このバージョンの製品ドキュメントはアーカイブされ、更新されなくなりました。
次の例の目的は、さまざまな規模の会社や組織におけるライセンス管理のガイドラインを示すことです。
社内で1人のユーザーだけが Tekla Structures を使用します。この場合、ユーザーは Tekla Structures とライセンスサーバーを同じコンピュータにインストールします。
ライセンスサーバーのインストールは簡単です。デフォルトのライセンスサーバー設定を使用できます。ライセンスサーバーと Tekla Structures が同じコンピュータ上で実行されるため、ユーザーはライセンスサーバーの設定を変更する必要はありません。
ライセンスサーバーを1台のコンピュータにインストールするので、 Tekla Structures を社外で使用するために、ライセンスを持ち出したり、VPN接続を使用したりする必要はありません。
社内に Tekla Structures ユーザーが3人います。ユーザーはそれぞれ異なる Tekla Structures 設定を使用するため、各ユーザーがライセンスを自分のコンピュータに別個にインストールし、必要なライセンスのみ認証します。
ライセンスサーバー管理者は必要ありません。ユーザーが自分のライセンスサーバーを管理します。
ユーザーはライセンスサーバーを自分のコンピュータにインストールするので、 Tekla Structures を社外で使用するために、ライセンスを持ち出したり、VPN接続を使用したりする必要はありません。
社内には10人の Tekla Structures ユーザーがいます。 これらのユーザーがさまざまな構成を使用するため、共通のライセンスサーバーを使用しています。
会社にはライセンスの使用に関する社内ポリシーがあり、ライセンスの管理に関する規則が含まれています。
メインユーザーの1人がライセンスサーバー管理者として割り当てられます。管理者は、ライセンスサーバーをインストールし、他のユーザーにサーバーのホスト名とポート番号を知らせます。ライセンスサーバー管理者は、サーバーの保守作業も実行します。
ユーザーの1人は頻繁に出張し、出張中も Tekla Structures が必要です。そのユーザーのコンピュータには、ライセンスサーバーが別途インストールされているため、 Tekla Structures をオフラインで使用するためにライセンスを持ち出したり、VPN接続を使用したりする必要はありません。
他のユーザーが Tekla Structures をオフラインで使用する必要がある場合は、ライセンスサーバーからライセンスを持ち出します。
2つのオフィスに50人の Tekla Structures ユーザーがいます。両方のオフィスに、それぞれライセンスサーバーがあります。
両方のオフィスで、ライセンスサーバー管理者が割り当てられます。ライセンスサーバー管理者は、ライセンスサーバーをインストールし、ライセンスサーバーの保守作業を行います。
会社には、ライセンスの使用に関する社内ポリシーがあります。ポリシーには、ライセンスの持出しが許可されるユーザーを定義するルールなどが含まれています。
Tekla Structures ユーザーの数が非常に多いので、ライセンスサーバー管理者は tekla.opt オプションファイルを作成して、ライセンスごとにアクセス権限を制御します。
数人のユーザーだけが、 Tekla Structures をオフラインで使用する必要があります。ライセンスサーバー管理者は、オプションファイルを変更して、ライセンスを持出す必要があるユーザーにのみライセンス持出しを有効にします。
1台のサーバーで障害が発生した場合、ユーザーは他のオフィスのライセンスサーバーに接続できます。ライセンスサーバーに使用可能なライセンスがある場合、ユーザーはライセンスを使用できます。