようにオブジェクトが表示されるかを示します。

      レビュー日	表示
      11 月 2 日
      11 月 5 日
      11 月 8 日
      11 月 11 日
      11 月 14 日
      11 月 17 日
      11 月 20 日